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2007.07.16, Part VII

強清水の湿地

県道40号 霧ヶ峰東餅屋線へ(諏訪市),12:57
左折すると前方に県道40号 霧ヶ峰東餅屋線が見えてくる。 なお,前述したように,これから歩く県道40号(少年自然の家〜強清水湿原)も「霧ヶ峰ウォーキングコース ニッコウキスゲの道」に含まれる模様。

県道40号 霧ヶ峰東餅屋線へ(諏訪市),12:57-12:58
道端に咲いていた フランスギクChrysanthemum leucanthemum)と コウリンタンポポHieracium aurantiacum)?。 この組み合わせは,先月訪れた 親海湿原近くにある南神城駅前でみたのと同じ。 この二種が一緒にいるのには何か意味があるのだろうか?

県道40号 諏訪白樺湖小諸線へ(諏訪市),12:58-12:59
1枚目:ここを右折(西へ)する。 2枚目:同じ場所からこれから進む(西)方向を撮影。隣には「台東区立 少年自然の家 霧ヶ峰学園」がある。 3枚目:反対側(東方向)。この先には霧ヶ峰インターチェンジがある。

県道40号 諏訪白樺湖小諸線を西へ(諏訪市),12:59-13:01
1,2枚目:前方左に見えるのが強清水のバス停がある駐車場。 3枚目:この林の先に強清水の湿地(強清水湿原)がある。 右手の看板には「八ヶ岳中信高原国定公園内,チャレンジ村,霧ヶ峰林間学校」とある。 チャレンジ学院という学習塾のようだ。

強清水の湿地に到着(強清水湿原,諏訪市),13:03
1枚目:林の先にあるのが強清水の湿地(強清水湿原)。 前方に右に入る道路があるが,その角に湿地の中へ入る木道の入口がある。 2枚目:道路脇から見ると草茫茫の空き地のようにしか見えない。。。

強清水の湿地(諏訪市),13:03
1枚目:この角を曲ると湿地の入口がある。 2,3枚目:角から湿地方向をパノラマ撮影。右側の桟橋状の木道へ。

強清水の湿地(諏訪市),13:04
木道の脇に咲いていたオオカサモチPleurospermum camtschaticum)?

強清水の湿地(諏訪市),13:04
その花の上に止まっていた??

強清水の湿地(諏訪市),13:05
木道の先には池がある。

強清水の湿地(諏訪市),13:05
木道を支えている支柱の上にオレンジ色のキノコが育っていた。これは ハナビラダクリオキンDacrymyces palmatus,アカキクラゲ科)?

強清水の湿地(諏訪市),13:06
キノコを撮影していたところにアリがやってきた。 これはおそらく エゾクシケアリMyrmica jessensis)かその仲間。

強清水の湿地(諏訪市),13:06
池の全景をパノラマ撮影。 1枚目:左手には池に突き出した休憩所がある。 2枚目:池のすぐ先には建物が見える。したがって,草がある部分はごくわずか。これを湿原というのはどうも・・・。 3枚目:木道は池の上を通ってその先にある草むらへ続いている。

強清水の湿地(諏訪市),13:07-13:09
1枚目:池の底を見ると緑色の藻塊が斑模様のようになってたくさん育っていた。 2枚目:おそらく池底の藻塊と同じものが,他の枯れ草等と一緒になって水面にも浮かんでいた。 のでそれを採集(強清水の湿地ー1)。 翌日の観察の結果,この藻塊の主役はダルマオトシだったことが判明。 ダルマオトシは通常それほど多くない。これほどたくさんいるのを観察したのは,今回以外では, 2005.5.8に採集した小田貫湿原から流れる小川くらい。
観察された生物: Gymnodinium, クリプトモナス(Cryptomonas), ウチワヒゲムシ(Phacus tortaPhacus sp.), トラケロモナス(Trachelomonas hispidaT. volvocina), ペラネマ(Peranema), スファエラストルム(Sphaerastrum), ユーグリファ(Euglypha), ウロトリカ(Urotricha), ハルテリア(Halteria), テトラヒメナ(Tetrahymena) マルロモナス(Mallomonas), サヤツナギ(Dinobryon sertularia), バキュオラリア(Vacuolaria virescens), 珪藻各種, グロエオモナス(Gloeomonas), パンドリナ(Pandorina), イカダモ(Scenedesmus), ボツリオコッカス(Botryococcus sudetica), クレブソルミディウム(Klebsormidium), ツルギミドロ(Draparnaldia), ヒザオリ(Mougeotia), ミカヅキモ( Closterium cynthiaC. dianaeC. intermediumC. navicula), C. ralfsii), コウガイチリモ(Pleurotaenium sp.), アルスロデスムス( Arthrodesmus triangularis), ホシガタモ( Staurastrum alternansS. brebissonii?, S. polymorphumS. vestitum or S. aculeatum?), イボマタモ( Euastrum oblongum), アワセオオギ(Micrasterias thomasiana), ダルマオトシ(Hyalotheca dissiliens var. dissiliens, var. tatrica), ハタヒモ(Netrium interruptum ?), ネジモ(Spirotaenia obscura), Sphaerozosma, フタボシモ(Cylindrocystis), ユレモ(Oscillatoria), ミジンコ,

強清水の湿地(諏訪市),13:10
水中にある木道の支柱の表面についた水垢も採集してみた(強清水の湿地-2)
観察された生物: Gymnodinium, 小型鞭毛虫数種, テトラヒメナ(Tetrahymena) ツリガネムシ(Vorticella) 棘毛類繊毛虫, 小型繊毛虫数種, クレブソルミディウム(Klebsormidium), ダルマオトシ2種(Hyalotheca dissiliens var. dissiliens), var. tatrica )多数, Sphaerozosma, ミジンコ,

Part VIII: 強清水の湿地〜強清水バス停〜(ビーナスライン)〜車山高原バス停
2007.07.16, 13:10 - 13:58