弥陀ヶ原,木道を南東へ進む(標高 1440m,鶴岡市),08:14-08:15
木道脇で花から実に変わった
コバイケイソウ(Veratrum stamineum,ユリ科 シュロソウ属)
を振り返って撮影。
その先で木道は右へ直角に折れる(鶴岡市),08:15-08:16
1枚目:昨年(2012.08.22,下段)姿を消していた「←至 月山旧参道,七合目 合清水小屋跡」と書かれた道標が復活していた。
昨年(2012.08.22)は車道側からこの旧参道へ入り,途中の湿原にある池塘で採集した後,ここまで上がってきた。
2枚目:もしかしたら旧参道の整備(草の刈り払い)が行われたかと思って,奥を覗いてみたが,草は昨年と変わりないようだった。
この道標は以下のように,2012年と2010年には姿が見えなかった。
最初は意図的に外したかと思ったが,どうやらそうではないようだ。おそらく雪害?
1枚目:2012年08月の様子(2012.08.22,09:08撮影)。
道標が外れていた。
2枚目:2011年07月の様子(2011.07.18,09:12撮影)。
道標が復活していた。
3枚目:2010年08月の様子(2010.08.28,09:17撮影)。
この時も道標が外れていた。
4枚目:2009年08月の様子(2009.08.26,09:15撮影)。
道標の表面はすっかり色褪せていた。
5枚目:2006年08月の様子(2006.08.03,09:19撮影)。
この時は,道標は真新しいように見えた。
弥陀ヶ原,御田原参篭所が迫る(鶴岡市),08:16
1枚目:ここでも実をつけた
コバイケイソウ(Veratrum stamineum,ユリ科 シュロソウ属)
が群生していた。
弥陀ヶ原,御田原参篭所手前(鶴岡市),08:17
コバイケイソウ(Veratrum stamineum,ユリ科 シュロソウ属)
弥陀ヶ原,御田原参篭所に着いた(鶴岡市),08:17
弥陀ヶ原,御田原参篭所(鶴岡市),08:18
1枚目:こちらが弥陀ヶ原を周回する木道へ入る方向。
2枚目:前方左の鳥居の先が月山登山道。右は「御田原神社」。
神社の右に「集印授与所,供養受付所」がある。
3枚目:こちらが御田原参篭所(注)。
中に入ったことはないが,出羽三山公式HPによると「宿泊人員最大35名まで」とある。
当然ながら個室はない模様。
注:ここはかつて「御田ヶ原小屋」(御田小屋)と呼ばれ個人が経営していたそうだ(〜昭和55年まで)。
その後,出羽三山神社が管理するようになって「御田原参篭所(または御田原参籠所)」となり,
これと御田原神社を合わせて「中之宮」と呼ばれるようになった,という
(渡辺幸任著,出羽三山信仰と月山筍,杏林堂漢方薬局,p.122, 2013より)。
鳥居の左手前にある「霊祭供養所」(鶴岡市),08:18
1枚目:こちらが「霊祭供養所」。右隣に「東日本大震災・・・」と書かれた板が立っている。
2枚目:
2009年08月の様子(2009.08.26,09:19撮影)。
2006年08月の様子(2012.08.03,09:22撮影)。
踏み石の上を歩いて弥陀ヶ原へ(鶴岡市→庄内町),08:19
2,3枚目:道沿いで咲く
コバギボウシ(Hosta sieboldii,ユリ科 ギボウシ属 )。
これより弥陀ヶ原北側を通る木道へ入る(庄内町),08:19-08:20
前回(2012.08.22)は,ここで左折して途中から御浜池へ向う遊歩道へ入った。
途中に点在する小湿原で採集したが,原生生物はあまり多くなかった。
また,一昨年(2011.07.18)は,そのまま直進してその先にある雪渓沿いを歩いた(その時はそこが御浜池へ向う遊歩道だと勘違いしていた)。
今回はこのまま直進して木道に入る。
問題は,なぜ左に雪渓のある斜面に向う道があるかだ。左のルートはかなり多くの人が歩いた道らしく,深く抉れている。
しかし,雪渓を眺めるためだけでそれだけ多くの人が行き来するというのはやや不自然だ。
今回,その本当の理由がこの後判明した。
すなわち,左の道もかつては月山へ向かう参道の一部だった,らしい。
今回はこの後,前回同様,車道側から旧参道へ入った。
ただし,前回と同じルートを歩いた訳ではなく,途中から別の参道跡?へ入った。
航空写真を見ると前回歩いた旧参道(地図に描いてある)の近くに別のルートが写っている(こちらは地図に描かれていない)。
その別ルートの周辺にもたくさんの池塘があるようなので,そこを目指したのだが,
その参道?(というか踏跡)はこの先にある雪渓のある斜面につながっていた。
すなわち,かつては八合目近くで参道が2本に分岐してらしいのだ。
そのうち片方は現在の東北自然歩道(旧参道)→弥陀ヶ原→月山登山道として残ったが,
もう片方は雪渓のある険しい場所を通るので,次第に歩かれなくなり,その後,車道ができて
旧参道じたいを歩く人が減ったため,険しいルートはほとんど歩かれなくなった,と考えられる。
2012年08月の様子(2012.08.22,09:12撮影)。
2011年07月の様子(2011.07.18,09:14撮影)。
2010年08月の様子(2010.08.28,09:23撮影)。
弥陀ヶ原,北側の木道を東へ(庄内町),08:20
わずかだが
ニッコウキスゲ(Hemerocallis dumortieri var. esculenta,ユリ科 ワスレグサ属)
が咲いていた。
弥陀ヶ原,木道から北〜東をパノラマ撮影(庄内町),08:20
現在は緩い坂を下っている。
その途中で北側の窪地を眺めると,斜面(1枚目左)に点々と咲く薄黄色の
ニッコウキスゲ(Hemerocallis dumortieri var. esculenta,ユリ科 ワスレグサ属)
の姿が確認できた。
なお,前方の窪地に岩が露出している場所や草の生えていない場所がわずかに見えるが,
あそこが御浜池へ向う遊歩道だ。
既述したように,前回(2012.08.22)はあそこを通って北東にある御浜池へ向う遊歩道を途中まで歩いた。
下段は,その時撮影したもの。
前回もこの辺ではニッコウキスゲが咲いていた。
2012年08月の様子(2012.08.22,09:13撮影)。
弥陀ヶ原,木道際で咲く花(庄内町),08:21-08:22
イワイチョウ(Fauria crista-galli,ミツガシワ科 イワイチョウ属)
とその上で交尾中の
??()
木道脇の小さな池塘(庄内町),08:22-08:23
1枚目:ここは以前採集したことがあるが,原生生物はあまりいなかった。
斜面にある池塘なので雪解け時に洗い流されてしまうためと思われる。
今回は,この後も採集ポイントがたくさんあるので,ここでの採集はしないことにした。
2枚目:水底には
カワモヅク(Batrachospermum)
の姿が見える。
御田原参篭所方向を振り返りつつ西〜北〜東をパノラマ撮影(庄内町),08:23
弥陀ヶ原,坂を上がり窪地を出る(庄内町),08:24
1枚目:2012年08月の様子(2012.08.22,10:02撮影)。
2枚目:2011年07月の様子(2011.07.18,09:56撮影)。
3枚目:2010年08月の様子(2010.08.28,09:43撮影)。
4枚目:2009年08月の様子(2009.08.26,09:30-09:31撮影)。
弥陀ヶ原の北側を通る木道を東へ(庄内町,現在位置),08:24
昨年(下段)に比べて今年は水量が多いようだ。
2012年08月の様子(2012.08.22,10:02撮影)。
2011年07月の様子(2011.07.18,09:57撮影)。
2010年08月の様子(2010.08.28,09:43-09:44撮影)。
2009年08月の様子(2009.8.26,09:31撮影)。
弥陀ヶ原の北側を通る木道を東へ(庄内町),08:24-08:25
1枚目:木道脇で咲く
ニッコウキスゲ(Hemerocallis dumortieri var. esculenta,ユリ科 ワスレグサ属)
と
2枚目:??()
Part V: | 弥陀ヶ原:北側の木道を東へ 2013.08.22, 08:25 - 08:35 |