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2010.08.28, Part IV

弥陀ヶ原:〜御田原参篭所

少し階段を上がったところで駐車場方向を撮影(鶴岡市羽黒町),09:06
白色の大型バスはさきほどは2台だったが,今は4台に増えている。 1台に50人以上乗れるはずなので,かなり大勢の人がまとまって上がってきたことになる。 信仰登山のためにやってくる白装束の人の姿はこれまでもときおり見かけたが, これほどの大人数を見たのは今回が始めてだ(注)。信仰の山はいまだ健在。

注:その後,色々調べた結果,事情が判明した。 出羽三山神社では8月26日から9月1日にかけて「秋の峰入り」という行事(山伏修行)が行なわれているらしく, この日は,全国から集った山伏達が月山登拝を行なう日だったらしい。 「秋の峰入り」に集まったのは162人だそうなので,大型バスが4台いたのもうなずける。

石造りの階段を上がる,前方に弥陀ヶ原の木道分岐がある(鶴岡市羽黒町),09:06

右は月山へ直行するコース,左は御田原参篭所を経由して湿原&登山道へ向うコース( 弥陀ヶ原,鶴岡市羽黒町),09:06

御田原参篭所へ向うコースを進む( 弥陀ヶ原,鶴岡市羽黒町),09:06

前回の様子(2009.8.26,09:02撮影)。

御田原参篭所へ向うコースを進む( 弥陀ヶ原,鶴岡市羽黒町),09:07
木道脇でイワイチョウFauria crista-galli)が一輪だけ咲いていた。

ロープに吊り下げられていた「足元に注意」,「右側通行」の案内( 弥陀ヶ原,鶴岡市羽黒町),09:08
これは昨年(2009.8.26)はなかったはず。 この後,案内板など,あちこちで設備が更新されていた。

左(北ないし北東)の木道を東へ( 弥陀ヶ原,鶴岡市羽黒町),09:08

休憩所が見えたところで前〜右をパノラマ撮影( 弥陀ヶ原,鶴岡市羽黒町),09:09
1枚目:休憩所。 2枚目:その先に御田原参篭所の建物が見える。

休憩所脇の池塘群( 弥陀ヶ原,鶴岡市羽黒町),09:10
休憩所に人が大勢いたのでベンチは撮影できなかった。

まずはベンチの前にある池塘で( 弥陀ヶ原,鶴岡市羽黒町,現在位置),09:10
下段は昨年同時期(2日違い)の同じ場所の様子。 今回よりもまだだいぶ緑が多い(カメラの違いも若干あるが,,)。 これも暑さのせい?


前回の様子(2009.8.26,09:07-09:08撮影)。

ベンチ前の池塘( 弥陀ヶ原,鶴岡市羽黒町),09:11
カップ付き指示棒を使って 採集(弥陀ヶ原-1a)。 原生生物(種数)は前回より若干多い程度。
観察された生物: クリプトモナス(Cryptomonas sp.), トラケロモナス(Trachelomonas volvocina), リピドデンドロン(Rhipidodendron), フセツボカムリ( Centropyxis aculeata), ディフルギア( Difflugia elegans D. oblongaDifflugia sp.), 共生藻を持つLesquereusia or other genus ?, アミカムリ(Nebela carinata?), 小型繊毛虫数種, コウガイチリモ( Pleurotaenium nodosum), ミカヅキモ(Closterium abruptum), ホシガタモ( Staurastrum sp.), ハタヒモ(Netrium digitus), カワモヅク(Batrachospermum), クロオコッカス(Chroococcus), シネココッカス(Synechococcus), メリスモペディア(Merismopedia), ミジンコ, ミジンコ(Sida sp.), ヒゲナガケンミジンコ,

その少し先にある別の池塘( 弥陀ヶ原,鶴岡市羽黒町),09:12
1枚目:今回の様子。 2枚目:前回の様子(2009.8.26,09:10撮影)。 3枚目:前々回の様子(2006.8.3,09:14撮影)。

水底にはカワモヅクが見える( 弥陀ヶ原,鶴岡市羽黒町),09:12-09:13
1枚目:ミヤマホタルイScirpus hondoensis)。 2枚目:水底にはカワモヅクの姿が見える。 3枚目:ここでも 採集(弥陀ヶ原-1b)
観察された生物: クリプトモナス(Cryptomonas sp.), トラケロモナス(Trachelomonas volvocina), ディフルギア( Difflugia elegans), 共生藻を持つLesquereusia or other genus ?, アミカムリ(Nebela carinata), 小型繊毛虫数種, 珪藻各種, ミカヅキモ(Closterium abruptum), ホシガタモ( Staurastrum dejectum?), カワモヅク(Batrachospermum), クロオコッカス(Chroococcus), ワムシ, イタチムシ,

その先の池塘はやや離れ過ぎているので採集不可( 弥陀ヶ原,鶴岡市羽黒町),09:14
2枚目:木道脇には干上がった池塘?


前回の様子(2009.8.26,09:12撮影)。

池塘の手前でパノラマ撮影( 弥陀ヶ原,鶴岡市羽黒町),09:14

木道脇の干上がった小さな池塘( 弥陀ヶ原,鶴岡市羽黒町),09:15
昨年(2009.8.26)ここにはまだ水があった。今回は湿り気はあるものの水はなかった。 その泥を 採集(弥陀ヶ原-1c)。 原生生物はごくわずか。
観察された生物: トラケロモナス(Trachelomonas volvocina), トラケロユーグリファ(Tracheleuglypha), 珪藻各種, ヒザオリ(Mougeotia), クロオコッカス(Chroococcus turgidus), ワムシ,


前回の様子(2009.8.26,09:12-09:13撮影)。

ここもパス( 弥陀ヶ原,鶴岡市羽黒町),09:16
2枚目:前回の様子(2009.8.26,09:14撮影)。

ここでで右に折れる( 弥陀ヶ原,鶴岡市羽黒町),09:17
昨年まであった「←至 月山旧参道,七合目 合清水小屋跡」の道標が無くなっていた。 2,3枚目:前回の様子(2009.8.26,09:15撮影)。 4枚目:前々回の様子(2006.8.3,09:19撮影)。

御田原参篭所へ向って南へ進む( 弥陀ヶ原,鶴岡市羽黒町),09:17-09:18
2〜4枚目:道端で咲くシロバナトウウチソウSanguisorba albiflora)。 今回はこれがとくに目立った。

御田原参篭所 中ノ宮の前には大勢の人が( 弥陀ヶ原,鶴岡市羽黒町,現在位置),09:19
(おそらく)参篭所の中に入り切れない人達が立ったままで読経?をしていた。ここでも時折法螺貝の音が。 下段&下々段はこれまでに撮影した画像。 人がいないとこんな様子。


前回の様子(2009.8.26,09:19撮影)。

2006.8.3,09:22撮影。

Part V: 弥陀ヶ原:御田原参篭所〜御浜池へ向う遊歩道
2010.08.28, 09:19 - 09:29