この辺から濃霧に小雨も混じるようになったので携帯用レインコートを着用,10:01
大回りコースを北西へ,10:01-10:02
ここで採集(立山 弥陀ケ原-4a)。
観察された生物:
トラケロモナス(Trachelomonas volvocina),
ディフルギア(
Difflugia sp.),
クロロモナス(Chloromonas),
ハタヒモ(Netrium digitus),
クロオコッカス(Chroococcus),
ユレモ(Oscillatoria),
センチュウ,
ソコミジンコ?,
カテヌラ(Catenula lemnae),
大回りコースを北西へ,10:02-10:03
ここで採集(立山 弥陀ケ原-4b)。
観察された生物:
小型珪藻少々,
イカダモ(
S. acuminatus),
ミカヅキモ(
C. pronum),
ホシガタモ(
S. hystrix,
S. polymorphum
or S. dentatum),
イボマタモ(
Euastrum cuneatum),
ダルマオトシ(Hyalotheca dissiliens var. tatrica),
と共生Chrysophyceaeの一種,
カワモヅク(Batrachospermum),
クロオコッカス(Chroococcus),
大回りコースを北西へ,10:03
池塘のそばにチングルマ(Geum pentapetalum)の果穂(らしい)と
モウセンゴケ(Drosera rotundifolia)が生えていた。
大回りコースを北西へ,10:04
池塘のそばにモウセンゴケ(Drosera rotundifolia)が。
大回りコースを北西へ(現在位置)
,10:05-10:06
ここで採集(立山 弥陀ケ原-5a)。
観察された生物:
クリプトモナス(Cryptomonas),
トラケロモナス(Trachelomonas),
ラブドモナス(Rhabdomonas sp.)
初観察(注:栂池と同じもの),
カリキモナス(Calycimonas physaloides),
ディフルギア(
Difflugia sp.),
D. oblonga),
ユーグリファ(Euglypha scutigera),
共生藻を持つチラキディウム(Thylakidium),
マルロモナス(Mallomonas sp.),
サヤツナギ(Dinobryon sertularia),
小型珪藻少々,
エレモスフェラ(Eremosphaera viridis),
サヤミドロ(Oedogonium),
ミクロスポラ2種(Microspora),
コウガイチリモ(
P. minutum),
ウネリマクラ(Docidium undulatum),
カメガシラモ(Tetmemorus laevis),
ツヅミモ(
C. globosum,
C. thwaitesii?),
ホシガタモ(
S. polymorphum,
S. wandae),
イボマタモ(
Euastrum cuneatum),
ハタヒモ(Netrium digitus),
Bambusina,
ダルマオトシ(Hyalotheca dissiliens var. tatrica),
と共生Chrysophyceaeの一種,
クロオコッカス(Chroococcus),
シネココッカス(Synechococcus),
メリスモペディア(Merismopedia),
ケンミジンコ,
ミジンコ,
ワムシ,
クマムシ,
キンコウカ(Narthecium asiaticum),10:06-10:07
大回りコースを北西へ(現在位置)
,10:08
立山 弥陀ケ原-5aに近い場所で採集(立山 弥陀ケ原-5b)。
観察された生物:
ミドリムシ(E. mutabilis),
トラケロモナス(Trachelomonas volvocina),
アスタシア(Astasia sp.),
カリキモナス(Calycimonas physaloides),
メノイディウム(Menoidium sp.
初観察:非常に小さい),
ディフルギア(
Difflugia elegans,
Difflugia sp.
初観察:太いリム付き),
珪藻各種,
Botryococcus sudetica,
ミクロスポラ(Microspora),
ウネリマクラ(Docidium undulatum),
ミカヅキモ(
C. pronum,
C. rostratum),
ホシガタモ(
S. polymorphum
or S. dentatum),
イボマタモ(
Euastrum cuneatum),
ハタヒモ(Netrium digitus),
カワモヅク(Batrachospermum),
クロロコッカス2種(Chroococcus),
シネココッカス(Synechococcus),
メリスモペディア(Merismopedia),
ユレモ(Oscillatoria),
Stigonema,
ミジンコ,
イタチムシ,
ワムシ,
センチュウ,
今回の採集サンプルの中では,この立山 弥陀ケ原-5(5a & 5b) がもっとも原生生物の種類が多かった。 総括すると,立山 弥陀ケ原は,前々回に訪れた月山の弥陀ケ原(2006.8.3)と同様, 湿原の中心部がもっとも原生生物が多様で,周縁部では種類が少ないことがわかった。 これは,立山 弥陀ケ原は,全体に起伏が多く,周縁は斜面になっている場所が多いことが原因だろう。 |
大回りコースを北西へ,10:08-10:09
ここで採集(立山 弥陀ケ原-6)。
観察された生物:
Gymnodinium,
マヨレラ(Mayorella),
ディフルギア(
D. oblonga,
Difflugia sp.),
ヘレオペラ(Heleopera),
共生藻を持つプラチオフリア(Platyophrya similis),
小型珪藻少々,
ミクロスポラ(Microspora),
ウネリマクラ(Docidium undulatum),
カメガシラモ(Tetmemorus laevis),
ミカヅキモ(
C. abruptum),
ツヅミモ(
C. quadrifarium),
ハタヒモ(Netrium digitus),
タテブエモ(Penium polymorphum),
クロオコッカス(Chroococcus),
メリスモペディア(Merismopedia),
Stigonema,
ミジンコ,
ワムシ,
イタチムシ,
センチュウ,
天狗平への分岐(とりあえず右折してみる)(現在位置)
,10:10
池塘があった,10:11-10:12
ここで採集(立山 弥陀ケ原-7)。
観察された生物:
ヘレオペラ(Heleopera),
サヤツナギ(Dinobryon sertularia),
小型珪藻少々,
ヒザオリ(Mougeotia),
コウガイチリモ(
P. minutum),
ウネリマクラ(Docidium undulatum),
ツヅミモ(
Cosmarium sp.),
ホシガタモ(
S. hystrix,
S. polymorphum,
S. wandae),
イボマタモ(
Euastrum cuneatum,
E. sinuosum or similar species ?),
クロロコッカス2種(Chroococcus),
シネココッカス(Synechococcus),
ワムシ,
センチュウ,
観察された生物(8/29):
ディフルギア(
D. oblonga),
Lesquereusia or other genus ?,
ケンミジンコ,
次第に潅木が多くなる(下り坂,現在位置),10:12-10:15
1,2枚目:途中まで木道があるが,3,4枚目:やがて両側に笹と潅木が生い茂った下坂の山道となる。
この時は,この先に池塘があるか否か,わからなかった。まだ外回りコースの途中なので,
これ以上先に行くと,予定したバス(室堂行き11:30発)に乗車できなくなる恐れがあった。
そこで,ここから(4枚目)引き返すことにした(注)。
注:後で撮影した案内板や,
その他の資料を調べてわかったのだが,ここの下り坂は途中から登り坂となり,その先に池塘があるらしい。
また,この後立ち寄った松尾峠周回コースにも池塘があるとガイドブック等に情報があったが
,ここも時間的に余裕がなくなり池塘までたどり着けなかった。
この弥陀ケ原の池塘は結局,外回りコースの池塘,獅子ケ鼻岩へ向う途中にある池塘,そして,松尾峠周回コースにある池塘,
という3ケ所に分かれてあるようだ。これらを全部訪れるとなると,かなり時間がかかることがわかった。
次回は,室堂に行くのは止めて,弥陀ケ原の池塘だけに集中しよう。
天狗平への分岐点に戻る(現在位置)
,10:17
Part IV: | 弥陀ケ原(3):天狗平分岐後〜追分〜松尾峠展望コース途中まで 2006.08.23, 10:18 - 10:39 |