大宮駅で往路の切符を撮影(さいたま市),07:47
今回は出発の3日前に切符を購入したが,早朝の秋田新幹線は,すでにどれも満席に近かった。 やむなくグリーン。
これから乗車するのは,08:02発の「こまち3号」。 乗車券は湯沢駅まで。
大曲駅(10:59着)で奥羽本線新庄行き(11:18発)に乗り換え予定。
大曲駅で奥羽本線に乗り換え(大仙市),10:59-11:02
1枚目:定刻(10:59)通り大曲駅に到着。
2枚目:ホームの先にある通路を通って在来線ホームへ移動。
3枚目:2番線ホームで新庄行きを待つ。
湯沢駅前の様子(湯沢市表町),12:01
1,2枚目:駅舎を出たところで駅前広場をパノラマ撮影。
空は晴れているが,うすく霞みがかかったような状態。ようするに湿気が多いということ。
日射しがあるのでかなり蒸し暑い。
1枚目:前方にある「湯沢市観光案内図」の隣,道路に面した側にバス乗り場がある。
湯沢駅の駅舎(湯沢市表町),12:01
駅前広場側から駅舎を撮影。
駅前広場の外れにあるバス停,ここから乗車する予定だったが・・・(湯沢市表町),12:02-12:03
1枚目:まずは上記のバス乗り場へ行き・・・。
2枚目:乗車予定の泥湯温泉行きバスの発車時刻を確認。
発車は40分後(12:42)。まだだいぶある。
バス待ちの間に,駅舎内に食堂があったのでハンバーグ(&フライドポテト&オレンジジュース)を食べた
(一応,例によってアンパンも持参してきたが,せっかくなので)。
食後もまだ待ち時間があり,急に時間がもったいなく思えてきた。
そこで急遽予定を変えて,タクシーで目的地まで行くことにした。
タクシーで苔沼湿原へ,タクシーを選んだのは正解だった(湯沢市),12:25-12:42
事前の予想では,バスは湯沢駅前から国道13号を北へ向い,国道398号 増田街道を経由して,
県道51号 湯沢栗駒公園線に入り苔沼湿原がある木地山地区へ向うものと思っていた。
しかし,実際は違っていた。
タクシーはバス路線を辿って木地山へ向ったのだが,それによると,バス路線は最初,国道13号を南下し,
その先で県道51号に入り南東へ向うようだ。
上記の国道398号を経由した場合は,県道51号を西へ進んで木地山へ向うことになるが,
実際のバス路線は,反対の西側から51号に入り東へ進んで木地山へ向うのだった。
バス路線は苔沼湿原の手前で県道51号から県道310号に入って南下してしまうので,
バスを利用した場合は,途中でバスを降りて苔沼湿原まで歩く必要がある。
そのことを十分に理解しないまま,バスに乗ろうと考えていた訳だ。
もし,バスで木地山に向った場合はかなりの時間のロスが生じていたはず。
1枚目:これはおそらく国道13号を南下しているところ(12:25)。
2枚目:県道51号 湯沢栗駒公園線を東ないし東南東へ向っているところ(12:33)。
道の両側にはさくらんぼの農園が立ち並ぶ。秋田県南部はさくらんぼの栽培が盛んらしい。
3枚目:「朝戸」地区を通過中(12:39)。
4枚目:???(12:42)。
地震の災害現場を通る(県道51号 湯沢栗駒公園線,湯沢市高松),12:48-12:49
途中,片側交互通行の場所があった(湯湯沢市高松字天矢場付近)。
タクシーの運転手の話によると,
昨年の岩手・宮城内陸地震(2008.6.14)でここの道路際で(2枚目)地すべりが起きたたため,
現在はその復旧工事が行われているとのこと。
詳しくは
こちら!
苔沼へ(県道51号 湯沢栗駒公園線,湯沢市高松),12:51-12:56
2枚目:途中,スノーシェルターを2ケ所通過する。
これはそのうちの最初のスノーシェルター(下新田付近)。
3枚目:「秋田いこいの村」(後出)を過ぎた後。
前方に停車している車はおそらく山菜採りの人のもの。
タクシーはこの後,県道51号と県道310号が合流する地点(元小安入口バス停がある,後出)で,
いったん停止し,そこにある案内図を確認して県道51号を東へ向った。
苔沼湿原の前でタクシーを降りる,ここまで8500円也(県道51号 湯沢栗駒公園線,湯沢市川向,かわむかい),13:01
1〜4枚目:苔沼湿原の南東側を通る脇道(角に案内板がある)の前でタクシーを降りた(注)。
降りたところで左前右をパノラマ撮影。
1枚目:西側。こちらから来た。
2,3枚目:苔沼湿原へ向う脇道。乗車してきたタクシーがまだ停車中。
4枚目:東側。この先に五才沼(ござぬま,後出)がある。
注:駅からタクシーに乗車したのが12:25より少し前なので,ここに着くのに35ないし40分かかったことになる。
それで8500円はやや割高?
ちなみに,先日,荒沢湿原(宮城県)へ行った際は,50分弱で8000円余。
その前の「山形県 県民の森」
の時は30分弱で6000円だった。
移動距離がわからないと正確な比較はできないが,
タクシー料金は,秋田県の方が山形県よりも若干高めに設定されているようだ
(参照)。
道路の反対側,桁倉沼側に立つ案内板(湯沢市川向),13:01
上段と同じ位置で後ろに立つ周辺案内図を撮影。
タイトルは「森と暮らしを守る治山事業」。
苔沼湿原入口と脇に立つ「コケ沼湿原植物群落」の案内板(湯沢市川向),13:02
1,2枚目:タクシーが去った後,あらためて苔沼湿原の南東沿いを通る未舗装道の入口をパノラマ撮影。
1枚目:角にある「コケ沼湿原植物群落」の案内(注)。
その下には「秋田県天然記念物 昭和43年10月15日指定」とある。
注:ここには「標高約580メートルに位置し・・・」と書かれているが,
国土地理院の地図で見るかぎり標高は約560ないし570m。
この不一致の原因は不明。
苔沼湿原,入口を入るとすぐにこのような景色が広がる(湯沢市川向),13:02
1〜3枚目:未舗装道に入ってすぐパノラマ撮影。
苔沼は,「>」字形をしているが,その大半,とくに,ここに写っている南半分はほとんどが浮島(注1)で覆われている。
ただし,沼岸には,
先日(2009.5.10)訪れた山形県 県民の森にある
琵琶沼と同様,帯水域があり,
水域と岸辺の境界は明瞭(注2)。
注1:上段の「コケ沼湿原植物群落」の案内板にそう書かれているので,それにしたがった。
しかし,水深はそれほどなさそうなので,一部はすでに水底とつながって浮島ではなくなっているのかも知れない。
注2:よって,ここは(狭義の)湿原というよりは沼に近いが(あえて言えば,低層ないし中間湿原?,注3),
他では「苔沼湿原」という表記が多く用いられているので,ここでもそれに倣った。
実態としては,上記の琵琶沼とほぼ同じなので「湿原」を削って「苔沼」としてもおかしくはない,と思う。
国土地理院の地図等では「苔沼」のまま。
注3:
日本の重要湿地500では,ここの湿地タイプを「高層湿原」としてある。
たしかに泥炭層はたまっているのかも知れないが,
岸辺から見るかぎり,ミズゴケ類が主体の雨水だけで涵養されている貧栄養の湿原(=高層湿原)には見えない。
ここは北国ではあるものの標高がかなり低い(560m?)ので,典型的な湿原の姿からは外れてしまうのかも。
苔沼湿原,道路上に草の塊が・・・(湯沢市川向),13:03
しばらく進むと,道の真ん中に大きな草の塊があった。
これは牧草を刈取って円筒形に固めたもののようだ。
これがある理由がこのあとすぐにわかった。
苔沼湿原,湿原の東岸は牧草地?だった(湯沢市川向),13:04
1,2枚目:草の塊を過ぎたところで前方をパノラマ撮影。
沼岸に向って刈取りが終ったばかりの牧草地が広がっていた(注)。
注:苔沼湿原じたいは上記のように「秋田県天然記念物」に指定されているので,
おそらく個人の所有ではないと思うが,牧草地は私有地のはず。
もしかすると,天然記念物に指定される前は沼じたいも私有地だったのかも・・・。
Part II: | 苔沼湿原(1) 2009.06.27, 13:04 - 13:18 |