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2013.11.23, Part V

長瀞 岩畳南端(1)

長瀞 岩畳南端,高台からの眺め(長瀞町),12:34-12:35
川近くにある採集ポイント,NT-31へ。 前回(2013.09.22,下段)は岩の上にあった竿が倒れていたが,復旧していた。


2013年09月の様子(2013.09.22,14:42撮影)。

2013年07月の様子(2013.07.14,14:34撮影)。

2013年05月の様子(2013.05.04,13:35撮影)。

長瀞 岩畳南端,赤く色付く小さな葉の樹木?(長瀞町),12:35
今回はこれが目についた。 これは??

長瀞 岩畳南端,NT-31(長瀞町),12:36
前回まで奥にあったロープが窪みの中に移動していた。 ロープがくくりつけてあった可動式の柵が手前に落ちたためにロープも移動したようだ。


2013年09月の様子(2013.09.22,14:43撮影)。

長瀞 岩畳南端,NT-31(長瀞町),12:37-12:38
1枚目:いつもの場所で 採集(長瀞 岩畳,NT-31)。 死んだ(あるいは死にかけた)魚や無脊椎動物を食べるという肉食性の繊毛虫, オフリオグレナ(Ophryoglena) がたくさんいた。 これは珍しい。 おそらく,荒川が増水した際にここに魚の死骸などが運ばれてきて,それを食べて増殖したのだろう。 あくまで可能性だが・・・。
2枚目:岩の近くにある小さな木に枯草がたくさんひかっかっていた。 ここまで川の水位が上がったということだろう。いつ? 前回(2013.09.22)は無かったように思うのだが,,。 とすると10月前後の台風? 国土交通省の 水文水質データベース によると, 近くの親鼻観測所の水位は,9月と11月の水位は最高で1.6m程度だが, 10月16日の午前7時に5.13mを記録している。 通常より3.5mほど水位が上昇したことになる。 だとすると,ここが水を被った可能性はありえる。
10月16日は伊豆大島で大規模な土砂災害を起こした台風26号が関東地方に最接近した日だ。 やはり台風の影響は大きい。 一方,この後訪れたNT-01, NT-02ではさほど影響はなかったようだ(後出)。 ここ(NT-31)は荒川により近く,NT-01, NT-02に比べてや標高もやや低いので, 水を被りやすいようだ。原生生物が少ないのもそのためだろう。
観察された生物: オフリオグレナ(Ophryoglena marina), キネトキルム(Cinetochilum margaritaceum), 小型繊毛虫数種, シヌラ(Synura), マルロモナス(Mallomonas sp.), ヒザオリ(Mougeotia), アオミドロ(Spirogyra), ホシミドロ(Zygnema),

長瀞 岩畳,NT-31の北にある水たまり(長瀞町),12:39
前々回同様,水がなかった。前回(2013.09.22)は撮影しなかった。


2013年05月の様子(2013.05.04,13:38撮影)。

2013年04月の様子(2013.04.04,12:01撮影)。

2013年02月の様子(2013.02.10,14:08-14:11撮影)。

長瀞 岩畳南端(長瀞町),12:39-12:40
ピラカンサPyracantha coccinea,バラ科 ピラカンサ属 )。

長瀞 岩畳南端を北へ(長瀞町),12:40-12:41
前回はまだ若干の青味があったフジWisteria floribunda,マメ科 フジ属) の実はすっかり枯れていた。

長瀞 岩畳南端を北へ(長瀞町),12:42
1〜3枚目:正面にNT-02が見えたところでパノラマ撮影。 2枚目:中央に見えるのがNT-02。 左前方,やや高い位置にNT-01があるのだが,ここからは見えない。


2013年09月の様子(2013.09.22,14:47撮影)。

2013年07月の様子(2013.07.14,14:40撮影)。

2013年05月の様子(2013.05.04,13:39撮影)。

2013年04月の様子(2013.04.04,12:10撮影)。

2013年03月の様子(2013.03.09,14:12撮影)。

2013年01月の様子(2013.01.13,13:35撮影)。

2012年12月の様子(2012.12.09,14:12撮影)。

2012年11月の様子(2012.11.10,13:40撮影)。

長瀞 岩畳南端を北へ(長瀞町),12:42
NT-02の右手前にある水たまり(NT-xx)は, 前回(2013.09.22)前々回(2013.07.14) 水があったので採集したが, 今回はそれ以前と同様,すっかり乾いていた。
2枚目:近付いて撮影。最近まで水があった証拠にひからびた水垢が残っていた。

まずは長瀞 岩畳,NT-01へ(長瀞町),12:43

長瀞 岩畳,NT-01(長瀞町),12:43
少し高い位置から全景を撮影。

長瀞 岩畳,NT-01(長瀞町),12:43
NT-01の南端に生えている チドリノキ(ヤマシバカエデ,Acer carpinifolium,カエデ科 カエデ属)? の葉はすっかり枯れてしまった。
追記(2015.01.31):葉縁の様子がチドリノキとは異なる?チドリノキではないかも。


2013年09月の様子(2013.09.22,14:50撮影)。

2013年05月の様子(2013.05.04,13:40-13:41撮影)。 この時はまだ若葉だった。

長瀞 岩畳,NT-01(長瀞町),12:44
水際に近付いて・・・。

長瀞 岩畳,NT-01(長瀞町),12:44
1枚目:中央にある岩が半分くらい水から顔を出している。かなり水位が下がっている。 前回(2013.09.22) は台風直後だったこともあり,完全に水没していたのだが,,。 2枚目:これは 昨年の同時期(2012.11.10)の様子。 昨年は枯れつつある糸状藻の塊がたくさん浮かんでいたが,今年はまったく見当たらない。 水底にアオコのような水垢がある点は同じだが・・・。 何故このような違いが生じたのだろう? 今年は台風が多かったのが影響している?

長瀞 岩畳,NT-01(長瀞町),12:45
ここで採集(長瀞 岩畳,NT-01)。 水垢が少ないためか,観察できた原生生物の種数は少なめだった。
観察された生物: トリネマ(Trinema lineare), ハルテリア(Halteria), 小型繊毛虫数種, クンショウモ(Pediastrum angulosum), イカダモ(Scenedesmus quadricauda), コエラストルム(Coelastrum morus), Quadrigula, サヤミドロ(Oedogonium), アオミドロ(Spirogyra), ミカヅキモ( Closterium dianaeC. venusClosterium sp.), ツヅミモ( Cosmarium obsoletum), ホシガタモ( Staurastrum punctulatum),

長瀞 岩畳,NT-01近くから東を向いてNT-02をパノラマ撮影(長瀞町),12:45
3枚目:いつものように,NT-02の南端へ向う。


2013年09月の様子(2013.09.22,14:52撮影)。

2013年07月の様子(2013.07.14,14:45撮影)。

2013年05月の様子(2013.05.04,13:43撮影)。

Part VI: 長瀞 岩畳南端(2)
2013.11.23, 12:46 - 12:57