ト
門: 葉緑体中にクロロフィル a, bを含み,光合成によりα-1, 4グルカンを主成分とするデンプン をつくり,葉緑体内に蓄える。緑色植物門には,種子植物,シダ植物,コケ植物など陸上にいる いわゆる「植物」の他に,ここで紹介する原生生物として生活するものもいる。
目: 不動性の藻類。栄養細胞には眼点や収縮胞がない。
多細胞にならないが,群体をつくるものがいる。主に単核だが,多核のものもいる。 淡水浮遊藻および土壌藻の主要グループ。属: 2個, 4個, 8個の細胞が側辺前面でつならった定数群体。浮遊性。
細胞数は環境条件や培養条件で変化する。細胞表面は平滑か,あるいはイボ状突起,棘状突起がある。 母細胞内で定数群体となり細胞外へ出る。100種以上が知られている。種:
Scenedesmus denticulatus Lagerheim var. denticulatus: 4-8細胞からなる群体, 細胞はややジグザグか, まっすぐに並んでいる, 両端にある細胞は両先端部に2-3個の歯状の突起がある, 内部の細胞では,片側の先端部にのみ歯状突起がある, 細胞長 10-15 μm, 細胞幅 5-10 μm (日本淡水藻図鑑, 1977).Scenedesmus denticulatus var. linearis Hansgirg: 細胞はvar. denticulatusよりも長い, すべての細胞が両先端部に歯状突起をもつ, 細胞長 7-16 μm, 細胞幅 2.5-4.5 μm (日本淡水藻図鑑, 1977).
Scenedesmus denticulatus var. linearis f. granulatus Hortobagyi: 細胞はvar. linearisよりも小さい, 細胞壁は線状に並んだ小さな顆粒で被われている, 細胞長 10-15 μm, 細胞幅 2.7-4.4 μm (日本淡水藻図鑑, 1977).
Scenedesmus denticulatus var. fenestratus Uherkovich: 4-8個の細胞がゆるやかにつながった群体, 細胞長 8-10(-15) μm, 細胞幅 4.5-6(-8) μm (日本淡水藻図鑑, 1977).
LINKS
Species
(synonyms)
References