熱海駅〜川奈駅〜一碧湖駐車場〜沼池〜沼池駐車場〜一碧湖〜一碧湖バス停〜水無田バス停〜川奈駅〜熱海駅 (12:12 - 16:57)
Part I: | 熱海駅〜川奈駅〜沼池駐車場(熱海市/伊東市) 2016.11.26, 12:12 - 13:11 |
Part II: | 沼池西岸沿いを南へ(伊東市) 2016.11.26, 13:12 - 13:27 ゼンマイ, ホウノキ,アオキ |
Part III: | 沼池西岸〜南岸沿い(伊東市) 2016.11.26, 13:27 - 13:46 キヅタ? |
Part IV: | 沼池南岸〜東端(伊東市) 2016.11.26, 13:46 - 13:57 ヤブニッケイ, イタヤカエデ,??,アジサイ |
Part V: | 沼池北岸沿いを西へ(伊東市) 2016.11.26, 13:58 - 14:12 イエネコ |
Part VI: | 沼池北岸〜駐車場〜一碧湖南岸沿いを西へ(伊東市) 2016.11.26, 14:12 - 14:23 マガモ, ?? |
Part VII: | 一碧湖南岸沿いを西へ(伊東市) 2016.11.26, 14:23 - 14:34 ヒイラギ, ヒサカキ,ゼンマイ,??,イタヤカエデ,ヒドリガモ,ホシハジロ,??,ヤブニッケイ, ??,?? |
Part VIII: | 一碧湖南岸沿い〜十二連島(伊東市) 2016.11.26, 14:34 - 14:46 オオバン |
Part IX: | 十二連島〜紅葉広場〜一碧湖西岸から北岸へ(伊東市) 2016.11.26, 14:46 - 14:58 ??, テイカカズラ |
Part X: | 一碧湖北岸沿いを東へ(伊東市) 2016.11.26,14:59 - 15:13 クヌギ |
Part XI: | ボート乗り場〜一碧湖バス停〜水無田バス停〜川奈駅(伊東市) 2016.11.26, 15:14 - 15:47 ヤマユリ |
Part XII: | 川奈駅〜熱海駅(伊東市/熱海市) 2016.11.26, 15:48 - 16:57 |
追加: | 採集したサンプルの観察(千代田区) 2016.11.26, 11.29 |
今回は土曜日に採集を行った。 前日は遅くまで大学にいたので,なるべく近場ということで,これまで一度も訪れたことのない伊豆半島を選んだ。 出発の数日前にたまたま伊豆半島の地図を探したところ,伊東市に「伊豆の瞳」と呼ばれる湖(一碧湖)があるのを発見。 湖は一般に原生生物はさほど多くないので,一碧湖じたいにはさほど興味がわかなかったが, それに隣接して「沼池」と呼ばれる葦原?の多い水辺があった。 沼としては結構大きい。 水際に草地が多いのであれば原生生物が期待できる。 そして,なにより近い。 ということで一碧湖&沼池を目指した。 近いのでゆっくり自宅を出ても,十分早めに戻ることができた(東京へ戻ってから,自宅のある埼玉に戻る前に,大学にも立寄ったほど)。 訪れた一碧湖はおおよそ予想したとおりで,原生生物はあまりいなかったが, それ以上に期待はずれだったのは沼池の方だった。 見た目は,原生生物が多くいる 大峰沼 (みなかみ町)に似ていたので最初は期待したのだが,実際に水際で採集しようとすると, 水際は落ち葉だらけなので腐食質は多いものの,藻塊はおろか,水垢もみあたらない。 原生生物相は一碧湖よりもさらに貧弱だった。 考えられるのは,やはり葦原の存在だろう。 これまでの経験上,葦原のある水辺ではほとんど原生生物が観察できないことが多い。 その筆頭が 渡良瀬遊水地だ。 渡良瀬遊水地は,これまでに何度か訪れているが,最大で30種しか観察できていない。 沼池も渡良瀬遊水地と同じだった。残念。 また,今年から水質(電気伝導度=導電率,pH)を測っているのだが,pHはどちらもほぼ 7.0だった(下表参照)。 一方,導電率は湧水も含まれるらしい一碧湖は35 μS/cm前後だったが,沼池はほぼその倍の値を示した。 これは沼池の周囲には近くに住宅地などが比較的密集しているのが影響している可能性が高い。 一方の一碧湖側は,周囲に建物が無くはないが,比較的離れているのと,一般住宅ではなく学校などが点在している程度で, 人間生活の影響が若干少なめなのと,上記のように湧水があるらしいので,その分,電解質の濃度が低めなのかも知れない。
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