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2017.05.08, Part II

厳美渓(天工橋下流側)

厳美渓,階段の途中からの眺め(一関市),11:44
1〜3枚目:階段をさらに下ったところでパノラマ撮影。
さきほどより干上がった水たまりが目につきだした。


2015年07月の様子(2015.07.05,10:29撮影)。

2014年09月の様子(2014.09.02,10:35撮影)。

厳美渓,岩盤に降り,ここで一番大きな水たまりの前でパノラマ撮影(一関市),11:44
既述したように,今回は多くの水たまりが干上がっているように思えたが,よくよく見ると 2013年04月の時よりはましかも知れない。ただし,2013年04月は季節的に今回より1ヵ月早い。 一方同年の06月に訪れた際は,草が青々と茂っていた。今年も来月にはそうなるのだろうか?


2015年07月の様子(2015.07.05,10:29撮影)。

2014年09月の様子(2014.09.02,10:36撮影)。

2013年09月の様子(2013.09.09,14:43撮影)。

2013年06月の様子(2013.06.24,09:24撮影)。

2013年04月の様子(2013.04.13,10:30撮影)。

2012年10月の様子(2013.10.07,09:27撮影)。
白く濁っていた。 直前に日本列島を襲った台風17号(2013.09.30-10.01)の影響らしい。

2012年07月の様子(2013.07.28,09:25撮影)。 台風前はこうだった。

これ以前の様子は こちら

厳美渓,下流側の岩石段丘で一番大きな水たまり(一関市),11:45, 11:46, 11:48
1枚目:南側から全景を撮影。
2枚目:不安を覚えつつ 採集(厳美渓-01)。 しかし,これは杞憂だった。これまで比べるとやや少なめだが,それなりに結構いた。
3枚目:導電率は 21 μS/cm(29.8℃)。かなり低い。ここの水源がほとんど雨水であることを示している。
4枚目:pH を2つの同機種で測定。 上がこれまで使用してきたpH測定器だが,この数カ月,測定値が実際よりやや高めになっているような気がしていた。 そこで,今回は,同じ機種(下方の青色の●ラベルがついている方,予備として研究室に保管していた,これまであまり使用していない) で同時に同じサンプルを測定してどれくらい差がでるかを調べることにした。
結果は画像のようで,これまで使用してきたものは予備のpH測定器より「0.6」高めに表示された(7.87, 7.24)。 予想どおりだ。
この後も何度か試したが,常にこれまで使用してきた方が高めに表示された。 さらに気づいたのは,測定中,pHの値が安定するまでにかかる時間が予備の測定器より,使い続けてきた方が長い (安定するまでに時間がかかる)ということだ。何度も使用している間に装置が劣化してしまったようだ。 これでは,時間と手間がかかるカリブレーションしても意味がないだろう。 わずか1200円ほどの機器なので,買い直すことにした。 pH測定器は,もはや消耗品の時代だ(研究用機器としてはいまだに1万円以上するが,,)。

水たまりの先(北)へ進んでパノラマ撮影(一関市),11:49
2枚目:手前の水たまりの先,盛り上がった岩の中腹に御盆のような楕円形の窪みがある。 ここはこれまで10回訪れた訪れた際,いつも多少なりとも水があり草も生えていた場所だ。 それが今回は完全に干上がっている。これはどうしたことだろう?やや落胆してしまった。


2015年07月の様子(2015.07.05,10:33撮影)。

2012年10月の様子(2013.10.07,09:33撮影)。 2枚目の中央より上の水たまりに注目。

2012年07月の様子(2012.07.28,09:32撮影)。

厳美渓,天工橋下流側の岩石段丘(一関市),11:50
スミレViola mandshurica,スミレ科 スミレ属) が少しずつだが,所々で咲いていた。
ただし,既述したように,今日は風が強いのでじっくり構えて撮影できない。 アップダウンのある岩盤を移動する際は,風に押し倒されないよう細心の注意を払った。 とくに高低差のある所では両手も使って体を支えながら移動した。

これまでは常に水をたたえていた楕円形の窪み(一関市),11:50
ややアップで撮影。このように完全に干上がっていた。
詳しく調べると,2012年06月に訪れた際にも干上がっていた。よって今回を含めると,これまでに二度干上がったことになる。 ただし,その際も青々とした草は育っていた。一時的に干上がっただけだった。 今回は草が育つ前に干上がってしまったようだ。


過去の画像は こちら

その近くにある円筒形の甌穴(一関市),11:50, 11:51, 11:52
1枚目:ここは以前はザリガニの死体が入っていたこともあるが,結構な種数の原生生物が観察されている。 しかし,ここ数年は種数が極端に減ってしまった。 さきほどの楕円形の窪みが干上がった2012年06月にも,ここはしっかり水があったが,,。
2枚目:ここもほぼ干上がっていた。若干湿り気はあるが,,(たまっている落ち葉の下にわずかに泥水があった)。 今回は相当乾燥が続いたということのようだ。 これまでは甌穴の周囲に常にあったコケ類もほぼ消失している。
3枚目:水質測定は無理だが,とりあえずわずかに残った泥水を 採集(厳美渓-02)。 ここは今回も原生生物はわずかだった(種数)。


2015年07月の様子(2015.07.05,10:39, 10:40, 10:41撮影)。

2014年09月の様子(2014.09.02,10:43-10:44撮影)。

これ以前の画像は こちら

厳美渓(一関市),11:53, 11:53, 11:55, 11:56
1枚目:円筒形の甌穴の向い(磐井川側)にはいくつかの水たまりがある。その一つ。 水の様子が今までと違う。
2枚目:とりあえず 採集(厳美渓-03)
水の様子が違ったが,原生生物相は以前と同じだった。貧弱。
3枚目:導電率は 27 μS/cm(25.1℃)。結構低めだ。
4枚目;pHは 従来品が 7.12,予備器が 6.17。およそ1.0の差だ。結構大きい。 おそらく後者が正しい。

厳美渓(一関市),11:57
1,2枚目:その先の様子(パノラマ撮影)。
雨が降った際は,左(1枚目)の窪みを辿って雨水が川へ流れ落ちる場所だ。 途中の水たまりもすっかり干上がっている。藻塊が増えた跡があるのでしばらく雨が降らないうちに干上がってしまったと推察できる。

後ろを振り返って道路方向をパノラマ撮影(一関市),11:58
1〜3枚目:パノラマ撮影。

さきほどの干上がった窪みを望遠撮影(一関市),11:58
段丘の角に近い位置にあるので,近付くことはできない。

その先に見える磐井川の様子(一関市),11:58

厳美渓(一関市),11:59
今回はあまりに採集サンプルが少ないので,道路際を流れる水路の近くにある水たまりでも採集することにした。 ここは水路近くなので,原生生物はあまり期待できないのだが,やむをえない。 やや下がった位置にある窪みなので,すべらないよう注意しながら下へ降りた。
かなり干上がっているせいか,藻塊などが濃縮された状態でたまっている。

厳美渓,水路近くの水たまり(一関市),12:00, 12:01, 12:02, 12:03
1枚目:ここで 採集(厳美渓-04)。 ここは結構いた。
2枚目:導電率は 63 μS/cm(27.1℃)。 他に比べるとやや高め。干上がって濃縮されたためか,それとも,水路の近くなのでその影響を受けているか(増水した際に水路の水が 流れ込む?)。 後出するように,近くを流れる水路は,ここよりももっと高い導電率を示した)。
3枚目:pH は,これまで使ってきた測定器だと 6.88。予備器だと6.34。おそらく後者が正しい。
4枚目:現在地を確認。

Part III: 厳美渓(天工橋下流側〜上流側)
2017.05.08, 12:03 - 12:17