一ノ関駅〜厳美渓〜須川温泉バス停〜大仁郷湿原へ注ぐ小川近くの小湿原〜国道342号沿いの小湿原〜やや大きな湿原〜赤川の西斜面に広がる湿原〜須川温泉バス停〜一ノ関駅 (08:35 - 17:07)
Part I: | 一ノ関駅〜厳美渓(天工橋の下流側)(一関市) 2013.06.24, 08:35 - 09:26 |
Part II: | 厳美渓(天工橋の下流側)〜天工橋(一関市) 2013.06.24, 09:27 - 09:42 ホタルイ? |
Part III: | 天工橋〜厳美渓(天工橋の上流側)(一関市) 2013.06.24, 09:43 - 09:55 |
Part IV: | 厳美渓〜磐井川右岸遊歩道〜御覧場橋〜須川高原へ(一関市) 2013.06.24, 09:55 - 10:45 |
Part V: | 〜須川温泉バス停〜栗駒山荘前(一関市/東成瀬村) 2013.06.24, 10:47 - 11:42 タニウツギ |
Part VI: | 大仁郷湿原へ注ぐ小川近くの小湿原へ(1)(東成瀬村) 2013.06.24, 11:43 - 11:53 ガクウラジロヨウラク, タニウツギ,ショウジョウバカマ |
Part VII: | 大仁郷湿原へ注ぐ小川近くの小湿原へ(2)(東成瀬村) 2013.06.24, 11:54 - 12:09 アカモノ, モウセンゴケ,アカハライモリ?,斑入りミズバショウ |
Part VIII: | 大仁郷湿原へ注ぐ小川近くの小湿原(東成瀬村) 2013.06.24, 12:09 - 12:19 ミズバショウ, コバイケイソウ,タテヤマリンドウ,イワカガミ,シロバナトウウチソウ,ワタスゲ,ミツガシワ |
Part IX: | 大仁郷湿原へ注ぐ小川近くの小湿原〜元へ戻る(東成瀬村) 2013.06.24, 12:19 - 12:29 ミツガシワ, タムシバ,コバイケイソウ,ミズナラ |
Part X: | 小川から国道342号沿いの小湿原へ出ようとしたが・・・(東成瀬村) 2013.06.24, 12:30 - 12:44 タテヤマリンドウ, 斑入りミズバショウ,??,アカモノ,ガクウラジロヨウラク,ヒカゲノガズラ,モウセンゴケ,ワタスゲ |
Part XI: | 失敗〜大仁郷湿原駐車場へ戻る(東成瀬村) 2013.06.24, 12:45 - 12:57 ワタスゲ,ウマスギゴケ, モウセンゴケ |
Part XII: | 国道342号沿いの小湿原(東成瀬村) 2013.06.24, 12:58 - 13:09 ??,ゴゼンタチバナ, ミズバショウ,ミツガシワ |
Part XIII: | 国道342号沿いのやや大きな湿原(東成瀬村) 2013.06.24, 13:11 - 13:20 イワカガミ, ミツガシワ,ヒツジグサ,ショウジョウバカマ,イワカガミ,ツマトリソウ,ツルコケモモ |
Part XIV: | 赤川の西斜面に広がる湿原(東成瀬村) 2013.06.24, 13:21 - 13:30 レンゲツツジ, 斑入りミズバショウ |
Part XV: | 西斜面湿原からやや大きな湿原へ(東成瀬村) 2013.06.24, 13:30 - 13:43 斑入りミズバショウ, ハクサンシャクナゲ |
Part XVI: | やや大きな湿原〜国道342号を通って須川温泉へ戻る(東成瀬村) 2013.06.24, 13:44 - 14:05 ミツガシワ, イタドリ,イタドリハムシ,タニウツギ |
Part XVII: | 国道342号〜須川高原温泉(東成瀬村/一関市) 2013.06.24, 14:06 - 14:33 ウラジロヨウラク, ミズナラ,ツバメ |
Part XVIII: | 須川温泉バス停〜一ノ関駅(一関市) 2013.06.24, 14:52 - 17:07 |
追加: | 採集したサンプルの観察(千代田区) 2013.06.25-06.27 |
今回は,
厳美渓
と栗駒山の麓にある須川高原を訪れた。
月曜日に出かけたのは,以下の理由による。 まず,土曜日は,全国的に天気が悪い予報が出ていた。 次の日曜日は,南東北以南はどこも天気が悪かったが, 北東北の秋田県には「晴れ,時々曇り」の予報が出ていた。 しかし,隣接する岩手県側は「曇り」だった。 栗駒山は県境にあるので,片方の県が曇りだと須川高原の天気もあまりよくならない恐れがある。 幸い,翌日の月曜日は,秋田・岩手両県とも晴れの予報だった。 今回は月曜日に会議等の予定がなかったので,久しぶりに月曜日に採集に出ることにした。 最初に訪れた 厳美渓 は,今年04月(2013.04.13)にも訪れたばかりだが,昨年起きた台風の影響によると思われる 洪水の痛手からは徐々に回復しつつあった。 しかし,例年この時期には水が少ないようで,昨年同様,磐井川の水位はかなり下がっていた。 そのせいか,また,今年は全国的に雨が少ないのもあってか,岩盤の窪みにあった水たまりの多くは干上がっていた。 厳美渓での採集・写真撮影を終えた後,須川温泉行きのバスに乗車した。 今回は,いつも訪れている湿原( 大仁郷湿原, 名残ヶ原, 野鳥の森湿原 など)ではなく, 国道342号沿いに点在するいくつかの湿原,および,大仁郷湿原の東(沢の近く)にある名称不明の湿原を訪れた。 最初に訪れたのは後者の湿原だが,ここは地図には湿原として描かれていない。 航空写真を見て「発見」した場所だ。問題はどうやってそこに到達するかだった。 この須川高原には多数の湿原があるが,その多くは深い樹林帯の奥にあり,到達不可能な場所にある。 しかし,今回目指した湿原は,大仁郷湿原に注ぐ沢の近くにあり, 沢沿いを下っていけば到達できそうだった。そして,予定通りなんとか到達することができた(注)。 その後は,国道342号を北上しつつ, これまでに訪れたことのある湿原 の他, これまで遠くから眺めるだけだったいくつかの湿原を訪れた。 注:この湿原の他,航空写真を見て栗駒山の東の登山ルートの途中, 詳しく書くと,三途の川の渡渉点の近く(上流,南西方向)にやや大きな湿原があるのに気付いた。 ここも地図では湿原としては描かれていない(草地の印のみ)が, 航空写真を見ると,南北300m,東西150mもの広がりを持つ湿原であることが判明。 そして,多数の池塘と,やや大きな池(これは地図に描いてある)がある。 三途の川の渡渉点から100mほど上流へ進み,そこから40mほど斜面を上がるとその湿原に到達できるはずだ。 40mも薮を上がるのだと大変だが,航空写真を見るかぎり,途中にも小さな湿原(ないし湿地)が1,2つあるので 連続した薮は10mほどしかない。なので,おそらく到達可能なのではないかと推察している。 問題は二つ。 1)現在の栗駒高原を訪れる方式(=日帰り)だと現地に3時間半しか滞在できないので, この時間内に行って戻ってこれるかがわからない。 一昨年(2011.10.20) は,同じ登山道の途中にある 産沼(うぶぬま) とその上にある名称不明の沼まで 行って戻ったが,それに2時間半ほどかかった。 距離的にはその時とあまり変わらないはずだが,湿原がどのような状態なのかわからないので, その辺でどれくらい余分に時間がかかるかはっきりしない。 最悪の場合を考えると,日帰りではなく須川高原温泉に一泊した方がよいかも知れない。 2)西隣には,昭和湖を経由する登山道が通っている (2007.06.24に昭和湖まで歩いたことがある)。 登山道は地獄谷と呼ばれる場所のすぐ脇を通るが,地獄谷は有毒な火山ガスが噴出していて危険なので立入禁止になっている。 湿原は,その地獄谷の東隣にあるのでその有毒ガスが流れてこないかがやや心配。 湿原は平坦な開けた場所なのでガスがたまる怖れはないし,登山道にくらべると,地獄谷からはかなり離れているので おそらく問題はないと思うのだが・・・。 機会があれば,是非訪れてみたいと考えている。 名残ヶ原 よりよほど湿原らしい湿原(池塘がたくさんあるので)だと思うのだが, この湿原がまったく紹介されていないのも,若干気になる。 登山ルートから外れていることだけが理由なら問題ないのだが・・・。 |