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1-5; Opalina sp. (japonica ?, x 200, x 400, 5; azure C stained; from feces of Bufo japonicus)
細胞全体に繊毛がある。繊毛列は斜めに走る。 細胞口をもたない。胞状の核が多数あるが、これらは 繊毛虫の核と異なり相互に同一のものである(二形核;大小核にわかれていない)。 また、kinetosome、および、 、繊毛下織(infraciliature)の構造も繊毛虫のものとは異なっている。 新しい繊毛は繊毛虫 と異なり、細胞先端部の falx に追加される。
また、細胞分裂が繊毛列間を縦走することでも繊毛虫と異なる。 細胞口器やその他の食物を摂取する構造はみれらない。 養分は pinocytosis によって細胞表面全体から取り込まれる。
細胞表層の構造は プロテロモナス (proteromonads)に似ている。
2分裂が基本だが、鞭毛をもつ2種の 異形配偶子 (anisogamous gametes; anisogametes)の 融合(syngamy;異形融合 (anisogamy))による有性生殖も知られている。
片利共生性で、大部分はカエルの腸管内に生息する。
綱,目,科はいずれも亜門と同じ。
プロトオパリナ属
Protoopalina核の直径は10μm以上。通常2個,それ以上の場合は対をなす。染色体が見える。
細胞の縦断面(長軸に対して直角の断面)は円形か楕円形。ゼレリエラ属
Zelleriella核の直径は10μm以上。通常2個,それ以上の場合は対をなす。染色体が見える。
細胞の縦断面(長軸に対して直角の断面)は扁平。セペデア属
Cepedea核は小さいが,数は多い。通常4個以上。対にはならない。染色質は網目状。
細胞の縦断面(長軸に対して直角の断面)は円形か楕円形。オパリナ属
Opalina核は小さいが,数は多い。通常4個以上。対にはならない。染色質は網目状。
細胞の縦断面(長軸に対して直角の断面)は扁平。
Metakaryota上門
クロミスタ門 Chromista
不等毛 (植物) 亜門 Heterokonta Luther, 1899
オパリナ綱 Opalinea Wenyon, 1926
(Hausmann & Hülsmann「Protozoology」2nd ed.)
真正鞭毛虫門 Zoomastigina
オパリナ綱 Opalinids
(「五つの王国」)
有毛根足虫門(肉質鞭毛虫門) Sarcomastigophora Honigberg & Balamuth, 1963
オパリナ亜門 Opalinata Corliss et Balamuth, 1963
オパリナ綱 Opalinatea Wenyon, 1926
オパリナ目 Opalinida Poche, 1913
(「An Illustrated Guide to the Protozoa」;「生物学辞典」;
「原生動物学入門」;「原生動物図鑑」)
Subdivisions
オパリナ目 Opalinida | Protoopalina | hexasoma, intestinalis, limnocharis |
ゼレリエラ属 Zelleriella | antilliensis | |
セペデア属 Cepedea | dimidiata | |
オパリナ属 Opalina | intestinalis, japonica, ranarum |
References