採集地で出会った生き物達 

ホソバウキミクリ Sparganium angustifolium

ミクリ科 ミクリ属


田代岳9合目湿原,木道を南西に向って進む(大館市), 2014.09.03, 12:10
次に現れた池塘にはミツガシワの姿がない。 かわりにあったのが ホソバウキミクリSparganium angustifolium,ミクリ科 ミクリ属)?


八幡平北西尾根,第2湿原(八幡平市), 2015.09.24, 13:30
1枚目:この池塘には ホソバウキミクリSparganium angustifolium,ミクリ科 ミクリ属) が生えている。
2枚目:その先を見ると,かつては水路だったと思われる場所に,点々と池塘,ないし,水たまりが続いていた。

八幡平北西尾根,第2湿原(八幡平市), 2016.09.02, 11:57
次に1つ上の池塘らしい池塘に移動。 この池塘には,周囲には見られない ホソバウキミクリSparganium angustifolium,ミクリ科 ミクリ属) らしき水草が生えている。 ここは第2湿原,池塘-b とする。

第2湿原,池塘-b(八幡平市), 2016.09.02, 12:01
1枚目: ホソバウキミクリSparganium angustifolium,ミクリ科 ミクリ属) の手前にあるのは,,,。
2枚目: ホソバウキミクリSparganium angustifolium,ミクリ科 ミクリ属)
3枚目: ??


アスピーテライン沿いの沼(仙北市),14:47-14:48
ほどなくして目指していた池に到着。 池の手前から道路と池をパノラマ撮影。 道路際にある池だ。というか,おそらくこの道路が整備される際にもとからあった池の一部が削られた可能性が高い。 というのは,以下のように道路際までコンクリート製の堤があるからだ。
水面を覆っているのは ウキミクリSparganium gramineum,ミクリ科 ミクリ属) ないし ホソバウキミクリSparganium angustifolium,ミクリ科 ミクリ属)

アスピーテライン沿いの沼(仙北市),14:48-14:49
1枚目:道路側からは直接池の水を採集するのは,途中に草がたくさんあるため無理。 2枚目:しかし,よく見ると,道路際に石とコンクリートで造った堤防のようなものが沼の方へ伸びていた。 道路側には溝のような場所もある。池の水位が上昇した際は,道路上に水が溢れないように,そこから外へ水を流し出すためのようだ。 そのコンクリートの上に上がって池端に近付くことができた。

アスピーテライン沿いの沼(仙北市),14:50
コンクリートの堤防から池をパノラマ撮影。 1枚目:道路側。 2枚目:手前にはミツガシワMenyanthes trifoliata)が。 その先にはスゲの仲間が育っていた。 池塘でよく見られる種類だ。これは期待できそう。
水面を覆っているのは ウキミクリSparganium gramineum,ミクリ科 ミクリ属) ないし ホソバウキミクリSparganium angustifolium,ミクリ科 ミクリ属)

アスピーテラインを南東へ(仙北市),13:03
左の車道沿いの沼では,6年前(2007.08.23)に採集したことがある。 原生生物はあまりいなかった。今回はパス。 下段・下々段はいずれも反対側から撮影している。 水面は ウキミクリSparganium gramineum,ミクリ科 ミクリ属) ないし ホソバウキミクリSparganium angustifolium,ミクリ科 ミクリ属) で覆われている。
なお,この後,帰路のバスに乗る前に八幡平山頂レストハウスで何冊かの本を購入したが, その中の一冊,「八幡平の不思議,高橋喜平92歳・新種アザミ発見」(高橋喜平著,岩手日報社,2005)に この沼の紹介文(97頁)があった。 そこには「県境の売店などで聞いてみても,無名の沼だという。無名では困るので,・・・姫沼と呼ぶことにした。」 と記してあった。 現時点で広く認知されている呼び名は不明だが,とりあえず,この本にしたがって以後は私も「姫沼」と呼ぶことにする。
2枚目:上記の「八幡平の不思議」の96頁には,これとほぼ同じ画像が掲載されている。 本の出版が2005年なので掲載された写真はこの画像よりおそらく10年以上前に撮影されたもののはず。 それを見ると,沼の先に見える樹木の先端部には現在よりもたくさんの枝葉が茂っている。 ということは本の画像が撮影されて以後,先端部の枝や葉が失われるような厳しい気候にさらされたと推察できる。 また,本の画像にはここに写っているウキミクリはまったくないが,文末(102頁)にわずかな数のウキミクリが姫沼のものとして紹介されている。 この10数年の間に徐々に増えてきたようだ。


弥兵衛平湿原(標高 1810-1830m,米沢市), 2007.07.01, 12:02
これはホソバウキミクリSparganium angustifolium)? 3枚目:12時を過ぎた。予定ではUターンするタイミングだ。 しかし,既述したように,今回は当初の予定よりも1時間早くスタートできたので,まだ若干余裕がある。 弥兵衛平湿原に入って間もないので,あともう少し先まで行ってみることにした。

弥兵衛平湿原,池塘に近付く(米沢市), 2011.09.08, 11:44
前回(上段)同様, 水面にはホソバウキミクリSparganium angustifolium)?らしき草が浮かんでいる。


さらに湿原の東側を通る木道を南へ( 弥陀ケ原,庄内町), 2009.08.26, 10:00-10:01
2枚目:ホソバウキミクリ?Sparganium angustifolium)。 前回(2006.8.3)と比べるとよく育っているのがわかる。


2006.8.3,10:07撮影。

さらに湿原の東側を通る木道を南へ( 弥陀ヶ原,庄内町), 2010.08.28,10:20

池塘の水面に浮かぶホソバウキミクリ( 弥陀ヶ原,庄内町), 2010.08.28,10:20-10:21
1〜3枚目:ホソバウキミクリ?Sparganium angustifolium)。 4枚目:池端を撮影。ここは深く落ち込んでいるので採集せず。

湿原の東側を通る木道を南へ( 弥陀ヶ原,庄内町), 2012.08.22, 10:31-10:32
ホソバウキミクリSparganium angustifolium
弥陀ヶ原では木道沿いの池塘で,このホソバウキミクリが育つのはここだけかも知れない。 ホソバウキミクリは, 弥兵衛平湿原でみたものが印象に残っている(下段,下々段)。

弥陀ヶ原,東側の木道を南へ(庄内町), 2013.08.22, 08:57
ホソバウキミクリSparganium angustifolium)? の育つ池塘の脇を通過する。

弥陀ヶ原,ホソバウキミクリ?の育つ池塘(庄内町),08:57
弥陀ヶ原では木道沿いの池塘で,この ホソバウキミクリSparganium angustifolium)? が育つのはここだけ,かも知れない。


いろは沼,池に育つ植物(上山市), 2010.08.27,12:00
ミヤマホタルイScirpus hondoensis)と ホソバウキミクリSparganium angustifolium)?


芳ヶ平(草津町), 2013.08.04, 12:26-12:27
手前の小さな池塘の水面に浮かぶ草。ウキミクリの仲間? ウキミクリSparganium gramineum,ミクリ科 ミクリ属 ) か ホソバウキミクリSparganium angustifolium,ミクリ科 ミクリ属 )

芳ヶ平,周回路の南側を東へ(草津町), 2013.08.04, 12:31
上と同じ池塘を北端からパノラマ撮影。 水面にはたくさんのウキミクリがある。 ウキミクリSparganium gramineum,ミクリ科 ミクリ属 ) か ホソバウキミクリSparganium angustifolium,ミクリ科 ミクリ属 )

芳ヶ平(草津町), 2013.08.04, 12:31
水面に浮かぶウキミクリを望遠撮影。


富士見田代にある大きな池塘(片品村), 2015.08.15, 12:52-12:53
1枚目:池際には ウキミクリの仲間, ホソバウキミクリSparganium angustifolium,ミクリ科 ミクリ属) ? が葉を浮かべていたが, 2枚目:実らしきものがたくさんついていた(望遠撮影)。 実のある部分だけ水面から立ち上がっている。

富士見田代の池塘(片品村), 2015.08.15, 13:24
実を付けた ホソバウキミクリSparganium angustifolium,ミクリ科 ミクリ属)?

 採集地で出会った生き物達 

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