一関市
厳美渓
Part I: 厳美渓バス停〜天工橋下流側
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採集日:2012.10.07 ウオッちず で位置確認

厳美渓バス停で降車(一関市),09:22
バスを降り,少し下がって撮影。 まずは天工橋(てんぐばし)下流側の採集ポイントへ。

厳美渓,磐井川沿いを東へ進む(一関市),09:23

厳美渓,河川敷に降りる(一関市),09:23

厳美渓,階段の途中でパノラマ撮影(一関市),09:23

2012年07月の様子(2012.07.28,09:24撮影)。

厳美渓,岩石段丘に降りたところで再度パノラマ撮影(一関市),09:24
どうもこれまでと様子が異なる。 よく見ると,岩盤上のあちこちに白い泥がある。 窪みに溜った水も白く(薄茶色?)濁っている。

厳美渓,一番大きな水たまりに近付く(一関市),09:24
この水たまりも泥で白く濁っていた。 詳しく周囲の様子を観察すると,やや高い位置にある水たまりは従来と同じだが,この大きな水たまりとその周囲, その先(2枚目)はさらに下がって雨水が川へ流れ落ちるはずだが,その流路にある水たまりはどれも白く濁っていた。 どうやら,最近,大雨が降って道路側から流れてきた泥水がこの辺を通って磐井川へ流れ込んだようだ(注)。 これでは原生生物はまったく期待できない。

注:既述したように,これは今年の09月30日から10月01日にかけて日本列島を縦断した台風17号の影響と思われる。

2012年07月の様子(2012.07.28,09:25撮影)。 水が増えていた。十分ではないが。

2012年06月の様子(2012.06.03,11:26撮影)。 ほとんど干上がっていた。

2011年11月の様子(2011.10.20,09:24-09:25撮影)。 周囲に泥があるが結構水があった。

2011年08月の様子(2011.08.20,09:26撮影)。 たっぷり水があった。

厳美渓,大きな水たまりの手前左にある小さな水たまり(一関市),09:24
1枚目:水底には薄茶色の泥が溜っている。 前回(2枚目)ここでも採集したが,今回は中止。 2枚目:2012年07月の様子(2012.07.28,09:28撮影)。

厳美渓,その右隣にある大きな水たまりの縁,草がたくさん生えている(一関市),09:25-09:26
1枚目:窪みにも水がたまっている。 2枚目:この付近ではこれまで採集していないようだが,ひとまず 採集(厳美渓-01a)。 予想通り,原生生物はほとんどいない。
観察された生物: 小型鞭毛虫数種, 棘毛類繊毛虫, クレブソルミディウム(Klebsormidium sp.), 3枚目:長い草が皆同じ方向(川側)へ倒れている。 強い水の流れがあった証拠だ。


2012年07月の様子(2012.07.28,09:28撮影)。

厳美渓,大きな水たまりの手前から再度パノラマ撮影(一関市),09:27

厳美渓,大きな水たまり(一関市),09:27
あまり期待できないが,右側の泥の少ない草が生えている場所でも 採集(厳美渓-01b)。 やはりここも原生生物はほとんど姿を消していた。
観察された生物: 小型繊毛虫数種, トリボネマ(Tribonema),

厳美渓,大きな水たまり(一関市),09:28
泥の上に一部紫色の白い玉があった。 これはおそらくジャノヒゲ(リュウノヒゲ,Ophiopogon japonicus)の実だろう。 前回来た時は花だった。 本来は青い実がなるはずだが,,,。これから青くなるのだろうか? それとも泥を冠ったために発育が途中で止まってしまったのかも。


2012年07月の様子(2012.07.28,09:31撮影)。

大きな水たまりの右隣,ロープ近くにも水たまりがある(一関市),09:28

2011年10月の様子(2011.10.20,09:35撮影)。
これは大きな水たまりの右側から川方向を向いて撮影している。

厳美渓(一関市),09:29
1枚目:ここは泥を冠っていない。やや高い位置にあるのと,泥水の流路から若干外れているのだろう。 ただし,水底を見ると,板状になった茶色の泥(ないし腐食質)がある。一度干上がったのだろう。 2枚目:ここで採集(厳美渓-02a)。 洪水には逢わなかったものの,干上がりやすい場所なので原生生物はさほど多くない。
観察された生物: トゲフセツボカムリ( Centropyxis ecornis), Lesquereusia, 珪藻各種, イカダモ(Scenedesmus quadricauda), ゲミネルラ(Geminella), サヤミドロ(Oedogonium), ホシミドロ(Zygnema), コウガイチリモ( Pleurotaenium minutum = Haplotaenium minutum), ミカヅキモ( C. cornu?), ツヅミモ( Cosmarium obsoletum), ダルマオトシ(Hyalotheca dissiliens), ユレモ(Oscillatoria sp.), ワムシ, ケンミジンコ, イタチムシ,


2011年10月の様子(2011.10.20,09:35-09:36撮影)。

厳美渓(一関市),09:31
上と同じ水たまりだが,反対側の縁近くでも 採集(厳美渓-02b)
観察された生物: 渦鞭毛虫の一種, クリプトモナス(Cryptomonas sp.), カラエリヒゲムシ(Salpingoeca), アクチノスフェリウム(Actinosphaerium), Lesquereusia, 小型繊毛虫数種, 珪藻各種, サヤミドロ(Oedogonium), コウガイチリモ( Pleurotaenium trabecula), ユレモ(Oscillatoria sp.), スティゴネマ(Stigonema), ミジンコ,

厳美渓(一関市),09:31-09:32
1枚目:水たまりの中央に生えている草の集まりを撮影。 2枚目:これは?? 3,4枚目:これは?? 3,5枚目:これは??


Part II: 天工橋下流側〜天工橋 2012.10.07, 09:32 - 09:44
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