「山形県 県民の森」(1981年開設,注)にある沼(標高 約600m,泥炭層の厚さ11m以上)。
県民の森には大小16の沼があるが,その多くは人造の溜池で原生生物はほとんどいない。
しかし,この琵琶沼だけは例外で,自然のままの姿が残され,県の天然記念物に指定されている。
沼は「く」の字形で,沼の中央部には「湿原」が発達している。
その湿原の泥炭層の調査から,琵琶沼は5万年以上の歴史があると推定されている。
沼岸のほとんどは深く落ち込んでいるか,樹木等で遮られていて近付けないが,
近付くことができた数少ない採集地点には数多くの原生生物がいた。
観察された原生生物名一覧(現在 290+ 種)
2009.11.02 の採集で新たに 35 種が追加され 143→178 種となった。
2010.07.10の採集で新たに 5 種が追加され 178→183 種となった。
2011.11.02の採集で新たに 29 種が追加され 183→212 種となった。
2013.06.01の採集で新たに 50 種が追加され 212→262 種となった。
2014.05.31の採集で新たに 28 種が追加され 262→290 種となった。
2017.06.11の採集で新たに xx 種が追加され 290→290+ 種となった。
注:県民の森のHPには「山形市,南陽市,山辺町,白鷹町の2市2町にまたがる白鷹丘陵の広大な森林の中に県民の森が」ある,
と記してある。ただし,主要部分は山辺町と山形市。
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