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2013.03.09, Part VII

岩畳中央部

長瀞 岩畳,台形の大きな岩が迫る(長瀞町),13:28
いつも通り台形の岩の左脇を通って進もうとしたが,フとこれまでここの左側は見ていないことに気づいた。 今日は時間に余裕があるので,左側を見てみることにした。

長瀞 岩畳(長瀞町),13:29
1〜3枚目:左へ移動したところでパノラマ撮影。
1枚目:左側の林と岩盤の間に沿って水たまりがあった。 3枚目:上記の台形の大きな岩を横から見た状態。岩の脇に通路のような場所があるのがわかる。 自然にできたとは思えない。おそらく昔,人が通りやすいように岩盤を加工したのだろう。 ここはあちこちにこういった場所ある。 かつてはコンクリートで造形したうような場所もあったようで,今でも所々にその名残りがある。 しかし,あまりに人工的すぎて自然の景観を損ねると考えたのだろう,現在はほとんどが撤去されたようだ。

長瀞 岩畳(長瀞町),13:30
1〜3枚目:林に沿って細長い水たまりをパノラマ撮影。 一面藻塊で埋め尽くされている。 ここは始めて採集する。 前々回(2013.01.13), この先にある2つの水たまり(NT-32, NT-33,後出)で新規に採集した。 また,前回(2013.02.10) は南端近くにあるNT-31の北側(NT-34)で新規に採集したので, ここはNT-35とすることにした。

長瀞 岩畳,NT-35(長瀞町),13:31
水たまりのほぼ中央付近はややくびれている。 1枚目:画面右になにやら黒い粒々が。。

長瀞 岩畳,NT-35(長瀞町),13:31
カエルの卵塊だった。まもなく孵化しそうだ。 1枚目:こちらは茶色,2枚目:こちらは黒く見える。別種だろうか?それとも光の当たり具合で違って見えるだけ?

長瀞 岩畳,NT-35(長瀞町),13:32
卵塊近くで 採集(長瀞 岩畳,NT-35)。 原生生物は少なめだった。
観察された生物: マルウズオビムシ(Peridinium), マヨレラ(Mayorella penardii), ディスクアメーバ(Discamoeba sp.), コレプス(Coleps hirtus), サヤツナギ(Dinobryon sertularia), サヤミドロ(Oedogonium)太い, ヒザオリ2種(Mougeotia), イタチムシ,

長瀞 岩畳,台形の大きな岩の左側を通って北へ進む(長瀞町),13:34
1枚目:元へ戻って,いつも通り台形の岩の左脇を進む。 2枚目:少し進んでから iPad mini で現在地を確認。

長瀞 岩畳,階段状の岩盤を降りる(長瀞町),13:36
左がNT-10で,右がNT-09。


2013年02月の様子(2013.02.10,14:38撮影)。

長瀞 岩畳,NT-10の脇(長瀞町),13:36
これまで継続的に撮影してきたスミレViola mandshurica)。 前回(2013.02.10)から基本的に変化なし。 2013.02.10以前の画像はこちら


2013年02月の様子(2013.02.10,14:38-14:39撮影)。

長瀞 岩畳,NT-11が迫る(長瀞町),13:37

長瀞 岩畳,NT-11(長瀞町),13:37
水際近くに昨年キショウブが咲いていた場所がある。

長瀞 岩畳,NT-11(長瀞町),13:38
ここにはキショウブIris pseudacorus)の冬芽?らしきものが顔を出している。 最近は若干暖かくなってきたので少しは成長しているかと思ったが,,。 先月黄緑色していたが,緑色がやや薄れてしまった。やや枯れたようにも見える。 昨年継続して撮影したキショウブの花や実はこちら


2013年02月の様子(2013.02.10,14:40撮影)。

長瀞 岩畳,NT-11(長瀞町),13:39
いつもの場所で 採集(長瀞 岩畳,NT-11a)
観察された生物: マルウズオビムシ(Peridinium), 小型太陽虫, 小型アメーバ, ヌクレアリア(Nuclearia), ユーグリファ(Euglypha sp.), ストロンビディウム(Strombidium), キネトキルム(Cinetochilum margaritaceum), ツリガネムシ(Vorticella convallaria), 棘毛類繊毛虫, 珪藻各種, クンショウモ(Pediastrum angulosum), イカダモ(Scenedesmus quadricauda), コエラストルム(Coelastrum cambricum), ゲミネルラ(Geminella), ヒザオリ(Mougeotia)細い, アオミドロ(Spirogyra), C. obsoletum), ホシガタモ( Staurastrum muticumS. orbiculare), イボマタモ( Euastrum germanicum), ユレモ(Oscillatoria sp.), ワムシ, ミジンコ,

長瀞 岩畳,NT-11(長瀞町),13:39
立ち去る前に再度,北側をパノラマ撮影。 この後,少し下がって右側の岩盤へ上がる。

Part VIII: 岩畳中央部〜北端
2013.03.09, 13:41 - 13:53