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2013.06.24, Part XII

国道342号沿いの小湿原

県道282号 仁郷大湯線を東へ(東成瀬村),12:58
これから前方のT字路を左折し,国道342号を北へ進む。

県道282号 仁郷大湯線を東へ(東成瀬村),12:59-13:00
ガードレール近くでニガナの仲間が黄色花と白色花をつけていた。 これは??


T字路を左折した直後,駐車場方向を撮影(東成瀬村),13:00-13:01
1枚目:右奥にさきほどの白い花(タムシバ?)が見える。 既述したように,あの近くにさきほど訪れた小湿原がある。 2枚目:白い花を望遠撮影。この角度からはすでに湿原は隠れて見えない。

国道342号を北へ(東成瀬村),13:01

国道342号沿いの小湿原その1(東成瀬村),13:02
ほどなく左に傾斜した湿原が見えてくる。 ここがこれまでに何度も訪れている「小湿原その1」だ。 さきほどは左下を流れる沢の右岸側から斜面を上がってここへ到達しようとしたが, 途中にある薮に阻まれてここまで上がってこれなかった。

国道342号沿いの小湿原その1(東成瀬村),13:02-13:03
1〜3枚目:道路際に立ち,北側を向いてパノラマ撮影。 1枚目:今下ってきた道。 2枚目:斜面の先にいくつかの水たまりが見える。

国道342号沿いの小湿原その1(東成瀬村),13:03
少し湿原側に近付いたところで再度パノラマ撮影。 以下にこれまでに撮影した画像を並べてみた。


2012年07月の様子(2012.07.28,11:46撮影)。

2011年08月の様子(2011.08.20,11:40撮影)。

2010年08月の様子(2010.08.10,10:48撮影)。

2007年06月の様子(2007.06.24,11:15撮影)。
今回と月日は同じ。ワタスゲの群生が見える。

国道342号沿いの小湿原その1(東成瀬村),13:03-13:04
道路近くの潅木地帯の縁を歩いて湿原の北端(下)へ移動。

国道342号沿いの小湿原その1(東成瀬村),13:04
傾斜湿原の一番下(北端)まで移動した。 池塘ではないが,いくつかの水たまりがある。 手前のやや大きな水たまりで採集することにした。

国道342号沿いの小湿原その1(東成瀬村),13:04
1枚目:南側の水際からは何やら白いものが流れ出ていた? なんとなく原生生物はいそうにないので, 2枚目:北側で 採集(国道342号沿いの小湿原その1)。 傾斜していること,何やら有害そうな白い泥も混じるので,観察できた原生生物はごくわずか。 これはこれまでと同じ。
観察された生物: ウロレプタス(Uroleptus), 珪藻各種, ミクロスポラ(Microspora), クロオコッカス2種(Chroococcus sp.),

国道342号沿いの小湿原その1(東成瀬村),13:05
1枚目:北側から南岸近くから出ている白いものを撮影。 2枚目:やや望遠?にして撮影。これは何だろう? この須川高原にある湿原の所々でよく見かける光景だ。 とくに,大仁郷湿原 の水底の大部分には,この白い泥というか砂状の物質が堆積している。 また,前回(2012.07.28)は薮こぎをして, 野鳥の森湿原 への出入口近くにある沼というか湿地を訪れたが, そこも北岸の水底はこのような状態だった。 温泉と関連があると思われるが,こういった場所に原生生物はほとんどいない。

国道342号沿いの小湿原その1を出る途中(東成瀬村),13:06
これはゴゼンタチバナChamaepericlymenum canadense)。開花直前だ。

国道342号を北へ(東成瀬村),13:06

一段高くなったところに国道342号沿いの小湿原その2がある(東成瀬村),13:07

道路脇の踏跡を辿って高台に上がる(東成瀬村),13:07

国道342号沿いの小湿原その2(東成瀬村),13:07
ミズバショウLysichitum camtschatcense,サトイモ科 ミズバショウ属) の花が終わり, ミツガシワMenyanthes trifoliata)は現在育ちつつある,という状態。 過去の画像とくらべると,ミツガシワの数が少ないが,これから出てくるものがあるのだろうか? 昨年(下段)より1ヶ月早いので,まだこれからなのかも知れない。


2012年07月の様子(2012.07.28,11:50撮影)。

2011年08月の様子(2011.08.20,11:47撮影)。

2010年08月の様子(2010.08.10,10:53撮影)。

国道342号沿いの小湿原その2(東成瀬村),13:08-13:09
1枚目:全景を撮影。 2枚目:なんとか水際へ近付くことができた。 ここで採集(国道342号沿いの小湿原その2)。 条件的には悪くないので,原生生物がいろいろいそうだが,ここはいつも少なめ。
観察された生物: ヒザオリ(Mougeotia), ウネリマクラ(Docidium undulatum), アルスロデスムス( Arthrodesmus incus), ツヅミモ( Cosmarium globosum), ホシガタモ( Staurastrum wandae), ハタヒモ( Netrium digitusN. oblongum), フタボシモ(Cylindrocystis brebissonii), クロオコッカス( Chroococcus turgidusChroococcus sp.), スティゴネマ(Stigonema), ワムシ, センチュウ,

国道342号沿いの小湿原その2(東成瀬村),13:09
やや腰をかがめて撮影。
1枚目:よく見ると,水中から芽が出たばかりのものがたくさんある。 やはり,まだまだこれからのようだ。

Part XIII: 国道342号沿いのやや大きな湿原
2013.06.24, 13:11 - 13:20