乗鞍高原
牛留池
ここで採集されたサンプルの観察結果を Google で検索 お知らせ

採集日:2011.07.10 ウオッちず で位置確認

国民休暇村に到着(標高 約1590m,松本市),11:47
定刻(11:42)よりやや遅れて到着。 今回は鈴蘭後の路肩工事現場(乗鞍観光ホテル前)でしばらく停車したのが主な原因。やむをえない。
1〜4枚目:バス停の近くからパノラマ撮影。


前回の様子(2010.08.04,11:48撮影)。

4年前の様子(2007.11.4,11:44-11:45撮影)。

牛留池へ,乗鞍高原案内図の脇が入口(松本市),11:47

牛留池へ,案内図の脇からパノラマ撮影(松本市),11:48
1枚目:右の木道へ入る。

牛留池へ(松本市),11:48-11:49
1枚目:雲間からの日射しがあるので結構明るいのだが,,。 2,3枚目:GPSを確認。 3枚目:Barometer 907.1 mb, Elevation 1542 mとある。上記のように,地図によれば「標高 約1590m」のはずなのだが。

牛留池へ,樹林帯の中を進む(松本市),11:49

牛留池へ,前方にT字路が現れる(松本市),11:49

ここから牛留池の周回路に入る,ここは右へ(松本市),11:50

ミズバショウの大きな葉の下には水があったが,,(松本市),11:50
以前に採集したことがあるが,流れがあるため原生生物はほとんどいなかった。 以後は乾いていて採集しなかったこともある。 よって今回も採集せず。

桟橋状の木道を歩いて牛留池へ(松本市),11:51

牛留池が見えた(松本市),11:51

前回の様子(2010.08.04,11:52撮影)。

ここは直進(松本市),11:52

左に牛留池の展望所が見えた,今回は誰もいない(松本市),11:52-11:53
前回は展望所だけでなく,周囲にたくさんの子供がいた。そのため,ゆっくり乗鞍岳を眺めることができなかった。


前回の様子(2010.08.04,11:53撮影)。

無人の展望所へ(松本市),11:53

牛留池,テーブルの上に設置してある「牛留池案内図」(松本市),11:53

牛留池,展望所からの眺め(松本市),11:53
周囲が薄暗いせいもあり,池にピントを合わせると山はほとんど写らない。


前回の様子(2010.08.04,11:53撮影)。

4年前の様子(2007.11.04, 11:49-11:50撮影)。

牛留池,水面の半分近くはミツガシワの葉で覆われている(松本市),11:53

牛留池,再度乗鞍岳を入れてパノラマ撮影(松本市),11:54

牛留池,乗鞍岳を望遠撮影(松本市),11:54
1枚目:左から高天ケ原(標高 2829 m),大日岳(奥の院,3013 m),剣ケ峰(主峰,3026 m,山頂は雲に隠れている), 蚕玉岳(2979 m),朝日岳(2973 m)。 2枚目:摩利支天岳(2873 m)と富士見岳(2818 m),そして少し間をおいて大黒岳(2771 m)。 標高は下段の展望ガイドを参照したが・・・(注)。

注:市販の地図には,大日岳(3014 m)+1,摩利支天岳(2872 m)-1,富士見岳(2817 m)-1, 大黒岳(2772 m)+1 と記されている。 わずか 1 m の違いだが気になる。

前回の様子(2010.08.04,11:53撮影)。

2007.11.04, 11:50撮影。

牛留池,ミツガシワの葉の上にトンボがいた(松本市),11:54-11:55
2枚目:望遠撮影。これが限界。これは??)。 この他,前回(2010.08.04) 撮影したルリイトトンボEnallagma boreale circulatum)も数匹,飛んでいた。 今回は撮影はできなかったが,,。

牛留池,乗鞍岳全景と題した展望ガイド(松本市),11:56

牛留池(松本市),11:56-11:59
展望所を立ち去ろうとしたところ,柵の手摺に ヤマキマダラヒカゲNeope niphonica,タテハチョウ科 ジャノメチョウ亜科)が止まった。 この蝶は,今年はすでに2ケ所( 2011.06.19 観音沼森林公園2011.07.02 志賀高原 ひょうたん池) で撮影している。 この乗鞍高原でもたくさんの個体が飛び回っていた。
ゆっくりカメラを近付けると逃げずにいたので,途中(8枚目)からマクロ撮影モードに切り替えた。 かなり接近して撮影することができた。

牛留池,展望所を出て木道の無い周回路を進む(松本市),11:59

牛留池,途中にある変わった形の木,雪の影響だろう(松本市),12:00

右は口笛の小径への分岐,ここはまず左へ(松本市),12:00

牛留池,岸辺に近付ける唯一の場所へ(松本市),12:00
沼の周囲はこれまでになくぬかるんでいた。前回もぬかるんでいたが,それ以上にぬかるんでいた(ように思う)。 岸辺に近付くのが大変。

牛留池,なんとか池端に近付いた(松本市),12:02
前回(下段)は,近くにルリイトトンボEnallagma boreale circulatum) がたくさんいた。既述したように,今回も展望所には何匹かいたが,ここでは遭遇しなかった。


前回の様子(2010.08.04,11:56撮影)。

牛留池,池端からパノラマ撮影(松本市),12:02

牛留池(松本市),12:03
実をつけたミツガシワMenyanthes trifoliata)の近くで 採集(牛留池)。 これまで通り,たくさんの原生生物がいた。 とくに,今回も大型のホシガタモ( Staurastrum longispinum), が観察されたことが注目に値する。 この種は,これまでのところ,ここでは必ず観察されるが(2005,2006,2007,2010),他ではまったく観察されていない。 牛留池を特徴づける種といえる。
観察された生物: カリキモナス(Calycimonas physaloides), カラエリヒゲムシ(Salpingoeca), 小型鞭毛虫数種, トゲフセツボカムリ( Centropyxis aculeataC. aerophila), ディフルギア( Difflugia bacillariarumD. oblonga), 巨大なPontigulasia?, ミクロトラクス(Microthorax), キルトロフォシス(Cyrtolophosis), Chlorobotrys イカダモ(Scenedesmus), エレモスフェラ(Eremosphaera viridis), オーキスチス(Oocystis), コエノクロリス(Coenochloris), ボツリオコッカス(Botryococcus braunii), サヤミドロ2種(Oedogonium), ゲミネルラ(Geminella), ミクロスポラ(Microspora), ブルボケーテ(Bulbochaete), ヒザオリ2種(Mougeotia), カメガシラモ(Tetmemorus laevis), ウネリマクラ(Docidium undulatum), ミカヅキモ( Closterium abruptumC. baillyanumC. intermediumC. rostratumClosterium sp.), ツヅミモ( Cosmarium moniliformeC. oblongumCosmarium sp.), ホシガタモ( Staurastrum brachiatumS. longispinum), イボマタモ( Euastrum humerosum), トゲツヅミモ(Xanthidium armatum), タテブエモ(Penium sp.), ハタヒモ(Netrium digitus), フタボシモ(Cylindrocystis), ダルマオトシ(Hyalotheca dissiliens), SphaerozosmaSpondylosium sp. ウシケノリ(Bangia)?, クロオコッカス( Chroococcus pallidusC. turgidus), シネココッカス(Synechococcus), ユレモ(Oscillatoria), HapalosiphonAchromatium oxaliferum ケンミジンコ, イタチムシ, ワムシ, クマムシ,

遊歩道へ戻った(松本市),12:05
これから口笛の小径を下って「あざみ池」へ向かうが,人気が少ないので,用心して熊避けの鈴を装着した。

口笛の小径へ入る,ここからは下り(松本市),12:05

目 次 へ

HOME | 研究資料館 | 採集の記録 | 採集地ごとの生息情報 | 長野県の他の地域