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2012.08.22, Part XII

弥陀ヶ原:東〜南側の木道

弥陀ヶ原の東側に広がるなだらかな斜面(庄内町),10:33
ここは左右の斜面に沿って踏跡が続いている。 左側は2年前(2010.08.28), 右側は3年前(2009.08.26)に歩いたことがある。 左側には池塘があるが,右側にはなかった。


2011年07月の様子(2011.07.18,10:28撮影)。

弥陀ヶ原の東側に広がるなだらかな斜面(庄内町),10:34
上と同じ位置から一部を望遠撮影。
2枚目:黄色い花はニッコウキスゲ(ゼンテイカ,Hemerocallis middendorffii var. esculenta)のようだ。

弥陀ヶ原の東側に広がるなだらかな斜面(庄内町),10:34-10:35
1枚目:右側の斜面の先にはいまも雪渓が残っている。 2枚目:空の一部には青空があるのだが,,。次第に青空の面積が少なくなってきた。 さきほどまで山頂付近にあった雲が徐々に降りて来ているようだ。

弥陀ヶ原の東側に広がるなだらかな斜面(庄内町),10:35-10:36
立ち去る前に今度は空に焦点を合わせてパノラマ撮影。

弥陀ヶ原を周回する木道へ戻る,前方のT字路を左折(庄内町),10:37
これから前方のT字路を左折するが,右に十名前後のグループがいる。 自然観察ガイドらしき人がいて周囲の様子を説明していた。 ネットで検索すると「弥陀ヶ原湿原散策ガイド」ないし「周遊カイド」などの言葉がヒットした。 いつ頃から始まったか不明だが,月山でこういったガイドに出会ったのは始めて(かも)。 このすぐ後,左(南)からも別のガイド付グループがやってきた。同じ団体なのだろう。

東側の木道を南へ進む( 弥陀ヶ原,庄内町),10:37
途中にある潅木地帯を通過。やや登り坂。

ここで右に折れ,南側の木道を西へ向かう( 弥陀ヶ原,庄内町,現在位置),10:38

2011年07月の様子(2011.07.18,10:42撮影)。

2010年08月の様子(2010.08.28,10:41撮影)。

2009年08月の様子(2009.08.26,10:45撮影)。

2006年08月の様子(2006.08.03,10:16撮影)。

右折した後の様子(庄内町),10:38
1枚目:左前方に「弥陀ヶ原湿原」の案内板がある。 3年前(2009.8.26)までは,ここに池塘の案内板があった


2011年07月の様子(2011.07.18,10:42撮影)。

2010年08月の様子(2010.08.28,10:41撮影)。

2009年08月の様子(2009.8.26,10:45-10:46撮影)。

GPSを確認(庄内町),10:39-10:40
1枚目:地図上の位置を確認。地図からは標高 1460 m余と読める。 この地図には,この先にある「月山天然記念物」と書かれた標柱の近くから南へ伸びる遊歩道が描いてある(注)。 残念ながらそのルートは現在は通れない(後出)。 2枚目:高度計は 1458 mを示している。ほぼ同じだ。

注: 現在の国土地理院の地図には,この後歩いた八合目に至る月山旧参道は描かかれていないが,このルートはしっかり描いてある。 ということは,このルートは比較的最近まで歩かれていたのではないだろうか? 少なくともロープ柵が張られる以前は歩くことができたはずだ。 ルート沿いにも池塘が点在しているので,できれば歩いてみたいのだが・・・。

弥陀ヶ原,南側の木道を西へ(庄内町),10:40

2011年07月の様子(2011.07.18,10:43撮影)。

弥陀ヶ原,南側の木道を西へ(庄内町),10:41
ここは木道の両側にやや大きな池塘がある。 とくに左は木道の下まで広がっている。ので左側の池塘で採集した。 が,この後,月山旧参道沿いの湿原で採集する際,サンプリングチューブが足りなくなったので, このサンプルを廃棄して,チュープを月山旧参道沿いの湿原のサンプル用として使用した。 よって今回はここのサンプルは無し。

弥陀ヶ原,南側の木道を西へ(庄内町),10:41-10:42
既述したように,池塘の先,左前方には「月山天然記念物」と書かれた標柱がある。

弥陀ヶ原,南側の木道を西へ(庄内町),10:42
この辺はキンコウカNarthecium asiaticum)がかなりたくさん咲いている。 曇っているのでくっきりした絵にならない。

「月山天然記念物」と書かれた標柱へ向う木道(庄内町),10:43
1枚目:画像でわかるように,標柱の右脇に南(頂上方向)へ向って潅木地帯が続いている。 あそこにがかつてのルート(踏跡)のはずだ。 人が歩くことで周辺が乾燥し,ルート沿いに潅木が育ったと思われる。 この後歩いた月山旧参道は,それがより著しかった。 長い間(おそらく1000年以上)歩かれた旧参道は,泥炭層がすべて流出し月山の岩肌が露出していた。 そして,参道の両側には潅木が人の背丈よりも高く成長していた。
2枚目:2011年07月の様子(2011.07.18,10:48撮影)。


2011年07月の様子(2011.07.18,10:49撮影)。

弥陀ヶ原,南側の木道を西へ(庄内町),10:43
ここは木道の両側にたくさんの池塘がある場所。


2011年07月の様子(2011.07.18,10:50撮影)。

2010年08月の様子(2010.08.28,10:50撮影)。

この辺の木道は池塘の上に敷設されている(庄内町),10:44

弥陀ヶ原,南側の木道を西へ(庄内町),10:44
ミツガシワMenyanthes trifoliata)とミヤマホタルイScirpus hondoensis)?が群生する池塘。

やや斜めに振り返って「池塘群」を撮影(庄内町),10:45

Part XIII: 南側の木道〜西側の木道
2012.08.22, 10:45 - 10:56