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2006.08.03, Part V

弥陀ケ原:東側の木道〜南側の木道

東西&南北方向の遊歩道が交わるT字路へ戻る(弥陀ケ原,庄内町,現在位置),10:00
さきほどオゼコウホネNuphar pumilum var. ozeense)を撮影した池塘。 逆光で葉が光ってしまったので,逆方向から再度撮影。

オゼコウホネ オゼコウホネ

オゼコウホネに関する案内板(弥陀ケ原,庄内町),10:01
「氷河時代の植物」だそうである。そういえば,昨日(8/7),尾瀬を紹介するNHK番組を見ていたら, このオゼコウホネは「尾瀬と月山にしかいない」貴重な植物とのこと。真偽のほどは不明。

東西&南北方向の遊歩道が交わるT字路(今度は南=前方へ,弥陀ケ原,庄内町,現在位置),10:02-10:03

南北方向の遊歩道を南へ(弥陀ケ原,庄内町),10:04

南北方向の遊歩道を南へ(弥陀ケ原,庄内町),10:05-10:06
途中,木道が池塘をまたぐ場所がある。 ここで採集(弥陀ケ原の池塘-7-1)。 2枚目:ここにも カワモヅク(Batrachospermum)がいる。
観察された生物(8/4-8/6): アミカムリ(Nebela), ディフルギア( D. oblongaDifflugia sp.), ラッパムシ(Stentor), プロロドン(Prorodon), 共生藻を持つオフリディウム(Ophrydium), 珪藻各種, サヤミドロ(Oedogonium), ミカヅキモ( C. dianae?, C. intermedium), ツヅミモ( Cosmarium sp.), イボマタモ( E. affine?), Bambusina, カワモヅク(Batrachospermum), ミジンコ, ワムシ,
観察された生物(8/8): 太陽虫の一種, ディフルギア( D. elegans), フセツボカムリ(Centropyxis), ウロトリカ(Urotricha), クンショウモ(Pediastrum tetras), ミクロスポラ(Microspora), ウネリマクラ(Docidium undulatum), ミカヅキモ( C. ulna), ホシガタモ( S. polymorphum v. groenbladii), クロロコッカスかその仲間(Chroococcus)(ゲル鞘の表面を小砂が被う), メリスモペディア2種(Merismopedia), イタチムシ,

南北方向の遊歩道を南へ(弥陀ケ原,庄内町),10:07-10:08
途中にあった小さな池塘で採集(弥陀ケ原の池塘-8-1)。 ここは意外に少ない。周囲の様子(1枚目)を見ると,全体に左(東)側に若干だが傾いているように見える。 後述するように,東側に行く木道を辿ると,途中から急な下りとなっている。 この辺の水は東側へ流れやすく,その結果,原生生物は流し出されていないのかも知れない。
観察された生物: リピドデンドロン(Rhipidodendron), アミカムリ2種(Nebela carinataN. tincta), 珪藻各種, イボマタモ( Euastrum crassum), ハタヒモ(Netrium digitus), Bambusina, シネココッカス(Synechococcus), Gloeothece linearis, ワムシ,

途中にある東方向への分岐点(弥陀ケ原,庄内町,現在位置),10:09
前回来た時(2005.07.10)は,この東方向へ向かう木道はかなり遠くまで伸びているように見え, また,周囲はかなり濃い霧に覆われだしたのでパスした。 しかし,今回は天気も良く,多少時間にも余裕があるので,ここで左折(東へ)してみた。

途中の木道を東へ(弥陀ケ原,庄内町),10:09-10:10
1枚目:歩きだすと前方が若干落ち込んでいることがわかった。 2枚目:そして,すぐに木道は終わった。

途中の木道の端からの眺め(弥陀ケ原,庄内町),10:11
1,2枚目:その先は急な下りとなっていて,前方には草原が広がっていた。

途中の木道の端からの眺め(弥陀ケ原,庄内町),10:12
1,2枚目:上から見ると,一応,道は続いているようだが,途中が湿地状になっていて, 3枚目:右側にある残雪が溶けた水と土中から浸み出す水が流れ込んでいた。 しかし,全体に傾斜した湿原で,遊歩道沿いに池塘はなさそうだったので,ここで引き返すことにした。

分岐点へ戻る(弥陀ケ原,庄内町),10:12

分岐点を左折し南北方向の遊歩道をさらに南へ(弥陀ケ原,庄内町,現在位置),10:13

南北方向の遊歩道を南へ(弥陀ケ原,庄内町),10:15
ミヤマリンドウGentiana nipponica),

木道はここで右に折れる(南→西方向へ,弥陀ケ原,庄内町,現在位置),10:16
1枚目:ここが弥陀ケ原の木道の南東端。ここで右(西)へ方向転換する。曲る前の地点から周囲(南方向)をパノラマ撮影。

南側にある東西方向の木道を西へ(弥陀ケ原,庄内町),10:16
曲がった直後に,これから進む方向(西)を撮影。

南側にある東西方向の木道を西へ(弥陀ケ原,庄内町),10:16
曲り角のすぐ近くにある「池塘」の案内板。

南側にある東西方向の木道を西へ(弥陀ケ原,庄内町),10:17
ミヤマリンドウGentiana nipponica),

Part VI: 弥陀ケ原〜月山登山道
2006.08.03, 10:18 - 10:42