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2013.08.22, Part VIII

弥陀ヶ原:南側の木道を西へ

弥陀ヶ原,南側の木道を西へ(庄内町),09:00
右折すると,木道の両側に池塘がたくさん現れる。

弥陀ヶ原,南側の木道を西へ(庄内町),09:01
1枚目:ここは木道の左(南)側が池塘に接近している場所(上段の2枚目)。 水底が2段になっているが,手前の浅い段を見ると・・・。 2,3枚目:茶色い水底のあちこちに薄い緑色の球状のゼリーがたくさんあった。 これは 共生藻を持つオフリディウム(Ophrydium) の群体だ。 数は多いが,どれもほぼ同じ大きさで直径は 1 cmに満たない小さなものばかりだ。
以前(2009.8.26,2010.08.28),弥陀ケ原を訪れた際,場所はここより少し先だが,池塘の底にゴルフボールほどの大きさに育った オフリディウムの群体があった(下段,下々段)。


2010年08月の様子(2010.08.28,10:59-11:00撮影)。
前年(2009)ほどきれいな形ではなく,やや崩れかかっていたが,この時もオフリディウムの群体がいた。

2009年08月の様子(2009.8.26,10:58撮影)。
3枚目:この時は,水底にこのようにゴルフボールほどの大きさのオフリディウムの群体がいた。 表面が緑色をしているのは,共生藻を持つオフリディウムが表面にびっしりと並んでいるためだ。

弥陀ヶ原,南側の木道を西へ(庄内町),09:01, 09:01, 09:02, 09:03
1〜3枚目:「弥陀ヶ原湿原」の案内板と「月山天然記念物」と書かれた標柱の間にある池塘の前でパノラマ撮影。 4枚目:ここで 採集(弥陀ヶ原-06)
観察された生物: 珪藻各種, ボツリオコッカス(Botryococcus sudetica), ヒザオリ(Mougeotia), ウネリマクラ(Docidium undulatum), ミカヅキモ( Closterium abruptum), ホシガタモ( Staurastrum aviculaS. wandaeStaurastrum sp.), イボマタモ( Euastrum ampullaceumE. crassumE. pinnatumE. sinuosum), ハタヒモ(Netrium digitus), Bambusina brebissonii, クロオコッカス( Chroococcus pallidus), シアノセカ(Cyanothece, Syn. Synechococcus), メリスモペディア(Merismopedia), ミジンコ, ケンミジンコ,

弥陀ヶ原,南側の木道を西へ(庄内町),09:04
左(南)にある月山天然記念物」と書かれた標柱を入れて左〜前〜右〜後をパノラマ撮影。

弥陀ヶ原(庄内町),09:05
木道の右側で 採集(弥陀ヶ原-07)
観察された生物: ディフルギア( Difflugia elegansD. oblonga), 共生藻を持つオフリディウム(Ophrydium), ヒザオリ(Mougeotia), ミカヅキモ( Closterium abruptum), ツヅミモ( Cosmarium globosumC. oblongum? 長い), ホシガタモ( Staurastrum sp.), イボマタモ( Euastrum ampullaceumE. cuneatumE. sinuosum), ハタヒモ( Netrium oblongum), Bambusina brebissonii, クロオコッカス( Chroococcus pallidusChroococcus sp.), ユレモ(Oscillatoria sp.), ミジンコ(Sida sp.), ケンミジンコ,

南側に「月山天然記念物」と書かれた標柱とそこへ向う木道がある(庄内町),09:06

「月山天然記念物」と書かれた標柱(庄内町),09:07

弥陀ヶ原,南側の木道を西へ(庄内町),09:08
標柱の先(西)にも池塘がたくさんある。 右(北)側には数は多くないが ミツガシワMenyanthes trifoliata,ミツガシワ科 ミツガシワ属) が群生している。


2012年08月の様子(2012.08.22,10:43撮影)。

2011年07月の様子(2011.07.18,10:50撮影)。

2010年08月の様子(2010.08.28,10:50撮影)。

弥陀ヶ原,南側の木道を西へ(庄内町),09:10
その先の池塘には両側とも ミツガシワMenyanthes trifoliata,ミツガシワ科 ミツガシワ属) の姿がまったくない。 3枚目:この辺まで来ると,左前方に御田原参篭所の屋根が見えてくる。

この辺から木道は徐々に左へカーブしていく(庄内町),09:10-09:11
1,2枚目:パノラマ撮影。 3枚目:iPad mini で現在地を確認。 これでわかるように,国土地理院の地図にはここに月山山頂方向(画面左,注)へ向う遊歩道が描いてある (ただし途中まで,水平距離で400mほど)。

注:より正確にいうと,月山の東側斜面に向って伸びている。航空写真にもはっきり跡が写っている。 400mほど進んだあたりで途切れているが,,。

上と同じ位置で南を向いてパノラマ撮影(庄内町),09:11-09:12
2枚目:この辺にかつては遊歩道があったはず。 しかし,今はそれらしい道はまったく見えない。 ただし,木道際から山頂方向へ向って湿原ではなく潅木&笹薮地帯が帯状に続いている。 おそらく,そこがかつて遊歩道があった場所なのだろう。 歩かれなくなって時間がたったため潅木が成長して道を覆い隠してしまったようだ。
なお,2枚目を見ると画面右奥に斜面を上がる道が写っている。 あそこにここからつながっていたのか,とこの時は思ったが,そうではなかった。 あれは現在の登山道だった(この後,上がっていく人の姿が見えた)。 消失した地図にあったルートは2枚目ではなく,1枚目に若干写っていた。 池塘の間に斜面湿原を上がっていく道のような場所がわずかにある。 地図に示された方向からすると,あそこがかつてあったルートのようだ。 おそらくあそこに木道が敷設してあったのだろう。

弥陀ヶ原,木道を西南西〜南西へ(庄内町),09:12

弥陀ヶ原,木道を南西へ(庄内町),09:13-09:14
2枚目:iPad mini で現在地を確認。

月山登山道を望遠撮影(庄内町),09:15
さきほど撮影した斜面を上がっていく道に人影が見えたので望遠撮影した。 あの辺から「無量坂」が始まるようだ。

右(北)に大きな池塘がある(庄内町,現在位置),09:15-09:16
3枚目:iPad mini で現在地を確認。


2012年08月の様子(2012.08.22,10:49撮影)。
1,2枚目:この辺もだいぶ雲が増えた。前回(下段)ほどではないが。 3,4枚目:昨年まではこのGPS専用機を使っていた。 丈夫&正確&電池が長持ちするのが長所だが,いかんせん画面が見づらい。 操作も重く動作が遅い。でiPad mini +GPSのセットに替えた。

2011年07月の様子(2011.07.18,11:09撮影)。

2010年08月の様子(2010.08.28,11:01撮影)。

2009年08月の様子(2009.8.26,11:00撮影)。

潅木地帯の手前にある案内板(庄内町),09:16
新しそうに見えたので撮影したが,昨年(2012)の画像にもあった。 一昨年は画像がないのでどうだったかは不明だが,2010年に訪れた際は下段のようだった。 どうして現在のようになったかは不明。


2010年08月の様子(2010.08.28,11:02撮影)。

Part IX: 弥ヶ原西側の木道〜月山八合目駐車場
2013.08.22, 09:16 - 09:32