大宮駅で往路の新幹線を待つ(さいたま市),07:11
出発の前日,帰宅途中に大学近くの市ヶ谷駅で切符(往路・復路とも,注)を購入した。
今回も輪行なので,客車の一番最後の座席を選んだ。
往路は早朝のせいか,比較的空いていて窓際の席が取れた。
一方,復路は,日曜の夕方ということで,すでに座席の多くは埋まっていた。
しかし,どうにか最後尾の席(ただし,通路際)を確保することができた。
注:後述するが,復路の切符(古川駅 17:06発,やまびこ62号)は,古川駅に早めに戻ったため,
1時間前のもの(古川駅 16:06発,やまびこ60号)に交換してもらった。
関東を出るまでは曇り空だったが・・・(),07:31-09:12
今日(5/24)は,午前4時半に起床したが,起きてまもなくパラパラと雨が降ってきた。
雨はすぐに止んだが,その後も降ったり止んだりを繰り返していた模様。これは予報通り。
1枚目:大宮駅を出てすぐに撮影。鉛色の空。
ときおり小雨がぱらつく天気が関東を出るまで続いていた。
2枚目:福島駅近く(08:35)。
東北に入ると,徐々に空が明るくなってきた。一部には青空も見えるようになった。
予報では午後から晴れのはずだったが,それよりも早めに回復しつつあるようだ。
3枚目:まもなく古川駅。
この頃になると,上空には青空が広がってきた。
ただし,この後向う西の山々の上空にはまだ雲がある。
どうなることかと心配したが,これは杞憂だった。
駅舎の外へ(大崎市),09:19-09:20
1枚目:新幹線改札を出た後,若干うろうろしてしまった。
こちら側(南口?)へ降りてみたが外にはタクシー乗り場はなかった。
2枚目:反対側(北方向?)から階段を降りる。
階段の先で左右(西東)に出られるが,西側(正面口)にタクシー乗り場があった(注)。
注:この古川駅はこれまでに3,4度利用しているが
(たとえばこれ),
この時は過去の記憶がさっぱり蘇らなかった。
後になって若干思い出した程度。
古川駅 正面口からタクシーに乗車(大崎市),09:21
1枚目:駅舎を出て少し離れた位置から駅舎を撮影。
2枚目:向側にあるバス乗り場と・・・。
3枚目:左(北側)にタクシー乗り場がある。
この写真を撮影した後,前方のタクシーに乗車。
荒沢湿原へ(大崎市→加美町),09:37-09:52
1枚目:右前方に見える山は薬莱山(やくらいさん)。
荒沢湿原はあの山の南西側にある。
ここはすでに加美町かも。
2枚目:現在地不明だが,この辺はほぼ間違いなく加美町。
3枚目:左はJAの建物。その手前に「←鹿原」という道標があるが,バス路線はここで左折する。
荒沢湿原へ行く場合もここから入るものと予想していたが,タクシーはそのまま直進。
若干焦ったが,この先に薬莱高原という様々な観光(or リゾート?)施設がある区域へ向う道がある。
荒沢湿原へはそこからも到達できる。タクシーはそこで左折した。
ここで左折(加美町),09:55
薬莱山の案内があった。ここが薬莱高原へ向うための道だった。
地図では狭い道として描いてあるのでメインの道路ではないように見えたが,
実際はこちらの方が道幅も広くしっかりした造り。
観光地化が進んだことで道が整備されたのだろう。
薬師の湯温泉前を通過(加美町),09:57
古い地図を見ると,この近くに池が描いてある。
しかし,新しい地図にはなく,代わりに「やくらいウォーターパーク」という名前が記してある。
タクシーの運転手に聞いても近くに池は無さそうだった。
池があれば復路で立寄ろうかと考えていたのだが,,無ければここは途中坂を登らなければならないので,
立寄らずに平坦な鹿原地区を通ろうかと迷った。
結局,復路はかなり時間の余裕があったので,坂を上がってこのルートを通ることとなった。
ここは左へ,左折するとその先に堀切橋がある(加美町),10:00
画面の左を鹿の又川(地図では鹿又川)が流れている。
ここで左折し,川に架かる堀切橋を渡って町道滝庭線に入る。
上田谷地入口前で下車(加美町),10:15
1,2枚目:タクシーを降り,自転車を組み立ててから周囲をパノラマ撮影。
予定では,一番標高の高い位置にあるビン沼(注1)から採集をスタートし,
後は坂を下りつつ荒沢湿原にある沼を訪れることにしていた。
なので,荒沢湿原の駐車場(ここより 1 kmほど手前にある)を過ぎて,案内板(注2)のあるここで降ろしてもらった(10:10頃)。
古川駅を出たのが09:22頃だったので,ここまで来るのにおよそ50分弱かかったことになる。
ほぼ予定通り。料金は8000円余。
注1:国土地理院の地図では「びん沼」と平仮名表記されている。HPの中にも「びん沼」としてあるものもあったが,
現地の案内図では,
カタカナ表記になっていたので,これにしたがった。
注2:案内板に近付いて撮影しようとしたが,前にいる人がなかなか立ち去らないので,諦めた。
この後,ふたたびここへ戻った際に撮影したのが
これ。
まずはビン沼へ,町道滝庭線を南西へ(加美町),10:15
ビン沼(標高 約380m)はまだ少し先にあるので,坂を登っていく。
なお,上田谷地入口付近の標高は推定340m。よって標高差約40m。
町道滝庭線を南西へ(加美町),10:19
この画像には写っていないが,道路の所々に車が停まっていた。
皆山菜採りにやってきた人達らしい。
ここで右折,林道 葡萄沢線に入る(加美町),10:19-10:20
1枚目:町道滝庭線はここで左にカーブするが,その隣に未舗装の林道がある。ここへ入る。
なお,ここから町道滝庭線をさらに先へ進むと,ほどなく荒沢(大滝川の支流)を越えるはず。
2枚目:角に立つ様々な案内板。
3枚目:右の未舗装道の名前がここに記してあった。葡萄沢というのはどこにあるのだろう?
地図上で探してみたが見つからなかった(注)。
なお,この林道も,国土地理院の地図には描いてあるが,市販の地図にはない。
なお,最下段にある「小野田町」は合併前の旧称。現在は加美町。
注:この後,上田谷地入口に戻った際,古い保安林の案内図を見てわかった。
葡萄沢というのは,ここより北側を流れる鹿の又川(地図では鹿又川)の上流部のことをいうらしい。
実際,国土地理院の地図だと,この林道はこの先で大きく右にカーブして鹿の又川(ブドー沢)の右岸沿いを東北東へ進むように描いてある。
そして,最後は,復路で通る
鹿の又川に架かる堀切橋の手前で,この町道滝庭線にふたたび合流している(模様)。
林道 葡萄沢線を西北西へ(加美町),10:20
道路際にはあちこちでタニウツギ(Weigela hortensis)が花を付けていた。
この花はこの荒沢湿原のいたるところで咲いていた。かなり数が多い。
林道 葡萄沢線を西北西へ(加美町),10:21
これはウマノアシガタ()?
林道 葡萄沢線を西北西へ(加美町),10:21
昇り坂で,かなり大きな石がゴロゴロした砂利道のため,途中で自転車を降りて歩いた。
林道 葡萄沢線を西北西へ,地図だとこの辺のはずだが・・・(加美町),10:23
1,2枚目:パノラマ撮影。
地図だとこの右奥にあるはずなのだが,,,道路からは見通せない。
もしかしたらここが?(加美町),10:25-10:26
1枚目:途中のカーブに車寄せらしい場所があった。
付近には何の案内もないが,,,。
2枚目:車寄せの先に踏跡があった。土手を上がって林の中へ進む道があるようだ。
自転車を抱えて入ってみることにした。
踏跡?があった(加美町),10:26
踏跡は林の奥まで続いていた。が,しかし。
踏跡は道路沿いに先へ伸びているので,このまま踏跡を辿っていくとビン沼から遠ざかってしまうはず(注)。
注:後述するが,ガイドブック(日野・葛西著,南とうほく花の湿原,無明舎,2002)によると,
ビン沼の北西側に「葦毛沼」という沼があるらしい(他の地図には描かれていないが)。
もしかすると,この踏み跡は,その「葦毛沼」に通じているのかも知れない。
次回は探索してみよう。
おそらくこの方向だろう(加美町),10:27
すると,途中に開けた場所があった。
草が生い茂っているので踏跡があるかはっきりしないが,
ビン沼はおそらくこの先にあるはずだ。
ということで,こちらへ進むことにした。
レンゲツツジを戻る時の目印に(加美町),10:28
道がはっきりしないので,途中にあるやや目立つ
レンゲツツジ(Rhododendron japonicum)を戻る際の目印にすることにした。
Part II: | ビン沼〜上田谷地入口 2009.05.24, 10:29 - 10:41 |