那須塩原駅〜山王トンネル〜永田橋〜国道289号〜駒止トンネル〜山口トンネル〜国道401号〜小滝川沿い〜戸板峠〜黒岩湿原〜山口トンネル〜永田橋〜甲子トンネル〜那須町の湿地〜那須塩原駅 (09:36 - 19:02)
Part I: | 那須塩原駅〜山王トンネル〜永田橋〜国道289号(那須塩原市/南会津町) 2014.10.25, 09:36 - 11:19 |
Part II: | 駒止トンネル〜山口トンネル〜国道401号〜小滝川沿い〜戸板峠(南会津町) 2014.10.25, 11:19 - 12:31 |
Part III: | 〜黒岩湿原(南会津町) 2014.10.25, 12:34 - 13:25 |
Part IV: | 黒岩湿原〜(南会津町) 2014.10.25, 13:26 - 14:58 カラマツ |
Part V: | 〜山口トンネル〜永田橋〜甲子トンネル〜那須町の湿地〜那須塩原駅(南会津町/那須町/那須塩原市) 2014.10.25, 14:59 - 19:02 |
追加: | 採集したサンプルの観察(千代田区) 2014.10.26-10.29 |
三度目の正直で南会津町にある黒岩湿原を訪れることができた。
この湿原は,駒止トンネルの南に位置する戸板峠の近くにある。
戸板峠は,西は伊南町を流れる小滝川沿い,東は戸板川沿いを通る多々石林道の途中にある。
黒岩湿原を知ったのは,いつだったかハッキリ覚えていない。3,4年前だったろうか? 最初に訪れようとしたのは 2年前(2012.08.11) だった。 この時は,最初,駒止トンネル側から戸板峠を目指したが,入口が通行止めになっていた。 そこで駒止トンネルを通って西へ移動し,伊南町側から多々石林道に入った。 しかし,そこも途中で道路工事が行われていたため,引き返すしかなかった。 二度目は, 昨年(2013.10.20)。 この時は道路工事は終っていたので,伊南町側から戸板峠へ到達することができた。 しかし,黒岩湿原へ迫るには,多々石林道から戸板川へ降り,そこから沢登りをする必要があるのだが, 戸板川へ降りる斜面が崩落していたのと, この日は当初から強い雨が降っていたので,それ以上進むのを断念した。 そして,今回が三度目なのだが,今日は,ほぼ完璧な快晴。また,最近は雨も少ないので沢登りをして湿原に到達することができた。 ただし,多々石林道脇の崩落地を降りるのはかなり危険だったし, 湿原へ向う沢(戸板川の支流)は,両岸から迫り出している木々の枝や笹やぶが障害物となり進むのが大変だった。 ほとんどかがみながら(往復で計1時間以上)沢を昇り降りしたので,最後には腰が痛くなった。 訪れた黒岩湿原は,すでに草紅葉状態だった。 航空写真など事前の調査通り,湿原中央に縦長の池塘が1つあった。 他にも航空写真に写らない小さな池塘がないか探したが見つからなかった。 航空写真によると,訪れた湿原の北側にも別のやや大きな湿原があるはずなのだが,そこへ到達するには100mほどの薮漕ぎをしなければならない。 体力的・時間的に今回は無理なので北側の湿原を訪れるのは諦めた。 なお,黒岩湿原の標高は1000mを越えているのだが(1380m), 期待した 共生藻を持つラッパムシ(Stentor pyriformis) は観察できなかった。 このラッパムシは,南西の 田代山山頂湿原や, 尾瀬地区の湿原( 鬼怒沼湿原, 横田代, 富士見田代) にはたくさんいるし, 北の福島県と山形県の境にある 吾妻連峰の湿原群 (山形県側), (福島県側) にもたくさんいる。 しかし,その中間地帯となる福島県南部〜栃木県北部 & 新潟県南東部には分布していないようだ。 先日(2014.09.15) 訪れた浅草岳(魚沼市/只見町)の山頂湿原にもいなかった。 注:いずれの回も那須塩原駅から友人の 月井栄三郎氏 の車に乗せてもらい現地へ向った。感謝。 |