厳美渓,天工橋下流で一番大きな水たまり(一関市),10:37-10:38
ヤマイ(Fimbristylis subbispicata,カヤツリグサ科 テンツキ属)??
大きな水たまりの奥へ(一関市),10:39
ここに降った雨や外部から流れ込んだ水は,前方の低い場所(3枚目)に向って流れ,その先にある磐井川に入る。
この流路にある大小の窪みを見ると,どれもたまった水が濁っている。
ということは,最近は雨が多く窪みの中は雨水で何度も洗い流されているはずだ。
原生生物もその雨水によって外へ流し出されるので,あまり期待できない。
よって今回は,左端の小さな水たまり(1枚目)と,
前方のやや高い位置にある2つの水たまり(2,3枚目の境近く)で採集することにした。
2013年09月の様子(2013.09.09,14:48撮影)。
この時は前方のやや大きな水たまりは水が澄んでいた。
これはしばらく雨水が流れ込んでいないことを意味する。
実際水底には大きな藻塊がたくさんあるのがわかる。
2013年06月の様子(2013.06.24,09:28撮影)。
厳美渓,左端の小さな水たまり(一関市),10:39
手前にあるコケの間から出ているのは
スミレ(Viola mandshurica,スミレ科 スミレ属)の葉?
厳美渓,左端の小さな水たまり(一関市),10:39
1枚目:細長い葉の間にあるのは
スミレ(Viola mandshurica,スミレ科 スミレ属)の実のようだ。
2,3枚目:スギゴケの仲間。
??()
厳美渓,左端の小さな水たまり(一関市),10:40
ここで
採集(厳美渓-02)。
原生生物はほとんどいない。
観察された生物:
ホシガタモ(
Staurastrum gurgeliense?,
Staurastrum sp.),
カイミジンコ,
厳美渓(一関市),10:40
1枚目:近くで育っていた
ミズナラ(Quercus crispula,ブナ科 コナラ属)
の実生。
2,3枚目:スギゴケの近くには
コナアカミゴケ
に似た地衣類が育っていた。
次は一段高いところにある楕円形の水たまりへ(一関市),10:41
2013年09月の様子(2013.09.09,14:49撮影)。
厳美渓,楕円形の水たまり(一関市),10:42
1枚目:水たまりの中央に枯れた草(またはその根)の塊にようなものがあった。
これはどこから来たのだろう?
2枚目:この草は
ヒメホタルイ(Scirpus lineolatus,カヤツリグサ科 ホタルイ属)??
3枚目:ここで
採集(厳美渓-03)。
ここも原生生物はほとんどいない。
以前はそれなりにいたのだが・・・。
観察された生物:
ミドリムシ(Euglena schmitzii),
サヤミドロ(Oedogonium),
ホシガタモ(
Staurastrum gurgeliense?),
ワムシ,
これまでの画像は
こちら!
厳美渓,次はもっとも高い位置にある小さなポットホール(一関市),10:43
1枚目:窪みの少し上,斜面になったところに小さなポットホール(甌穴)がある。上から撮影。
2枚目:2013年09月の様子(2013.09.09,14:49撮影)。
厳美渓,小さなポットホール(一関市),10:43-10:44
1枚目:上から撮影。
2,3枚目:岩盤を降りて,下側から撮影。
3枚目:ここで
採集(厳美渓-04)。
ここも原生生物は少ない。
2年前までは大型の
ミカヅキモ(
Closterium lunula)
がたくさんいたのだが・・・。
観察された生物:
Lesquereusia,
センチュウ,
これまでの画像は
こちら!
厳美渓,小さなポットホール(一関市),10:45
1,2枚目:窪みの周辺で育つ
ミズゴケの仲間。
3枚目:ここにも
コナアカミゴケ
に似た地衣類が育っていた。
厳美渓(一関市),10:47
いったん元へ戻って,最初に採集した草が生えた大きな水たまりから,川際へ近付く。
厳美渓(一関市),10:47
岩盤の上から磐井川をパノラマ撮影。
今回の水量はほどほど?
2013年06月の様子(2013.09.09,14:57撮影)。
この時は水量が多かった。
2013年06月の様子(2013.06.24,09:39撮影)。
この時は水量が減っていた。
2013年04月の様子(2013.04.13,10:46撮影)。
この時は水量が多かった。
厳美渓,磐井川を望遠でパノラマ撮影(一関市),10:48
Part III: | 厳美渓(天工橋下流〜天工橋〜上流) 2014.09.02, 10:49 - 10:59 |