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2014.05.31, Part III

琵琶沼(南端〜西岸沿いを北へ)

琵琶沼西岸を北へ(山辺町),11:15

琵琶沼西岸を北へ(山辺町),11:17
1枚目:次段の案内板「琵琶沼の生いたちを探る」の少し手前。
2枚目:近くの木の根元にこんな看板が落ちている。
上は,「??の森まで16??」 下は,「片倉十字路まで224m」と書かれている。
上について:「?の森」だが「の森」と名前のついた場所はどこだろう?(注) まさか県民の森のはずはないと思うのだが,,。以前あった「県民の森遊歩道案内図」には詳しく地名が記してあったのだが・・・。 ネットでその案内図を探したが見つからなかった。
下について:琵琶沼の西に片倉山(標高 733m)があるので,片倉山の近くだろう。 しかし,遊歩道が描かれた地図をみても,ここから224m離れた付近に十字路らしい場所はみあたらない。 すでに廃道になっているのかも知れない。

注: 昨年(2013.06.01) は,大沼の西にある「トラックの森」の脇を通ったが,トラックの森はここからだとかなり遠い。 途中には曲沼やどじょう沼などもある。また,トラックの森は比較的新しいし, 遊び場などもないので,ここにその名前があるとは思えない。

琵琶沼西岸を北へ,案内板「琵琶沼の生いたちを探る」の脇を通過(山辺町),11:17
この案内板には「琵琶沼の地下11mの年代は,約5万年前と推定されました。云々」と書かれている。 琵琶沼は少なくとも5万年以上前からここにあったことになる。


2013年06月の様子(2013.06.01,11:07撮影)。

2009年05月の様子(2009.05.10,11:17撮影)。

琵琶沼西岸を北へ,足下の様子(山辺町),11:18
昨年もそうだが,足下は草で覆われている。 今年は,この他に歩いているとクモの巣(または糸)がたくさん顔にあたった。 それだけ最近はここを通った人がいないということだろう。

琵琶沼西岸を北へ(山辺町),11:18-11:19
昨年はこの辺でチゴユリ,ミヤマツボスミレ,マムシグサの姿を見たが,今回は目に止らなかった。 とくにマムシグサを探して歩いたのだが,今回は見つからなかった。 代りにたくさん咲いていたのがこれ。 ナルコユリPolygonatum falcatum,ユリ科 アマドコロ属) か アマドコロPolygonatum odoratum var. pluriflorum,ユリ科 アマドコロ属) と思ったが違うようだ。 ホウチャクソウDisporum sessile,イヌサフラン科 チゴユリ属) というらしい。 6枚目:これは プライアシリアゲPanorpa pryeri,シリアゲムシ科) のAグループ(胸部の背中に黄色い線がある)?

琵琶沼西岸(山辺町),11:20
途中の沼岸に樹木の少ない場所がある。 以前にもここで採集したような,しないような。 記憶がはっきりしないが,とりあえず近付いてみることにした。

琵琶沼西岸(山辺町),11:20
沼岸に近付けそうだ。 2枚目:右に途中で折れた太い木があるのが目印になる。

琵琶沼西岸(山辺町),11:21-11:22
1枚目:ここは沼岸に ヒメカイウCalla palustris,サトイモ科 ヒメカイウ属) がほとんどない。 ミズナラQuercus crispula,ブナ科 コナラ属) が沼に迫り出している。
2枚目:ここで 採集(琵琶沼-02)
観察された生物: ウチワヒゲムシ( Phacus ranulaP. suecicus), トリカメーバ(Trichamoeba miyakka), ナベカムリ(Arcella vulgaris, トラケロユーグリファ(Tracheleuglypha), トリボネマ(Tribonema minus), ミクロスポラ(Microspora), ミカヅキモ( Closterium dianaeC. intermedium), アルスロデスムス( Arthrodesmus extensus v. retusum), ツヅミモ( Cosmarium quinarium?), ホシガタモ( Staurastrum forficulatum), アワセオオギ(Micrasterias pinnatifida), ワムシ, ミジンコ(Sida sp.),

琵琶沼西岸(山辺町),11:22
1枚目:わずかに1株だけ ヒメカイウCalla palustris,サトイモ科 ヒメカイウ属) があった。 2枚目:ここにも タヌキモUtricularia,タヌキモ科 タヌキモ属) が。 ピンぼけてしまったが,捕虫嚢があるのがハッキリわかる。

琵琶沼西岸(山辺町),11:23
これは ??

琵琶沼西岸(山辺町),11:23
沼岸でしゃがんでいると,例によってたくさんのやぶ蚊が攻撃してきた。 その名残り。

琵琶沼,北西端(山辺町),11:25
1,2枚目:パノラマ撮影。 1枚目:遊歩道は前方の北西端で右に折れる。 2枚目:その少し手前にいつもの採集ポイントがある。 昨年が水位が下がって水際が引いてしまったため採集できなかったが,今回は大丈夫そうだ。

琵琶沼,北西端(山辺町),11:25
水際へ近付く。

琵琶沼,北西端からの眺め,望遠撮影(山辺町),11:25
2,3枚目:写っているのは,沼の北東部。 周囲にはミツガシワが生えているが,中心部には ヤマドリゼンマイOsmundastrum cinnamomea var. fokiensis,ゼンマイ科 ゼンマイ属) らしき姿が見える。 見た目ではすでに浮島ではなく湿原化しているように見える。 一部には灌木も育っている(4枚目)。

琵琶沼,北西端(山辺町),11:26
ここは沼岸まで ヒメカイウCalla palustris,サトイモ科 ヒメカイウ属) が迫っている。

Part IV: 琵琶沼(西岸沿い〜北西端〜北岸沿いを東へ)
2014.05.31, 11:26 - 11:41