鶴岡市/庄内町
月山 弥陀ヶ原
Part VIII: 湿原西側の木道
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採集日:2009.08.26 ウオッちず で位置確認

ここが月山登山道の分岐,左が登山道(弥陀ケ原,庄内町,現在位置),11:02
1枚目:人が大勢いたので,やや慌てて撮影したためだろうが,ピンぼけ気味。 2枚目:これは前回(2006.8.3,10:31)撮影した画像。

月山登山道,今回はパス,そのまま西へ(弥陀ケ原,庄内町),11:03
2枚目:これは前回(2006.8.3,10:32)撮影した画像。

湿原南側の木道を西南西へ,左にも大きな池塘(無量の池)がある(弥陀ケ原,庄内町→鶴岡市羽黒町),11:03
1,2枚目:パノラマ撮影。 交差点を過ぎた後,左(南)側を見ると大きな池塘がある。これには「無量の池」という名前が付いている。 下段は前回(2006.8.3,10:34), 月山登山道側から撮影した「無量の池」。
なお,前回(2006.8.3)はここから先の弥陀ケ原では採集しなかった(注1)。 よって,これ以降のサンプルはすべて新規(注2)。

注1:前回(2006.8.3)は この後,月山の登山道の途中にある小さな池塘で採集したのみ。 その後は,この十字路から御田原参篭所へ降りるルートを経由して戻ったが,その径路には採集ポイントがまったくなかった。
注2:もしかすると,初回(2005.7.10,写真なし)にこの先で若干採集したかも知れない。 初回は,当初,最初湿原の北側を歩いたが,激しい濃霧と雨のため,途中で引き返した。 この時は当初100円ショップで購入したビニールのレインコートを着て歩いたのだが, 濃霧がレインコートの隙間から入って全身がびしょぬれになってしまった。 そこで,避難所となった月山レストハウスでより気密性の高い上下の雨具を購入し,再度,弥陀ケ原へ向かった。 その際,これから歩く湿原の南東側の木道を途中まで歩いた記憶がある(4年前)。 問題はその時,若干でも採集したか否かだが,その辺の記憶がない。


無量の池

湿原南側の木道を西南西へ(弥陀ケ原,鶴岡市羽黒町),11:03

湿原南側の木道を西へ(弥陀ケ原,鶴岡市羽黒町),11:04

右にやや大きな池塘を見ながら右にカーブ(鶴岡市羽黒町,現在位置),11:04-11:05
1〜3枚目:パノラマ撮影。北北東に向きを変える。 2枚目:北に御田原参篭所が見える。

木道脇にある小さな池塘(鶴岡市羽黒町),11:05
2枚目:ここで採集(弥陀ケ原-12)
観察された生物: キストディニウム(Cystodinium), クリプトモナス(Cryptomonas sp.), トラケロモナス(Trachelomonas volvocina), 小型鞭毛虫数種, アステロコッカス(Asterococcus sp.), アルスロデスムス( Arthrodesmus extensus), ツヅミモ( Cosmarium globosum), ホシガタモ( Staurastrum brebissonii?), フタボシモ(Cylindrocystis), クロオコッカス(Chroococcus turgidus), ケンミジンコ, ミジンコ, ワムシ, イタチムシ,

木道周辺に咲く花々(弥陀ケ原,鶴岡市羽黒町,現在位置),11:06
ウメバチソウParnassia palustris

湿原西側の木道を北北東へ進む,徐々に下りとなる(弥陀ケ原,鶴岡市羽黒町,現在位置),11:06

湿原西側の木道を北北東へ(弥陀ケ原,鶴岡市羽黒町),11:07
御田原参篭所が徐々に右に遠ざかっていく。

途中にある休憩所と「月山のお花畑」の案内板(弥陀ケ原,鶴岡市羽黒町),11:07

湿原西側の木道を北北東へ(弥陀ケ原,鶴岡市羽黒町),11:08

木道の両側に池塘が(弥陀ケ原,鶴岡市羽黒町),11:08

木道に接する池塘(弥陀ケ原,鶴岡市羽黒町),11:09
ここで採集(弥陀ケ原-13a)。 斜面にある池塘のためだろうが,原生生物(の種数)は少ない。
観察された生物: リピドデンドロン(Rhipidodendron), ディフルギア( Difflugia oblongaDifflugia sp.), ラッパムシ(Stentor multiformis), ミクロスポラ(Microspora), ミカヅキモ( Closterium abruptum), ハタヒモ(Netrium digitus)多数, ミジンコ, ワムシ, イタチムシ,

木道の右(東)側にあるやや大きな池塘(弥陀ケ原,鶴岡市羽黒町),11:10

木道の右(東)側にあるやや大きな池塘(弥陀ケ原,鶴岡市羽黒町),11:11
ここで採集(弥陀ケ原-13b)。 原生生物相はここも貧弱。
観察された生物: リピドデンドロン(Rhipidodendron), レンバディオン(Lembadion lucens), Chlorobotrys, サヤミドロ(Oedogonium), ウネリマクラ(Docidium undulatum), ハタヒモ(Netrium digitus), カワモズク(Batrachospermum), クロオコッカス(Chroococcus pallidus), シネココッカス(Synechococcus), メリスモペディア2種(Merismopedia), ワムシ,

木道の右(東)側にある小さな池塘(弥陀ケ原,鶴岡市羽黒町),11:11-11:12
水底には カワモズク(Batrachospermum), がたくさん。

木道の右(東)側にある池塘(弥陀ケ原,鶴岡市羽黒町),11:12

木道の右(東)側にある池塘(弥陀ケ原,鶴岡市羽黒町),11:13
ここで採集(弥陀ケ原-14)。 前出のサンプルと同じ。原生生物は少ない。
観察された生物: リピドデンドロン(Rhipidodendron), ディフルギア( Difflugia elegansD. oblonga), 共生藻を持つLesquereusia or other genus ?, シヌラ(Synura), サヤミドロ(Oedogonium), ツヅミモ( Cosmarium globosum?), グロエオチロプシス(Gloeotilopsis,注), クロオコッカス( Chroococcus pallidusC. turgidus), シネココッカス(Synechococcus), メリスモペディア(Merismopedia), ケンミジンコ, ミジンコ, 共生藻を持つ渦虫類,

湿原西側の木道を北北西〜北西へ(弥陀ケ原,鶴岡市羽黒町),11:14
非常に眺めが良い。

湿原西側の木道を北北西〜北西へ(弥陀ケ原,鶴岡市羽黒町),11:14

湿原西側の木道を北北西〜北西へ(弥陀ケ原,鶴岡市羽黒町),11:17

月山レストハウス裏手の木道分岐が近付く(弥陀ケ原,鶴岡市羽黒町),11:18

まもなく月山八合目駐車場へ戻る(鶴岡市羽黒町),11:18
新たに大型バスが3台,その右に小型バス?が1台停車していた。 小型バス?からは信仰登山のために訪れた団体がバスから降りている最中だった。

Part IX 月山八合目駐車場 2009.08.25, 11:19 - 13:07
目次 | 月山八合目駐車場〜弥陀ケ原入口入口〜御田原参篭所 御浜池分岐〜北側の木道北側の木道〜木道東端東側の木道〜湿原東斜面湿原東斜面東側〜南側〜登山道分岐湿原西側の木道月山八合目駐車場

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