繊毛虫の体表面の ペリクル下にある周期的な横縞構造をもつ繊維状構造。
各キネトソーム(対になっている場合= dikinetidは 後方のキネトソーム)の基部付近から生じ、細胞体の前方に向かってのびる。 通常は、繊毛列線の右側に位置する。
キネトデスマが繊毛列線に沿って並ぶキネトソーム間の距離よりも長いときは、前後のキネトデスマが 重なって繊毛束を形成する。
そのような繊毛束は、 無口類、 膜口類、 スクーティコ繊毛虫、および 縁毛類 によくみられる。とくに無口類では大きな繊毛束をつくる種がおり、内骨格としての役割も 果たしている。
( 外皮: キネトソーム: 毛胞 )