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2009.08.26, Part V

弥陀ケ原:御田原参篭所〜御浜池へ向う遊歩道〜北側の木道を東へ

御田原参篭所から左(東)へ向う遊歩道へ入る( 弥陀ケ原,鶴岡市羽黒町→庄内町,現在位置),09:19
1枚目:御田原参篭所から東側は庄内町になる。 2枚目:1枚目と同じ位置から振り返って御田原参篭所を撮影。 3枚目は前回の様子(2006.8.3,09:22撮影)。 3年前に比べると入口上の看板の文字が少しかすれている。 また,自販機の中身も多少変わっているようだ。

笹薮を抜けて弥陀ケ原の北側を通る木道へ( 弥陀ケ原,庄内町),09:20
2枚目:2006.8.3,09:23撮影。

左は御浜池へ向う遊歩道,まずはこちらへ( 弥陀ケ原,庄内町),09:20
1,2枚目:パノラマ撮影。 笹薮を抜けると前方は窪地になっていて,そこに降りていく木道がある。 左にも道があるが,地図を見るとこの先に「御浜池」がある。 これまで同様,まずは左へ。
下段は前回(2006.8.3)の様子。 この分岐周辺ではニッコウキスゲが咲いていた。 しかし,今回は8月下旬のためか,ニッコウキスゲは見当たらない(注)。 株そのものもなさそうだが,,。

注:この後,弥陀ケ原の東にある斜面沿いを歩いたが,そこではニッコウキスゲが今頃咲いていた(後出)。 チングルマやヒナザクラも花をつけていた。 前回は残雪があった場所で,周辺に比べて雪解けが遅いので開花時期も他よりも1ヶ月以上遅れるようだ。

2006.8.3,09:23撮影。

御浜池へ向う遊歩道を下る( 弥陀ケ原,庄内町),09:21

遊歩道周辺に咲く花々( 弥陀ケ原,庄内町),09:21
前回はこの道すがらにもニッコウキスゲが咲いていたが,今回は咲いた跡すら全く見当たらない。 替りにコバギボウシHosta albo-marginata)が目立っていた。

御浜池へ向う遊歩道を下る( 弥陀ケ原,庄内町),09:23

御浜池へ向う遊歩道を下る( 弥陀ケ原,庄内町),09:23
コバギボウシHosta albo-marginata)の群生。

御浜池へ向う遊歩道を下る,通行止めだった( 弥陀ケ原,庄内町),09:24
しばらく行くとロープが道を遮っていた。前回はなかったのだが,,。 ここで引き返すことにしたが,前回(2006.8.3)は この先にある雪渓を撮影してから戻ったので,今回も失礼してそこまで行かせてもらうことにした。

少し進んで前回(2006.8.3)雪渓があった場所を撮影( 弥陀ケ原,庄内町),09:25
1〜3枚目:広々とした窪地に出たところでパノラマ撮影。 前回はここに雪渓があったが,さすがに8月下旬ともなると雪は消えていた。 草原の中に遊歩道が続いているのがわかる。今なら先に進んでもさほど危険はないように思えるが,,。 通行止めになっている理由がわからないが,ひとまずここで引き返すことにした。 下段は前回(2006.8.3)の様子。
なお,前回はこの周辺で上記のニッコウキスゲの他,ハクサンチドリ,チングルマやヒナザクラが花を咲かせていたが, 今回はまったく見当たらない(上記のように,弥陀ケ原の東の斜面ではまだ咲いていた)。


2006.8.3,09:28,09:31撮影。

元へ戻る( 弥陀ケ原,庄内町),09:26
さきほどの分岐まで戻り,今度は左へ。窪地へ降りていく木道に入る。

弥陀ケ原の北側を通る木道を東へ,窪地に降りる(庄内町,現在位置),09:27
1枚目:今回の画像。 2枚目:前回同じ位置から撮影した画像 (2006.8.3,09:37撮影)。 当然だが景色はほぼ同じ。

木道周辺に点在する池塘( 弥陀ケ原,庄内町),09:27-09:28
2枚目:ここで採集(弥陀ケ原-2a)。 どういう訳かここは窪地なのに,干上がりかけていた。 この後,高台に上がった先の池塘には水が十分にあったのだが・・・。 低い位置にある池塘の水の方が先に干上がるというのはやや不思議。 この付近は傾斜しているので,水の流れがあるのかも知れない。 そういえば,この辺は前回もあまり原生生物がいなかった。 今回も他に比べると少なめ。 水の流れあるために流し出されてしまい,原生生物が定着しにくいのかも。
観察された生物: トラケロモナス(Trachelomonas volvocina), 小型繊毛虫数種, 珪藻各種, ツヅミモ( Cosmarium thwaitesii), ホシガタモ( Staurastrum brebissonii ?, S. wandae), イボマタモ( Euastrum ampullaceumE. cuneatum), Bambusina brebissonii, シネココッカス(Synechococcus), センチュウ,

木道周辺に咲く花々( 弥陀ケ原,庄内町),09:28
イワイチョウFauria crista-galli)。

木道周辺に点在する池塘( 弥陀ケ原,庄内町),09:29-09:30
1枚目:その先の池塘には水が十分あった。ここにはオタマジャクシもいた(2,3枚目)。 ここで採集(弥陀ケ原-2b)。 ここも原生生物は少ない。 下段は前回(2006.8.3)の様子。
観察された生物: クリプトモナス( Cryptomonas sp.), フセツボカムリ( Centropyxis aculeata), 小型珪藻各種, アステロコッカス(Asterococcus sp.), ボツリオコッカス( Botryococcus brauniiB. sudetica), サヤミドロ(Oedogonium), イボマタモ( Euastrum cuneatum), クロオコッカス(Chroococcus turgidus), シネココッカス(Synechococcus), ラブドデルマ(Rhabdoderma lineare), ミジンコ,


2006.8.3,09:38撮影。

弥陀ケ原の北側を通る木道を東へ,窪地を出る(庄内町),09:30-09:31
1枚目:ほどなく斜面を上がる。 2枚目:この付近の池塘も干上がりかけていた。ここは採集せず。

弥陀ケ原の北側を通る木道を東へ(庄内町,現在位置),09:31
1,2枚目:窪地から上がったところで進行方向をパノラマ撮影。 左に大きな池塘があるが,遠すぎて採集不可。 下段は前回(2006.8.3)の様子。


2006.8.3, 09:41撮影 (2枚目は振り返って御田原参篭所(御田ケ原参籠所,中ノ宮)方向を撮影したもの)。

弥陀ケ原の北側を通る木道を東へ(庄内町),09:32

木道脇の池塘( 弥陀ケ原,庄内町),09:32-09:33
2枚目:ここで採集(弥陀ケ原-3a)。 前回はここも原生生物は少なかったが・・・,今回はやや多め。
観察された生物: ディフルギア( Difflugia oblonga), Chlorobotrys, ボツリオコッカス( Botryococcus braunii), アステロコッカス(Asterococcus sp.), ミクロスポラ(Microspora), ヒザオリ(Mougeotia), カメガシラモ(Tetmemorus laevis), ウネリマクラ(Docidium undulatum), ミカヅキモ( Closterium idiosporumClosterium sp.), ツヅミモ( Cosmarium thwaitesii), ホシガタモ( Staurastrum wandae), イボマタモ( Euastrum cuneatum), ハタヒモ( Netrium digitusN. oblongum), クロオコッカス( Chroococcus pallidusC. turgidus), メリスモペディア(Merismopedia), シアノサルキナ(Cyanosarcina sp. ?,砂粒付き),


2006.8.3, 09:42-09:44撮影

木道脇の池塘( 弥陀ケ原,庄内町),09:34-09:36
1枚目:隣の池塘。近くに潅木がある。 2枚目:ここで採集(弥陀ケ原-3b)。 ここは前回よりも少なめ。 3枚目:前回の様子 (2006.8.3, 09:45撮影)。
観察された生物: ミドリムシ(Euglena mutabilis), ディフルギア( Difflugia oblonga), イカダモ(Scenedesmus), サヤミドロ(Oedogonium), グロエオチロプシス(Gloeotilopsis,注), ウネリマクラ(Docidium undulatum), ツヅミモ( Cosmarium globosumC. thwaitesii), ホシガタモ( Staurastrum sp.), イボマタモ( Euastrum cuneatum), フタボシモ(Cylindrocystis), メリスモペディア(Merismopedia), 注:「Sti」はStigeocloniumと誤認したため,正しくはGloeotilopsisだった。

Part VI: 弥陀ケ原:北側の木道〜東端の池塘へ向う木道
2009.08.26, 09:37 - 09:51