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2014.07.06, Part XI

遊々の森/ブナの駅〜前森山北尾根を下る

安比高原 遊々の森, 中の牧場,ブナの駅(八幡平市),13:31
前回(2013.05.18)は,右奥(2枚目)にある小さな池で採集したが,原生生物はほとんどいなかった。 そのため,ここは通り過ぎてしまった,が・・・。


2013年05月の様子(2013.05.18,06:24, 13:05撮影)。

その先に道路際に大きな池?がある(八幡平市),13:34
2枚目:2013年05月の様子(2013.05.18,06:24, 13:10撮影)。

安比高原 遊々の森, 中の牧場,ブナの駅前にあるもう一つの池(八幡平市),13:35
ここは,前回は原生生物があまりいそうに見えなかったので,そのまま通り過ぎてしまった。 しかし,今回は様子がだいぶ異なる。 念のために採集してみることにした。


2013年05月の様子(2013.05.18,06:24, 13:10-13:11撮影)。

安比高原 遊々の森, 中の牧場,ブナの駅前にあるもう一つの池(八幡平市),13:36
池の近くで咲くアザミ。 ??

安比高原 遊々の森, 中の牧場,ブナの駅前にあるもう一つの池(八幡平市),13:37-13:38
1枚目:ここで 採集(ブナの駅前の池)。 意外にも,今回の採集では,ここが一番,観察できた原生生物の種数が多かった。 とすると,さきほどパスしたブナの駅前にある小さな池にも色々いたかも知れない。 採集すればよかった,残念。
2,3枚目:池全体で育つこの単子葉植物は,さきほど奥の牧場にも生えていた オオヌマハリイ(ヌマハリイ,Elecharis mamillata var. cyclocarpa,カヤツリグサ科 ハリイ属)? ?
4枚目:iPad mini で現在地を確認。
観察された生物: マルウズオビムシ(Peridinium), 渦鞭毛虫の一種, ミドリムシ( Euglena ehrenbergii?, Euglena schmitzii), ミドリムシ類の鞭毛虫(後曵鞭毛が長い), 小型鞭毛虫数種, ディフルギア2種( Difflugia sp.1, sp.2, 共生藻を持つラッパムシ(Stentor fuliginosus), プロロドン(Prorodon sp.), ウロトリカ(Urotricha agilis), ミドリゾウリムシ(Paramecium bursaria), 共生藻を持つスキフィディア(Scyphidia constricta), Chlorobotrys, イカダモ(Scenedesmus), Dimorphococcus lunatus, セレナストルム(Selenastrum), ボツリオコッカス(Botryococcus braunii), アステロコッカス(Asterococcus sp.), オーキスチス(Oocystis marsonii), イトクズモ( Ankistrodesmus densusA. falcatus), Quadrigula, サヤミドロ(Oedogonium undulatum), 他のサヤミドロ2種(Oedogonium sp.1, sp.2), アオミドロ(Spirogyra), コウガイチリモ( Pleurotaenium nodosum)多数, ミカヅキモ( Closterium angustatumC. cornuC. dianaeC. libellulaC. striolatum), アルスロデスムス( Arthrodesmus sublatus), A. triangularis var. latiusculumArthrodesmus sp.), ツヅミモ( Cosmarium contractumC. globosum?), ホシガタモ( Staurastrum anatinumS. aviculaS. forficulatumS. iotanumS. teliferumStaurastrum sp.), イボマタモ( Euastrum gnathophorumE. oblongumE. sinuosum), トゲツヅミモ(Xanthidium antilopaeum), トゲツヅミモ(Xanthidium sp. X. hastiferumに似るが・・・初観察), アワセオオギ(Micrasterias thomasiana), チリモ( Desmidium swartzii), ハタヒモ(Netrium digitus v. lamellosum), タテブエモ(Penium sp. X. hastiferumに似るが・・・初観察?), ケズネモ(Gonatozygon brebissonii), ダルマオトシ(Hyalotheca dissiliens), Bambusina brebissoniiSphaerozosma, グラウコキスチス(Glaucocystis nostochinearum), メリスモペディア(Merismopedia), ユレモ(Oscillatoria sp.), スティゴネマ(Stigonema), ワムシ, ミジンコ, センチュウ,

安比高原 遊々の森を去る(八幡平市),13:40
2枚目:2013年05月の様子(2013.05.18,06:24, 13:12撮影)。

T字路へ出て右折,するのだが・・・(八幡平市),13:42
当初は,ここを左折してみようと考えていた(後述するように,左側は「市道兄川支線(愛称:安比兄川グリーンライン,または, ふるさと農道兄畑・兄川線)」というらしい)。 若干遠いが,この先にも湿地があるからだ。 しかし,往復するのにかなり時間(片道約 4km)がかかるのと,湿地に到達するには標高差20,30mほど, 水平距離で300mほど樹林帯の中を進まなければならない。これはかなりきつい(自転車をどうするかも問題)。 Google mapの航空写真だと西側に広大な牧草地(注)があり,そちらからの方がアプローチがしやすいのだが, 私有地を通るのもなんだし,ということで結局,諦めてしまった。

注:FieldAccessHDの航空写真(1974-1978撮影)には,そもそもこの左側の車道が写っていない(地図には描かれているが)。 その航空写真が撮影された後にこの道路ができたことになるので,左の道路は比較的新しいはず。 また,西にある牧草地もFieldAccessHDの航空写真には写っていない。

2013年05月の様子(2013.05.18,06:24, 13:13撮影)。

進もうと思った左側の道路を撮影(八幡平市),13:42-13:43
1枚目:遊々の森へ向う道路と左側の道路の境に立つ「安比高原 案内図」。 この図では下が北になっている。 図には南に聳える「前森山,西森山,屋ノ棟岳(注1)」の名前がある。 下ってきた道の西には「中の牧場 芝生地」,道路沿いにある案内板から西へ向う「散策コース」が, そして,その先にある「奥の牧場 芝生地」の名前が記されている。 道の先端には「至八幡平,安比温泉」とある。 左側の新しい道路には「グリーンライン」の文字がある。 これが道路の名前のようだ(注2),とこの時は思ったが・・・。
2枚目:「グリーンライン」の側には 「予告 車両通行止」と書かれた看板があり, ここに「市道兄川支線」と書かれている。これが公式の名前だろう。 グリーンライン(ないし,安比兄川グリーンライン,下段)は愛称のようだ。 この他,「ふるさと農道兄畑・兄川線」という呼称もあるらしい。
また,右の小さな文字を見ると「6月18日から11月5日まで」とある。 とすると,すでに始まっている?にしては通行止めになっていない。 今日は日曜なので通行止めが解除になっているのかも知れないが, それにしても何もないのはおかしい(注3)。

注1:地図には「屋棟岳」と記してある。
注2:「安比高原 グリーンライン」で検索すると「安比兄川グリーンライン」の名がヒットした。
注3:看板にある「25災666号その他市道兄川支線道路災害復旧工事」で検索すると, 入札調書(PDF)がヒットした。 これによると工事期間が「平成26年5月23日〜平成26年11月5日」となっている。 看板には「6月18日から11月5日まで」と書かれているので,看板を設置した時点で若干予定より遅れたようだ。 もしかすると,今現在も工事が始まっていないのかも知れない。

三叉路の中央に立つ道標(八幡平市),13:43
「安比兄川グリーンライン」の側には「兄畑・館市 22 km, Anihata Tateichi」とあり, 左の遊々の森側には「ブナの駅 0.6km, Beech Forest Lodge」と書かれている。

右折した直後はゆるい上り坂が続く(八幡平市),13:43
この辺は前森山の尾根を横断する形になるためだ。
2枚目:2013年05月の様子(2013.05.18,06:24, 13:14撮影)。

この辺から先が下り坂となる(八幡平市),13:45
2枚目:iPad mini で現在地を確認。

前森山の北尾根を下る(八幡平市),13:46
前回(下段)も撮影したが,右になにやらパイプが付いたタンクがある。


2013年05月の様子(2013.05.18,06:24, 13:15-13:16撮影)。

前森山の北尾根を下る(八幡平市),13:46-13:47
その先にもこんな場所が。 建物の裏手に,青色に塗られたパイプ(らしきもの)が何本か見える。

前方に見えてきたのが前森山,スキー場のゲレンデがたくさんある(八幡平市),13:47-13:48

2013年05月の様子(2013.05.18,06:24, 13:19撮影)。

黒沢川にかかる橋を渡る(八幡平市),13:49
道路沿いの木々の葉が茂って,沢が見えなくなっていた。


2013年05月の様子(2013.05.18,06:24, 13:20撮影)。

Part XII: 前森山北尾根〜安比高原牧場脇
2014.07.06, 13:49 - 14:07