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2014.09.03, Part VIII

田代岳9合目湿原(1)

田代岳9合目湿原(大館市),12:05
1〜4枚目:パノラマ撮影。木道を南西に向って進む。
1枚目:前方に木道脇に池塘がある。2番目はあそこで採集することにした。

田代岳9合目湿原(大館市),12:06
ここで 採集(田代岳9合目湿原-02)
観察された生物: カリキモナス(Calycimonas physaloides), ディフルギア( Difflugia bacillariarumD. bacillifera), ユーグリファ(Euglypha sp.), Chlorobotrys, 珪藻各種, アステロコッカス(Asterococcus sp.), ボツリオコッカス(Botryococcus braunii), ミクロスポラ(Microspora), ウネリマクラ(Docidium undulatum), コウガイチリモ( Pleurotaenium minutum = Haplotaenium minutum), ミカヅキモ( Closterium abruptum), ツヅミモ( Cosmarium globosum), ホシガタモ( Staurastrum hystrixS. wandae), イボマタモ( Euastrum cuneatum), ハタヒモ( Netrium digitusN. oblongum), Bambusina brebissonii, クロオコッカス(Chroococcus turgidus), メリスモペディア2種(Merismopedia), ユレモ(Oscillatoria sp.), ワムシ,

上と同じ位置で後ろを振り返ってパノラマ撮影(大館市),12:07
1枚目:林の先に見えるのが 岩木山(標高 1624.6m)のようだ。 ここからは北北西方向にあり,地図上で計算すると直線距離でおよそ28 km先(頂上まで)になる。

木道を南西に向って進む(大館市),12:07
2枚目:右の木道脇にまた池塘があった。 3番目はここで採集することにした。

田代岳9合目湿原(大館市),12:07
上と同じ位置で,田代岳の全景を撮影。 左側に笹薮の中を上がって行く登山道が見える。

田代岳9合目湿原,3番目の採集ポイント(大館市),12:08
ここにも,数は少なめだが, ミツガシワMenyanthes trifoliata,ミツガシワ科ミツガシワ属 ) の姿がある。
1枚目:木道脇にすれ違うための場所がある。 3枚目:池塘の東端が木道の下を通っている(画面右下)。 木道の反対側にある池塘とつながっているようだ。 ただし,反対側の池塘は3段上(12:07)の1枚目にあるはずだが,水面はあまり見えない。 やや高い位置にあるためか草の間にわずかに水がある程度だ。 これはGoogle mapの航空写真でも確認できる。

田代岳9合目湿原(大館市),12:08-12:09
1枚目:その池塘が木道の下を通る場所を見ると, カワモヅク(Batrachospermum) の姿があった。 2枚目:その近くで 採集(田代岳9合目湿原-03)
観察された生物: ディフルギア( Difflugia elegansD. oblonga), Assulina, ミクロスポラ(Microspora), ヒザオリ(Mougeotia), ウネリマクラ(Docidium undulatum), ミカヅキモ( Closterium abruptumC. pronum), 小型ツヅミモ(Cosmarium sp.), ホシガタモ( Staurastrum hystrix), イボマタモ( Euastrum cuneatum), ハタヒモ( Netrium digitusN. oblongum), タテブエモ(Penium polymorphum), カワモヅク(Batrachospermum), クロオコッカス(Chroococcus turgidus), ワムシ, ミジンコ, センチュウ,

田代岳9合目湿原,木道を南西に向って進む(大館市),12:10
次に現れた池塘にはミツガシワの姿がない。 かわりにあったのが ホソバウキミクリSparganium angustifolium,ミクリ科 ミクリ属) ?

木道を南西に向って進む(大館市),12:10
ここは左右に池塘がある。そして,いずれも木道に近い側に出島(浮島が岸辺とつながった?)のようになった場所がある。 ただし,いずれも木道からやや離れ過ぎている。採集不可。
1枚目:左(東)側の池塘に生えているのはなんだろう?
2枚目:木道は前方で右→左へとカーブしている。
3枚目:右(西)側には ミツガシワMenyanthes trifoliata,ミツガシワ科ミツガシワ属)

左側の池塘を望遠撮影(大館市),12:11
草の間に藻塊(ないし水垢)が浮かんでいる。

右側の池塘をパノラマ撮影(大館市),12:11
上記のように,こちらにあるのは ミツガシワMenyanthes trifoliata,ミツガシワ科ミツガシワ属) だ。
4枚目:iPad mini で現在地を確認。 GPSの軌跡は,Google mapの航空写真とほぼ一致している。 地図にあるルートはあきらかに間違っている(というか実際からやや外れている)。

田代岳9合目湿原(大館市),12:12
木道は右に曲ってすぐに左へとカーブする。その途中でパノラマ撮影。
1枚目:左はやや高い位置に池塘がある。

田代岳9合目湿原(大館市),12:12
右の池塘。ここにもさきほどと同様,水草の間に藻塊というか水垢が浮かんでいる。

田代岳9合目湿原,木道を南西に向って進む(大館市),12:13
1枚目:前方に木道に沿った池塘がある。 その先は笹薮だ。

田代岳9合目湿原,木道に沿った池塘(大館市),12:13
ここも ミツガシワMenyanthes trifoliata,ミツガシワ科ミツガシワ属) が生える池塘だ。形はややいびつ?

田代岳9合目湿原,木道に沿った池塘(大館市),12:13-12:14
ここで 採集(田代岳9合目湿原-04)
観察された生物: カリキモナス(Calycimonas physaloides), フセツボカムリ( Centropyxis ecornis), ディフルギア( Difflugia acuminataD. oblonga), アミカムリ(Nebela barbata)?, 小型繊毛虫数種, 珪藻各種, アステロコッカス(Asterococcus sp.), エレモスフェラ(Eremosphaera viridis), ブルボケーテ(Bulbochaete), ミクロスポラ(Microspora), サヤミドロ(Oedogonium), ヒザオリ(Mougeotia), コウガイチリモ( Pleurotaenium minutum = Haplotaenium minutum), ウネリマクラ(Docidium undulatum), ミカヅキモ( Closterium abruptumC. pronum), ツヅミモ( Cosmarium quadrifarium), ホシガタモ( Staurastrum hystrixS. iotanumS. polymorphumS. wandaeStaurastrum sp.), イボマタモ( Euastrum ampullaceumE. cuneatumE. humerosum), トゲツヅミモ(Xanthidium armatum), ハタヒモ( Netrium oblongum), ネジモ(Spirotaenia condensata), Bambusina brebissonii, メリスモペディア(Merismopedia), ワムシ,

Part IX: 田代岳9合目湿原(2)
2014.09.03, 12:16 - 12:25