筑西市(旧:下館市) |
母子島遊水地 |
ここで採集されたサンプルの観察結果を | Google で検索 | ! | お知らせ |
観察された原生生物名一覧(現在 9 種) |
採集日:2013.03.03 | ウオッちず | で位置確認 |
小貝川右岸沿いを南南西へ(筑西市),10:45
右は「西石田排水機場」(のはず)。
ここは左へ,ここから先は母子島遊水地(のはず)(筑西市),10:46
1枚目:前方で大きく左にカーブする。
3枚目:右側も堤防のようだ(注1)。
ここから南側は母子島遊水地なので,小貝川が増水した際には,
洪水を防ぐために,ここから南の耕作地に増水した水が流れ込むようになっている。
今回,下館駅をスタート地点にしたのは,この母子島遊水地を見るのが主な理由だった。
これまでいくつかの調節池(注2)(
荒川第1調節池(彩湖),
渡良瀬遊水地
(第1,第2,第3調節池),
田中調節池,
稲戸井調節池(対岸から眺めただけ),
朝霞調節池,
芝川第七調節池,
芝川第一調節池,
蛇島調節池,
等々)を見てきたが,最近になってここに母子島遊水地という大きな調節池があるのを知った。
そこで小貝川沿いを走るなら是非ここも見ておきたかった(注3)。
1,2枚目:遠くに高台になった場所に住宅が見える。
あそこは「旭ヶ丘」。母子島地区を遊水地にする際,あそこに盛土をして,この辺に住んでいた住民が集団移転したらしい。
注1:右は母子島遊水地の周囲堤。ここから先は囲繞堤(いぎょうてい,川と遊水地の間にある堤防)になる。
注2:調整池や遊水地と呼ばれることもあるが,最近は調節池と表現されることが多い。
先々週(2013.02.17)
訪れたばかりの
渡良瀬遊水地
も個々の堤防で囲まれたエリアは第1調節池,第2調節池,第3調節池と呼ばれる。
したがって,ここも母子島遊水地の替りに「母子島調節池」と呼んでもいいはずだ。
注3:これら以外に「菅生調節池」もある。ここは鬼怒川と利根川の合流点から北側のエリアで現在も工事が進行しているらしい。
これまで菅生沼のエリアが調節池になっていると思い込んでいたが,そうではなかった。
菅生調節池は菅生沼の南でまったく別だった。
菅生沼
はかつて2度(2002.4.28,
2006.12.02)
ほど訪れたことがあるが,菅生調節池は一度もない。
いずれ訪れてみたい。
小貝川右岸沿いを南東へ(筑西市),10:47
東向きになると進行方向に筑波山が見えた。
右に野球場がある地点で右へカーブし南向きとなる(筑西市),10:48
正面にあった筑波山(2枚目)が左へ移動していく。
左の山々は・・・。
筑波山(筑西市),10:49
わずかだが,山頂付近の山肌がわかるようになった。
ここで福島東幹線が小貝川を横断している(筑西市),10:49
1枚目:さきほどまで小貝川の左岸沿いを南下していた福島東幹線が,ここで川を横断して右岸側へ移動する。
対岸の鉄塔は塔マップによると「福島東幹線 358号」。
2枚目:送電線の下にあった標識。
「占用の目的 特別高圧送電線路(福島東幹線)上空横過」とある。
前方に車止めがあった(筑西市),10:50
右へ降りる道路もある。とりあえず先へ進んでみることにした。
右の鉄塔は「福島東幹線 359号」。
ここが母子島遊水地の越流堤だ(筑西市),10:50
越流堤は蛇籠でできていた。蛇籠堤というのだろうか?
これまで見てきた越流堤はコンクリート製(渡良瀬遊水地など)のものが多いが,
この蛇籠堤のタイプもあった。上記の朝霞調整池(下段)や芝川第一調節池(下々段)のものだ。
2010年04月の様子(2010.04.11,12:59撮影)。
左が朝霞調節池,右が新河岸川
2010年04月の様子(2011.05.08,11:15-11:16撮影)。
右手前が芝川,芝川の両側が芝川第一調節池。2,3枚目:対岸に見えるのが越流堤だ。
あの上を歩いた記憶があるのだが,その画像が見つからない。不思議不思議。
iPad mini で現在地を確認(筑西市),10:51
1枚目:先日訪れた渡良瀬遊水地の越流堤は,しっかり色分けされて表示されていた(2枚目)。
しかし,ここは普通の堤防として描いてある。
ということは,ここは越流堤ができる前に描かれたことになる。
いいかえると,この越流堤は比較的最近できたはずだ。いつだろう?(注)
2枚目:これが渡良瀬遊水地の第1調節池にある越流堤だ。青色で区別して描かれている
(2013.02.17,14:23撮影)。
注:母子島遊水地は昭和61年8月(1986.8)の台風10号による洪水を契機に遊水地化が進められたらしい。
国土交通省関東地方整備局による「小貝川改修事業」(2008.1.23)には,昭和62年着手,平成2年(1990)完成,とある。
23年前だ。しかし,越流堤は国土地理院の地図に描かれていないので,おそらく完成後に追加されたのだろう。
越流堤の一部を望遠撮影(筑西市),10:53
この越流堤は階段状の蛇籠でできている。
堤防に上がると,右に遊水地の南端にある池が見えた(筑西市),10:55
母子島遊水地の南端にある池を望遠撮影(筑西市),10:56
地図によってはあの池を「母子島遊水池」と記してある。ややこしい。
左側の鉄塔は「福島東幹線 362号」。
通常モードでパノラマ撮影(筑西市),10:57
1枚目:左前方に見えるのが「田谷川水門」。この後,あの脇を通る。
母子島遊水地,遊水地内の池へ(筑西市),10:57
あの池は比較的新しい人造の池なので,当初はパスするつもりだったが,せっかくここまで来たので,,,という気分になった。
ということで,堤防の右へ降りることにした。
母子島遊水地,遊水地内の池へ(筑西市),10:58
1〜3枚目:パノラマ撮影。
池の周囲には桜並木らしきものがあり,それに沿って遊歩道のようなものが敷設されている。
母子島遊水地,遊水地内の池へ(筑西市),10:59
ここからは草地を通って池へ近付くことにした。
最近野焼きをしたようだ。黒く焦げた葦の根元だけが池端まで広がっていた。
母子島遊水地,遊水地内の池へ(筑西市),10:59
野焼きされた葦原へ。
手前の桜を見ると,幹がかなり太い。
母子島遊水地,遊水地内の池へ(筑西市),11:00
足を踏み降ろすたびにザクザクと枯れた葦がくずれる音がした。
母子島遊水地,遊水地内の池(筑西市),11:02, 11:02, 11:03, 11:04
1,2枚目:池端にはわずかに水草があった。
3枚目:その辺で採集(母子島遊水地)。
観察された生物:
マルウズオビムシ(Peridinium),
渦鞭毛虫の一種,
トラケロモナス(Trachelomonas volvocina),
小型鞭毛虫数種,
棘毛類繊毛虫,
小型繊毛虫数種,
サヤツナギ(Dinobryon sertularia),
サヤミドロ(Oedogonium),
アオミドロ(Spirogyra),
羽付きワムシ,
ケンミジンコ,
小貝川右岸沿いを南〜南西へ(筑西市),11:08
堤防天端道路は右へ折れ,南西向きとなる。
田谷川水門の手前でさらに右へ折れ,西向きとなる(筑西市),11:10
標識で名称確認,「田谷川水門,たやがわすいもん」(筑西市),11:11
上と同じ位置で北側をパノラマ撮影(筑西市),11:11
さきほど訪れた池が左前方に見える。
左側の鉄塔は前にも撮影した「福島東幹線 362号」。
母子島橋の袂でパノラマ撮影(筑西市),11:13
橋の袂近くに2つの標識が立っていた。
1枚目:左の標識には「占用の目的 配電線母子島橋橋梁添架」,
2枚目:右の標識には「占用の目的 母子島橋」とある。
大谷川にかかる母子島橋を渡る(筑西市),11:13
橋の先を左折する。
左折したところでパノラマ撮影(筑西市),11:13-11:14
1枚目:母子島橋,
2枚目:前方に田谷川水門が見える。
3枚目:現在いるのは大谷川の右岸だが,前方で右にカーブした先は小貝川。
遠くに筑波山が見える。
女体山が次第に男体山の裏側へ隠れつつある。