越後湯沢駅〜十日町駅〜森宮野原駅〜野々海池南端〜キャンプ場〜東岸沿いを北西へ〜野々海峠〜信越トレイルを西へ〜西マド湿原〜元へ戻る〜又右エ門堤〜野々海池南端〜道の駅 信越さかえ〜森宮野原駅〜十日町駅〜越後湯沢駅 (09:08 - 18:26)
Part I: | 越後湯沢駅(湯沢町) 2015.06.13, 09:08 - 09:12 |
Part II: | 越後湯沢駅〜十日町駅〜(湯沢町/十日町市) 2015.06.13, 09:17 - 10:51 |
Part III: | 〜森宮野原駅(/栄村) 2015.06.13, 10:55 - 11:34 |
Part IV: | 〜野々海池南端〜キャンプ場(栄村) 2015.06.13, 11:37 - 12:18 メキシコマンネングサ, エゾハルゼミ(音声) |
Part V: | キャンプ場〜野々海池東岸沿いを北西へ(1)(栄村) 2015.06.13, 12:19 - 12:31 ??, ミズバショウ,フキ |
Part VI: | 野々海池東岸沿いを北西へ(2)(栄村) 2015.06.13, 12:31 - 12:47 コバノミツバツツジ ? |
Part VII: | 〜野々海峠〜信越トレイルを西へ(1)(栄村) 2015.06.13, 12:49 - 13:03 コブシ ? |
Part VIII: | 信越トレイルを西へ(2)(栄村) 2015.06.13, 13:03 - 13:20 コブシ ?, イワカガミ,ブナ? |
Part IX: | 西マド湿原(栄村) 2015.06.13, 13:20 - 13:31 ??, イワカガミ,??,ミズバショウ |
Part X: | 元へ戻る(信越トレイル〜野々海池東岸沿い)(栄村) 2015.06.13, 13:31 - 14:10 ツクバネソウ, イワカガミ,ショウジョウバカマ?,??(音声),フキ |
Part XI: | 元へ戻る(野々海池東岸沿い〜南端)(栄村) 2015.06.13, 14:12 - 14:40 ツバキ, ??,コブシ |
Part XII: | 〜又右エ門堤(栄村) 2015.06.13, 14:41 - 14:54 |
Part XIII: | 野々海池南端〜道の駅 信越さかえ〜森宮野原駅(栄村) 2015.06.13, 14:55 - 16:26 タニウツギ |
Part XIV: | 森宮野原駅〜十日町駅〜越後湯沢駅(栄村/十日町市/湯沢町) 2015.06.13, 16:37 - 18:26 |
追加: | 採集したサンプルの観察(千代田区) 2015.06.14-06.19 |
今回は日曜日の天気が全国的に良くないという予報が出ていたので(実際そのとおりだった),
晴れの予報が出ていた前日の土曜日に採集に出た。
山形の 蔵王いろは沼 にするか,長野と新潟の県境にある野々海池の周囲にある湿原・湿地にするかで若干悩んだが, 予報では山形よりも長野・新潟の方が良かったので,野々海池に決めた。 野々海池は今回が初めての訪問になる。 野々海池の標高は1000mで,群馬県にある 大峰沼 と同じなのだが,雪の事情はまったく異なっていた。 大峰沼は5月初旬に訪れてもほとんど雪はないのだが,一方の野々海池がある栄村は豪雪地帯で知られている。 ネットにある画像を見ると,6月初旬だとまだかなり残雪があったので, これまで訪れるのを遅らせてきたのだが,もうそろそろいいだろうと考えて訪れることにした。の,だ,が。 上の画像でわかるように,まだ雪がたくさん残っていた。 それでも野々海池までは春先に除雪を行っていることもあり,路面に雪はなかった。 しかし,野々海池南端から野々海峠までの道路(温井野々海併用林道)には所々に残雪があった。 また,野々海峠から先の新潟県側の道路は全部がまだ雪に埋もれていた。 幸い,野々海峠から信越トレイルに入ると,尾根道ということもあって遊歩道の雪はほぼ消えていた。 途中にある窪地には雪渓があったし,両側の斜面にも大量の雪渓があったが, なんとか野々海池の北にある「西マド湿原」(以前の情報では,ししやち湿原となっていた,注1)まで辿り着くことができた(注2)。 注1:野々海池の北に湿原があることを知ったのはかなり前だが,その時は「ししやち湿原」として紹介されていた。 しかし,近年,ネットで検索すると「ししやち湿原」ではほとんど何もヒットしない(注1の1)。 そのため,この湿原の情報がまったくなかったので,訪れる前は本当に到達できるか不安だったが, 現地で「西マド湿原」の名前を初めて知り,あらためてこの名前で検索するとたくさんの情報がヒットした。 信越トレイルの途中にあるやや大きな湿原ということでトレイルを歩く人にはよく知られているらしい。 だだし,かつては湿原の周囲を歩けたはず(注1の2)だが,現在は,遊歩道と湿原が接する場所に 「植生保護のため立入禁止」と書かれた小さな案内があるだけで,それらしいルートは消滅?していた。 注2:今回は事前にタクシーの予約をせずに,森宮野原駅の近くにあるタクシー会社を訪れた。 しかし,あいにく予約が入っていたためにすぐには乗車できなかった。そのため,約30分遅れでスタートすることになった。 幸か不幸か,今回は飯山線の本数が限られているので,復路のスタート時刻を遅めにせざるをえず,滞在時間にかなり余裕があった。 そこで復路のタクシーも30分遅らせて,当初の予定通り現地(野々海池)での滞在 3時間を確保することができた。 ただし,歩いてみてわかったが,3時間では時間的にきつかった。あと30分以上は滞在時間を確保すべきだった。 次回訪れる際はそうしたい。 なお,大峰沼の場合,上毛高原駅からタクシーに乗車して大峰山登山口にある駐車場まで向うが,この標高差はおよそ500mほどで, タクシーでは10分余の距離になる(料金は2000円余)。 一方,森宮野原駅から野々海池までの標高差はおよそ700mだが, その前に森宮野原駅から西に2駅隣の平滝駅まで移動しなければならないので(注2の2),その分余計に移動距離が長くなる。 そのため,時間は約20分,料金は5000円ほどになった。 注1の1: 詳しく調べると,飯水教育会の刊行物として「野々海・貝立の自然(昭和57年)」という書籍の中に 「松田行雄 ししやち湿原植物群落」(184巻200頁,1982年)という文書があるらしいことだけはわかった。 注1の2:1970年代に撮影された航空写真を見ると,冬に撮影されたもので葉の落ちたブナ林はやや黒ずんで見えるが, 平坦な道には雪がつもり白いラインとして写っていた。その白いラインが野々海池の周囲にはしっかりあり, さらに「ししやち湿原」(現在は西マド湿原)の東縁にも幅は狭いがそれらしいラインがあるのが確認できた。 ただし,野々海池の方はラインの幅が結構あるので間違いなく池をめぐる遊歩道(注1の1の1)だと判断できるのだが, 「ししやち湿原」の方はかなり狭く,一部途切れ途切れなので,それが本当に遊歩道かは断定できない。 注1の1の1:車道から池をめぐる遊歩道へ入るルートが何ケ所かあるはずだが,今回は,道路から池側の斜面のほとんどは 厚い雪渓で覆われていた。そのため,もしあったとしても雪で覆い隠されていて確認できない状態だった。 次回は確認したい。ただし,すでに廃道になっている恐れもあるが,,。 ネットで検索しても,この池をめぐる遊歩道の情報が見つからない。 なので現在は廃道になっている恐れがかなり高い。 先日(2015.05.30) 訪れた根の上高原の2つの湖のように,池の周囲を歩けると楽しいはずなので, もし廃道になっているなら復活させてもらいたいものだ。 注2の2:平滝駅からタクシーに乗ればその分,時間もかからないし,料金も安くなるが, 平滝駅周辺にはタクシー会社がないし,平滝駅に戻った後,今回利用した「道の駅 信越さかえ」のような時間をつぶす場所もない。 ということで森宮野原駅からのスタートにした。 |