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2017.08.28, Part XVI

旧参道沿いの湿原(1)

笹薮を抜けて草原に出た(庄内町),10:30
笹薮を出ると,目の前に実をつけた ニッコウキスゲ(ゼンテイカ,Hemerocallis dumortieri var. esculenta,ユリ科 ワスレグサ属) があった。すでに種が露出している。

笹薮を抜けて草原に出た(庄内町),10:30
1〜3枚目:草原に出たところで左〜前〜右をパノラマ撮影。
1枚目:こちらは車道沿いの踏跡。やや背の低い笹薮があり,その薮に沿って深く抉れた踏跡が続いている。 前回は踏跡がハッキリしていたが,今回は周囲の草が伸びて垂れ下がり,踏跡がやや識別しずらくなっていた。 雨が多いので草の成長が良かった?
2,3枚目:旧参道に沿って笹薮と潅木が続いているが,こちらもその潅木地帯に沿って踏跡が続いている。 前回はこちらの踏跡を通ってここまで戻ってきた。今回もそうするつもり。
前回は車道沿いの深く抉れた踏跡を進んだので,今回もそうした。


2013年08月の様子(2013.08.22,09:54撮影)。

車道沿いの踏跡を進む(庄内町),10:32
1枚目:踏跡と車道の間にはこのような笹薮が続いている。
ただし,車道と前方の笹薮との間には,急な傾斜地(裸地)と2m以上の高さのコンクリート壁(崖)があり, 合計3,4mの段差がある。やや危険なので普通なら降りたくない場所だが, この後,戻る際に薮漕ぎに失敗し,旧参道に戻れなくなった。 どうしようもなくなったので,最後は,その傾斜地とコンクリート壁(崖)を降りることになった(後述)。
2枚目:航空写真で現在地を確認。 この先で鋭角に右折するが,まだ先のはずだ。 しかし,これだと,すでに右折点に近付いていることになる。 やはり今回もGPSのポインタと航空写真がずれているようだ。
右折点に来れば,下段のような景色になるはず。 前回もそうだったが,GPSのポインタの位置は,数mほど北にずれているようだ (地図の配置がやや南にずれている?)


2013年08月の様子(2013.08.22,09:56撮影)。

旧参道北側に点在する池塘(庄内町),10:32-10:33
1枚目:最初の池塘。これは前回(下段)と同じはず。
2枚目:現在地を確認。 今回は右折点までいかずに途中でここへ向って斜面を上がった。よってこのような軌跡になっている。


2013年08月の様子(2013.08.22,09:59撮影)。

旧参道北側に点在する池塘(庄内町),10:33
池塘に近付いて全景を撮影。
中心部に ミヤマホタルイScirpus hondoensis,カヤツリグサ科 ホタルイ属) が育っているのは,前回(4年前)と同じだ。
しかし,前回は水底にたくさんあった カワモズク(Batrachospermum), が極端に減っている。 これも今年は雨が多いせいだろうか? 周囲は傾斜しているので,水が溢れた際に,多くが外へ流れでてしまった可能性が高い。


2013年08月の様子(2013.08.22,09:59撮影)。

旧参道北側に点在する池塘(庄内町),10:34
草原(というか湿原?)にはたくさんのバッタ類がいたが,私が採集と水質測定の準備をしていると,その一匹が池塘に落ちてしまった。 水面でもがいていると, クロサンショウウオHynobius nigrescens,サンショウウオ科 サンショウウオ属) が近付いてきて,私の目の前でパクリと喰わえてしまった。 この時期は,こうやって食料を得ているのだろう。

旧参道北側に点在する池塘(庄内町),10:35
まずはここで 採集(旧参道北側に点在する池塘-01)
前回(下段)は,それなりに原生生物が観察できたが,今回はどうだろう。


2013年08月の様子(2013.08.22,10:00撮影)。

旧参道北側に点在する池塘(庄内町),10:36
次は水質の測定を,と準備をしていると, アキアカネSympetrum frequens,トンボ科 アカネ属) がやってきて目の前の草に止った。 こちらをジッと見ている(気のせい?)。 こういう場合,トンボの方からやってきたので簡単には逃げない。 じっくりカメラを構えて撮影することができた。 この個体はまだ赤くなっていない。雌かも。また,左の後羽の一部が欠けている。 何者かに喰われてしまったのだろうか?

旧参道北側に点在する池塘(庄内町),10:37
トンボが去ったので,あらためて水質を測定。
導電率は 12 μS/cm(21.8℃)。 ここも傾斜している場所のためだろうが,やや高めだ。
弥陀ヶ原と同様,傾斜している場所(多くは湿原の縁というか外れに近い位置にある池塘)は導電率が高めになるようだ。

旧参道北側に点在する池塘(庄内町),10:37
次は pH の測定を,,,と準備していると,ふたたびトンボが襲来。 産卵に訪れているので,たえず移動している。なかなかピントが合わない。 中くらいのサイズ。雌だけで産卵する種類。 胸部の上前半には黒地に黄色い大きな斑紋がある。 腹部には細かな縞模様があり,後端部近くが青味がかっている。
これは ??

旧参道北側に点在する池塘(庄内町),10:38
トンボが去ったので,あらためて pH を測定。pH は 3.86。かなり低い。

最初の池塘から東北東にある池塘(庄内町),10:40
1枚目:北に向って進むとすぐ近くに最初のものより若干,大きな池塘がある。
2枚目:既述したように,GPSのポインタはやや北にずれている。 よって1枚目の池塘は,ポインタの下にある中サイズのものだ。

最初の池塘から東北東にある池塘(庄内町),10:40
池塘に近付いて全景を撮影。ここはさきほどの池塘から近すぎるのでパス。

さらに北を見ると,,前方に小さな池塘が見える(庄内町),10:41

その小さな池塘に近付く(庄内町),10:41
1枚目:
2枚目: 画像にあるポインタの下にある小さく薄い丸がこの池塘だ。

小さな池塘(庄内町),10:42-10:43
1枚目:ここで 採集(旧参道北側に点在する池塘-02)
2枚目:導電率は 13 μS/cm(21.3℃)。
3枚目:pH は 4.55。

やや大きな池塘の北西にくっついている小さな池塘(庄内町),10:44
前回もここで採集していている(下段)。
この2枚目と下段の4枚目を比較するとわかるが,GPSのポインタのずれ具合がほぼ同じだ。 おそらくGPSは正確なのだろう。この辺の航空写真の配置が正確でない(実際の緯度経度から南にずれている)と思われる。
GPSのポインタは,弥陀ヶ原ではほぼ正確な位置を示していたのだから,GPSがこの辺だけ毎回同じようにずれるというのは 考えにくい。


2013年08月の様子(2013.08.22,10:12, 10:12, 10:13, 10:14撮影)。

やや大きな池塘の北西にくっついている小さな池塘(庄内町),10:45, 10:46, 10:47
1枚目:ここで 採集(旧参道北側に点在する池塘-03)
2枚目: 導電率は 12 μS/cm(22.5℃)。さきほどとほぼ同じだ。
3枚目:pH は 4.39。これもほぼ同じ。

湿原北東縁からの眺め(庄内町),10:48
すぐ先(北側)は急斜面になっている。前回もここでパノラマ撮影したので,今回も。 2,3枚目:は前回とほぼ同じなので,前回の説明を転載しておく。
2枚目:現在地から北北東の眺めだが,下方に小さな池がある。あそこは標高1162m付近にある池だ (注,今回の画像は,前回より縁から離れているので写っていない)。 緯度的には東にある御浜池とほぼ同じ。ただし,地図には名前がない。 池の右に三角形に尖った小ピークがある。あそこは藁田禿山(標高 1213 m)。 藁田禿山の右に道らしきものが見える。あそこは御浜池へ向うルートの途中だ。 藁田禿山の右手前にある岩場が東補陀落(ひがしふだらく)。藁田禿山の先を東へ下ると御浜池に到達する。
3枚目:前方に見える高台のような場所が剣ヶ峰だ。 御浜池へ向うルートはあの上を通って藁田禿山へ降りるようだ。
なお,画面ではわかりずらいが,手前の草原と剣ヶ峰手前の湿原?の間に深い溝がある。 この後,その溝にある雪渓(注,今回は雪渓はすでに消えていた,後出)を眺めることになる。


2013年08月の様子(2013.08.22,10:15撮影)。

藁田禿山と剣ヶ峰を望遠撮影(庄内町),10:48

少し南東へ移動して,後方(西側)をパノラマ撮影(庄内町),10:49
1枚目:これはたぶん採集&水質調査をパスした2つ目の池塘。最初の池塘はこれより先(南)にあるので,写っていない。
2枚目:手前に小さな池塘がある。ここもパスしたか,気づかずに過ぎてしまった。
4枚目:こちらが「やや大きな池塘」で,その左端に草で仕切られているのが さきほど採集したばかりの「北西にくっついている小さな池塘」だ。

Part XVII: 旧参道沿いの湿原(2)
2017.08.28, 10:49 - 11:02