鶴岡市/庄内町
月山 弥陀ヶ原
Part VI: 湿原南縁を西〜西南西へ
ここで採集されたサンプルの観察結果を Google で検索 お知らせ

採集日:2012.08.22 ウオッちず で位置確認

東側の木道を南へ進む(弥陀ケ原,庄内町),10:37
途中にある潅木地帯を通過。やや登り坂。

ここで右に折れ,南側の木道を西へ向かう(弥陀ケ原,庄内町,現在位置),10:38

2011年07月の様子(2011.07.18,10:42撮影)。

2010年08月の様子(2010.08.28,10:41撮影)。

2009年08月の様子(2009.08.26,10:45撮影)。

2006年08月の様子(2006.08.03,10:16撮影)。

右折した後の様子(庄内町),10:38
1枚目:左前方に「弥陀ヶ原湿原」の案内板がある。 3年前(2009.8.26)までは,ここに池塘の案内板があった


2011年07月の様子(2011.07.18,10:42撮影)。

2010年08月の様子(2010.08.28,10:41撮影)。

2009年08月の様子(2009.8.26,10:45-10:46撮影)。

GPSを確認(庄内町),10:39-10:40
1枚目:地図上の位置を確認。地図からは標高 1460 m余と読める。 この地図には,この先にある「月山天然記念物」と書かれた標柱の近くから南へ伸びる遊歩道が描いてある(注)。 残念ながらそのルートは現在は通れない(後出)。 2枚目:高度計は 1458 mを示している。ほぼ同じだ。

注: 現在の国土地理院の地図には,この後歩いた八合目に至る月山旧参道は描かかれていないが,このルートはしっかり描いてある。 ということは,このルートは比較的最近まで歩かれていたのではないだろうか? 少なくともロープ柵が張られる以前は歩くことができたはずだ。 ルート沿いにも池塘が点在しているので,できれば歩いてみたいのだが・・・。

弥陀ヶ原,南側の木道を西へ(庄内町),10:40

2011年07月の様子(2011.07.18,10:43撮影)。

弥陀ヶ原,南側の木道を西へ(庄内町),10:41
ここは木道の両側にやや大きな池塘がある。 とくに左は木道の下まで広がっている。ので左側の池塘で採集した。 が,この後,月山旧参道沿いの湿原で採集する際,サンプリングチューブが足りなくなったので, このサンプルを廃棄して,チュープを月山旧参道沿いの湿原のサンプル用として使用した。 よって今回はここのサンプルは無し。

弥陀ヶ原,南側の木道を西へ(庄内町),10:41-10:42
既述したように,池塘の先,左前方には「月山天然記念物」と書かれた標柱がある。

弥陀ヶ原,南側の木道を西へ(庄内町),10:42
この辺はキンコウカNarthecium asiaticum)がかなりたくさん咲いている。 曇っているのでくっきりした絵にならない。

「月山天然記念物」と書かれた標柱へ向う木道(庄内町),10:43
1枚目:画像でわかるように,標柱の右脇に南(頂上方向)へ向って潅木地帯が続いている。 あそこにがかつてのルート(踏跡)のはずだ。 人が歩くことで周辺が乾燥し,ルート沿いに潅木が育ったと思われる。 この後歩いた月山旧参道は,それがより著しかった。 長い間(おそらく1000年以上)歩かれた旧参道は,泥炭層がすべて流出し月山の岩肌が露出していた。 そして,参道の両側には潅木が人の背丈よりも高く成長していた。
2枚目:2011年07月の様子(2011.07.18,10:48撮影)。


2011年07月の様子(2011.07.18,10:49撮影)。

弥陀ケ原,南側の木道を西へ(庄内町),10:43
ここは木道の両側にたくさんの池塘がある場所。


2011年07月の様子(2011.07.18,10:50撮影)。

2010年08月の様子(2010.08.28,10:50撮影)。

この辺の木道は池塘の上に敷設されている(庄内町),10:44

弥陀ケ原,南側の木道を西へ(庄内町),10:44
ミツガシワMenyanthes trifoliata)とミヤマホタルイScirpus hondoensis)?が群生する池塘。

やや斜めに振り返って「池塘群」を撮影(庄内町),10:45

弥陀ケ原,南側の木道を西へ(庄内町),10:45
上空はすっかり厚い雲に覆われてしまった。薄暗いので色がまったくでない。


2011年07月の様子(2011.07.18,10:50撮影)。

2010年08月の様子(2010.08.28,10:50撮影)。

2009年08月の様子(2009.8.26,10:53撮影)。

2006年08月の様子(2006.8.3,10:25撮影)。

弥陀ケ原,南側の木道を西〜西南西へ(庄内町),10:46
この辺でゆっくりしたいところだが,今日の雲行きだと最悪雨になるかも知れない。 薄暗いので写真撮影には最悪だし,サンプリングチューブは残りあと2本しかないので,採集したくとも採集できない。 ということでここからは早歩きで進むことにした。

弥陀ケ原,南側の木道を西〜西南西へ(庄内町),10:46-10:47
といいつつも,この辺はかつてゴルフボールほどの大きさの オフリディウム(Ophrydium) の群体を撮影したところ(注1)なので,つい採集してしまった 採集(弥陀ケ原-5)。 サンプリングチューブはついに残りあと1本(注2)。
観察された生物: ディフルギア( Difflugia oblonga), 共生藻を持つチラキディウム(Thylakidium), 珪藻各種, ヒザオリ(Mougeotia), ウネリマクラ(Docidium undulatum), ツヅミモ( Cosmarium globosum), ハタヒモ( Netrium digitusN. oblongum), クロオコッカス( Chroococcus pallidusChroococcus sp.), ミジンコ, ケンミジンコ, イタチムシ,

注1:正確にはここより少し先の池塘。形が似ているのでつい間違ってしまう。
注2:この後,月山旧参道沿いの湿原で採集した訳だが,この時点では,月山旧参道を歩けるかどうか確信がなかった。 御田原参篭所の手前にも旧参道の入口があるのだが,既述したように,そこを通った際には旧参道がどうなっているか まったくわからないので入るのを躊躇した。 この時点では,月山旧参道を歩けなかった場合は,サンプリングチューブが無駄になると考えていたので, つい採集してしまったのだった。


2011年07月の様子(2011.07.18,10:59撮影)。

2010年08月の様子(2010.08.28,10:56撮影)。

弥陀ケ原,南側の木道を西〜西南西へ(庄内町),10:47
エゾシオガマPedicularis yezoensis)?

弥陀ケ原,南側の木道を西南西へ(庄内町),10:48
急ぎ足で進む。

弥陀ケ原,南側の木道を西南西へ(庄内町),10:49
急ぎ足で進む。

右(北)に大きな池塘がある(庄内町,現在位置),10:49
1,2枚目:ここは湿原の南端中央部付近。 この少し先に月山登山道との交差点がある。 3枚目:GPSの高度計は 1463 mを示している。 4枚目:地図上のポインタからは1465 m 付近と読める。ほぼ一致した。


2011年07月の様子(2011.07.18,11:09撮影)。

2010年08月の様子(2010.08.28,11:01撮影)。

2009年08月の様子(2009.8.26,11:00撮影)。

木道の両脇に池塘がある場所を通過(庄内町),10:49
ここも採集ポイントなのだが,今回はそのまま通過。

Part VII: 登山道分岐〜八合目駐車場 2012.08.22, 10:50 - 10:59
目次 | 八合目駐車場〜木道分岐木道分岐〜御田原参篭所北側湿原北縁を東へ北東端の木道を往復湿原東縁を南へ湿原南縁を西〜西南西へ登山道分岐〜八合目駐車場

HOME | 研究資料館 | 採集の記録 | 採集地ごとの生息情報 | 山形県の他の地域