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Kinetid

Basal apparatus; flagellar (undulipodial) apparatus; flagellar system, root fiber system, kinetosomal territory等様々な別称がある。

キネトソーム(kinetosome)とそれに附随した線維構造等からなる。 繊毛虫類cortexの基本構造。この構造の違いが分類の基準になる。


Pc = Postciliary microtubular ribbon
Kd = Kinetodesmal fibril
T = Transverse microtubular ribbon
皮層の構造

a: 基本となる kinetidは,基底小体(黄色丸)とキネトデスマ繊維(Kd),Postciliary microtubular ribbon (Pc),Transverse microtubular ribbon(T)からなる。ここでは dikinetid の例を紹介している。

b: kinetidsは Kd, Pc, T三種の繊維により互いに連結してkinetomeと呼ばれるオルガネラを 形成する。kinetomeは細胞の遊泳運動などに役立っている。

c: 細胞表面の kinetidsは,somatic region と oral region の2つの部域からなる。

(「An Illustrated Guide to the Protozoa」p.395 より)


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