鶴岡市/庄内町
月山 弥陀ヶ原
Part V: 東側の木道〜湿原東斜面
ここで採集されたサンプルの観察結果を Google で検索 お知らせ

採集日:2009.08.26 ウオッちず で位置確認

元のT字路に戻る,このまま湿原の東側を通る木道を南へ(弥陀ケ原,庄内町,現在位置),09:57
1,2枚目:パノラマ撮影。 左奥が月山山頂。 下段は前回(2006.8.3)の画像だが,この時は左(南東)の斜面に大きな雪渓があった。 今回はさすがに消えているが,この後,弥陀ケ原の東斜面を歩くと,その先に雪渓がいまだに残っていた(後出)。


2006.8.3,10:02撮影。

木道脇の池塘,これは離れ過ぎていて採集不可(弥陀ケ原,庄内町),09:57

湿原の東側を通る木道を南へ,「弥陀ケ原の植物の花期」の案内板(弥陀ケ原,庄内町),09:58

池塘の上を木道が通る場所(弥陀ケ原,庄内町),09:58-10:00
2枚目:ここで採集(弥陀ケ原-7)。 2〜4枚目:前回同様, カワモズク(Batrachospermum), が群生していた。 下段は前回(2006.8.3)の画像。 ほぼ同じ。
観察された生物: カリキモナス(Calycimonas physaloides), リピドデンドロン(Rhipidodendron), ウロレプタス(Uroleptus), 未同定の黄金藻(緑藻のChaetosphaeridiumに似た長い毛状の突起がある), 珪藻各種, グロエオチロプシス(Gloeotilopsis), カワモズク(Batrachospermum), ケンミジンコ, ミジンコ, ワムシ, センチュウ,


2006.8.3,10:05撮影。

湿原の東側を通る木道を南へ,高台に上がる(弥陀ケ原,庄内町),10:00

さらに湿原の東側を通る木道を南へ(弥陀ケ原,庄内町),10:00-10:01
2枚目:ホソバウキミクリ?Sparganium angustifolium)。 前回(2006.8.3)と比べるとよく育っているのがわかる。


2006.8.3,10:07撮影。

途中にある湿原の東端へ向かう木道の分岐,ここで左折(弥陀ケ原,庄内町,現在位置),10:01
1,2枚目:パノラマ撮影。 国土地理院の地図には左側のルートは描かれていないが,実際にはこのように木道が敷設されている。

左折した後の様子,右前方に大きな池塘が見える(弥陀ケ原,庄内町),10:02

木道脇の池塘,半分がミツガシワで覆われていた(弥陀ケ原,庄内町),10:02
残念ながら離れ過ぎているので採集不可。

木道末端の先に広がる景色(庄内町),10:03
1枚目:木道は途中で途切れる。その先はこのような状態。 2枚目:2006.8.3,10:10撮影。

弥陀ケ原の東側に広がるなだらかな斜面(庄内町),10:03
1〜3枚目:急な傾斜の手前まで進んで前方(東)をパノラマ撮影。 急傾斜の先には,ならだかな傾斜地が広がっている。 下段は前回(2006.8.3)の様子。 この辺までは前回とほとんど同じだが。。。


2006.8.3,10:11撮影。

弥陀ケ原の東側に広がるなだらかな斜面(庄内町),10:04-10:05
1〜4枚目:急傾斜を降りた所で周囲をパノラマ撮影。 下段は前回(2006.8.3)の様子。 ただし,急傾斜を降りずに撮影したものなので,位置関係がやや異なる。 前回は南東側の急傾斜沿いは残雪があり,踏み跡がぬかるんでいた。 そのため,前回は急傾斜を降りずに,引き返した。
が,今回は道はすっかり乾いているので,急傾斜を降りて先に進んでみることにした。


                         2006.8.3,10:12撮影。

急傾斜沿いの踏み跡を進むと池塘があった!(庄内町,現在位置),10:06
ほどなく踏み跡の右に池塘らしき場所が現れた。

急傾斜沿いの踏み跡を進むと池塘があった!(庄内町),10:07
しかし,近付いてみると水底には一度乾ききって,ひび割れが跡があった。 池塘には違いないが,これでは原生生物は期待できない。 ここで採集(弥陀ケ原東の斜面)。 予想通り原生生物はごくわずかしかいなかった。 いたのはこういった変化の激しい場所でよく見られる クラミドモナス(Chlamydomonas sp.)に近縁の クロロモナス(Chloromonas)の仲間。 それと シネココッカス(Synechococcus) が目立った。これもこういった環境でよくみつかる種類だ。
観察された生物: トラケロモナス(Trachelomonas volvocina), ウロトリカ(Urotricha), クロロモナス(Chloromonas), シネココッカス(Synechococcus), スティゴネマ(Stigonema), ワムシ,

踏み跡沿いに咲く花々(庄内町),10:07
ミヤマリンドウGentiana nipponica)。 前回(2006.8.3)は, 弥陀ケ原でも見られたが,今回は弥陀ケ原では見当たらなかった(時期が過ぎていたのだろう)。 しかし,ここではたくさん咲いていた。 弥陀ケ原よりも標高が低いが,ここは残雪が遅くまで残っているので,開花時期が遅れているようだ。 この後,他にも弥陀ケ原では8月初旬に咲いていて,今回(8月末)はすでに花が終わっていた様々な高山植物が ここでは今が盛りと咲いていた。

踏み跡沿いに咲く花々(庄内町),10:09
チングルマGeum pentapetalum)の群生。 ここでは花が終わって果穂になっていたが,この先ではいまだに花が咲いていた(後出)。

踏み跡沿いに咲く花々(庄内町),10:09
ふたたびミヤマリンドウGentiana nipponica)を撮影。 残念ながらピンぼけ。

踏み跡沿いに咲く花々(庄内町),10:12-10:13
1枚目:岩がゴロゴロした踏み跡を歩く。 2,3枚目:弥陀ケ原では見られなかった ニッコウキスゲHemerocallis middendorffii var. esculenta)が咲いていた。

踏み跡を辿って南へ(庄内町),10:14
砂混じりの裸地化した泥炭層の上を歩く。

Part VI 湿原東斜面 2009.08.25, 10:16 - 10:43
目次 | 月山八合目駐車場〜弥陀ケ原入口入口〜御田原参篭所 御浜池分岐〜北側の木道北側の木道〜木道東端東側の木道〜湿原東斜面湿原東斜面東側〜南側〜登山道分岐湿原西側の木道月山八合目駐車場

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