御田原参篭所へ向うコースを進む(
弥陀ヶ原,鶴岡市羽黒町),09:07
休憩所の先にも,木道周辺にいくつかの池塘がある。
が,どれも木道から離れ過ぎていて採集できない。
2011年07月の様子(2011.07.18,09:11撮影)。
御田原参篭所へ向うコースを進む(
弥陀ヶ原,鶴岡市羽黒町),09:07
木道近くに池塘のようにも見える水たまりがあった。
採集したかったが,今回は
昨日(2012.08.21),
蔵王 いろは沼でも採集しているし,
この後,弥陀ヶ原以外(御浜池へ向う遊歩道沿いの湿原&旧参道沿いの湿原)でも採集する予定がある。
持参したサンプリングチュープは25本だが,すでに昨日,いろは沼では8本を使用している。
残り17本のうち,さきほど2本使用しているので未使用は15本しかない。
弥陀ヶ原にはたくさんの採集ポイントがあるので,すべてで採集すると軽く15本を越えてしまう。
そうすると,新規の採集ポイントで使用できるチュープがなくなってしまうので,
今回は弥陀ヶ原での採集は控えなくてはならない。
と考えてここでの採集は止めた(注)。
注:しかし,結局,最後の月山旧参道沿いの湿原で採集した際,サンプリングチューブが足りなくなった。
やむなく,この弥陀ヶ原で採集したサンプルのうち,3本の中身を捨てて,月山旧参道沿いの湿原サンプル用として使用した。
正確には,中身を捨てたのは3本とも弥陀ヶ原のものにしたつもりだったが,
そのうちの1本はこの後,御浜池へ向かう遊歩道沿いの池塘で採集したものだったことに後で気づいた。
初めて採集したサンプルなので,捨てるべきではなかったのに,,惜しいことをした。
小さな池塘を横に見ながら御田原参篭所へ(
弥陀ヶ原,鶴岡市羽黒町),09:07
ここで木道は右へ直角に折れる(
弥陀ヶ原,鶴岡市羽黒町),09:08
直角に折れている理由は,ここは本来T字路であるためだ。左には月山の旧参道が続いている。
昨年と2009年,2006年には,ここに「←至 月山旧参道,七合目 合清水小屋跡」と書かれた道標が立っていた(下段の画像参照)。
2010年には一時消失していたが,昨年,2011年に復活した。
が,今回その道標がふたたび消えていた。
左へ入って旧参道を下がっていくと,途中に湿原が点在し,所々に池塘らしき場所があるように地図には描いてある。
今回はそこも訪れたいと考えていたのだが,この時は,道標が外れていたのと,この先がどうなっているか,この時点では
まったく情報がなかったので入るのを躊躇してしまった。
しかし,後述するように,この後,御浜池へ向う遊歩道沿いに点在する湿原を訪れた後,
いつも通り弥陀ヶ原をひととおり見て回って月山レストハウスに戻って食事をした。
その際,復路のバスまではまだ時間的にかなり余裕があったのと,GPSの地図を見て,
車道側からも旧参道に入れることに気づいて,こことは反対側から旧参道に入って途中の湿原にある池塘で採集した後,
ここまで上がって来ることができた。
1枚目:2011年07月の様子(2011.07.18,09:12撮影)。
2枚目:これは同年同日 08:52に撮影した七合目バス停の様子。
バス停の右に「七合目 合清水(ごうしみず)」と書かれた標柱が立っている。
1枚目:2010年08月の様子(2010.08.28,09:17撮影)。
道標が外れていた。
2枚目:2009年08月の様子(2009.08.26,09:15撮影)。
道標の表面はすっかり色褪せていた。
3枚目:2006年08月の様子(2006.08.03,09:19撮影)。
この時は,道標は真新しいように見えた。
木道の角から旧参道方向を撮影(
弥陀ヶ原,鶴岡市羽黒町),09:08
潅木と笹薮に覆われていて,まったく先が見通せない。
ふたたび御田原参篭所へ(
弥陀ヶ原,鶴岡市羽黒町),09:08
御田原参篭所へ向うコースを進む(
弥陀ヶ原,鶴岡市羽黒町),09:09
これもおそらくコバギボウシ(Hosta sieboldii)。葉は丸みがありやや大きいが,オオギボウシのそれに比べると,やはり小さい。
御田原参篭所へ向うコースを進む(
弥陀ヶ原,鶴岡市羽黒町),09:09-09:10
ミヤマセンキュウ(Conioselinum filicinum)?
御田原参篭所へ向うコースを進む(
弥陀ヶ原,鶴岡市羽黒町),09:10
ふたたびコバギボウシ(Hosta sieboldii)?
御田原参篭所に到着,ここを左へ(
弥陀ヶ原,鶴岡市羽黒町),09:11
2枚目:2011年07月の様子(2011.07.18,09:13撮影)。
3枚目:2010年08月の様子(2010.08.28,09:19撮影)。
「秋の峰入り」で「月山登拝」途中の大勢の山伏が御田原参篭所で祈祷していた。
左折した後の様子,踏み石の上を歩く(
弥陀ヶ原,庄内町),09:11
弥陀ヶ原へ(庄内町),09:11-09:12
道沿いに育つミヤマシシウド(Angelica matsumurae),もしくは,シシウド(Angelica pubescens)。かなり大きい。 2.5 m近くある。
ここで左折,いったん弥陀ヶ原を離れる(庄内町,現在位置),09:12
1〜3枚目:パノラマ撮影。弥陀ヶ原の木道は前方に続いている(2枚目)が,
まずはここを左折して御浜池へ向う遊歩道へ。
これまでは左折した後,そのまま北(1枚目左)へ向って進んでいた。
その先には08月でも雪渓が残ることがある傾斜した湿原がある。
当初はその先に御浜池へ向う遊歩道が続いていると思い込んでいたが,
昨年(2011.07.18)実際に歩いてみると,そこは明らかに御浜池へ向う遊歩道ではなかった。
その後,ネットで色々調べた結果,御浜池へ向う遊歩道の入口は左折してすぐの所にあることがわかった。
これまではロープ柵があるので前ばかり見て歩いたので,柵の外に遊歩道があることに気づかなかった(注)。
注:ロープ柵の外にある遊歩道を歩くのはやや躊躇したが,御浜池へは結構な数の人が行き来していることが徐々にわかった。
また,後出するように,遊歩道には簡単な木道(ないし,湿地に置かれた木材?)もあちこちに敷設されていた。
よって,ここのロープ柵は,弥陀ヶ原を見物に訪れた一般の訪問者が間違って侵入しないためのものと解釈できる。
実際,御浜池の手前は急傾斜でかなり危険なルート(鎖場や鉄梯子があるらしい)なので,
山を歩き慣れた人以外は近付かない方が無難だ。
2011年07月の様子(2011.07.18,09:14撮影)。
2010年08月の様子(2010.08.28,09:23撮影)。
御浜池へ向う遊歩道へ(庄内町),09:13
1,2枚目:左折した後の様子。パノラマ撮影。
1枚目:前方に横長の岩があるが,あの石の右手が御浜池へ向う遊歩道の入口らしい。
御浜池へ向う遊歩道へ(庄内町),09:13
その石の前まで来て右を見ると,このような景色が広がっていた。
ロープの先にじつにはっきりした遊歩道が続いていた。
これまではこのような道があることにまったく気づかなかった。
御浜池へ向う遊歩道を北東へ(庄内町),09:13
ロープ柵をくぐって歩き始めると,すぐ右に池塘があった。
やや離れているのと,この辺は全体が北に向って傾斜していて原生生物はあまり期待できないので,
採集は止めた。地図によれば,池塘がたくさんあるのは,ここよりずっと先だ。
御浜池へ向う遊歩道を北東へ(庄内町),09:14
ここではまだ
ニッコウキスゲ(Hemerocallis middendorffii var. esculenta)が咲いていた。
弥陀ヶ原ではすでに実に変わっていて花はなかった。
ということは,この辺は遅くまで雪が残っているのだろう。
以前(2009.08.26)
歩いた弥陀ヶ原の東側斜面でも,弥陀ヶ原では実に変わっていたのにそこだけニッコウキスゲが咲いていた。
どちらも弥陀ヶ原よりやや標高が低いので,弥陀ヶ原の影になることが多く,その分,雪が融けにくいのだろう。
御浜池へ向う遊歩道を北東へ(庄内町),09:14
チングルマ(Geum pentapetalum)の群生。
ただし,すでに皆,果穂に変わっている。
上記の弥陀ヶ原の東側斜面を訪れた時は,まだ花もあったが,ここでは花は見かけなかった。
その分だけ東側斜面よりは暖かいということだろう。
年による気候の差の可能性もあるので断定はできないが,,。
Part VI: | 御浜池へ向う遊歩道を北東へ 2012.08.22, 09:14 - 09:29 |