2属のみ。 一組または二組の不等鞭毛をもつ。 マスチゴネマ(mastigoneme)はない。各kinetosomesは rhizoplast と呼ばれる紐状の構造で結合 している。
細胞の後半部には、somatonemes と呼ばれる毛状構造で覆われている。これらはゴジル体で形成され 細胞表層へ運ばれる。また各々は subpellicular microtubules につながっている。
1個(または少数)のミトコンドリアがあるが、生毛体からは離れていて核の周囲に沿って湾曲する。 キネトプラスト類のように細胞体に沿って伸びない。 また、フォイルゲン反応陽性のキネトプラストもない。
すべて寄生性。世界中に広く分布し、両生類、爬虫類、哺乳類の小腸内に生息している。 シストが糞とともに排泄され他の宿主に移る。 病原性は不明。イモリやトカゲの腸管内に寄生するものはシストを形成する。Hausmann & Hülsmann (1996) では不等毛類(Heterokonta)に所属させている。
プロテロモナス属
Proteromonas****** カロトモルファ属
Karotomorpha******
Metakaryota上門
クロミスタ門 Chromista
不等毛 (植物) 亜門 Heterokonta Luther, 1899
プロテロモナス綱 Proteromonadea Grasse, 1952
(Hausmann & Hülsmann「Protozoology」2nd ed.)
有毛根足虫門(肉質鞭毛虫門) Sarcomastigophora Honigberg & Balamuth, 1963
鞭毛虫亜門 Mastigophora Diesing, 1866
動物性鞭毛虫綱 Zoomastigophora Calkins, 1909
プロテロモナス目 Proteromonadida Grasse, 1952 emend. Vickerman, 1976
(「An Illustrated Guide to the Protozoa」;「生物学辞典」;
「原生動物学入門」;「原生動物図鑑」)
Subdivisions
プロテロモナス目 | プロテロモナス属 Proteromonas |
lacertae |
カロトモルファ属 Karotomorpha |
References