HOME | 研究資料館 | 地域検索 | 採集の記録 | 2013 . 06 . 09 | お知らせ

2013.06.09, Part IV

裏磐梯サイトステーション近くの沼〜白樺橋へ

白樺方面入口南側の沼へ(北塩原村),11:40
少し進むと,前方に沼が見え出す。

白樺方面入口南側の沼へ(北塩原村),11:40
これは ヤブデマリViburnum plicatum var. tomentosum,スイカズラ科 ガマズミ属)

白樺方面入口南側の沼(北塩原村),11:41
前回訪れた際(下段)は,水際に木製の小舟が2艘あったが,今回は無かった。


2012年07月の様子(2012.07.16,11:34撮影)。

白樺方面入口南側の沼(北塩原村),11:41
1〜3枚目:沼岸の様子。 前回は水際のかなり前からぬかるんでいたが,今回は乾いていた。 これも雨が少ないせいだろうか? ジュンサイBrasenia schreberi,スイレン科 ジュンサイ属) が結構ある。

白樺方面入口南側の沼(北塩原村),11:42
ここで 採集(白樺方面入口南側の沼)。 原生生物がたくさん(種数)いた。
観察された生物: ウチワヒゲムシ(Phacus landekiensis), アスタシア(Astasia sp.), ペラネモプシス(Peranemopsis granulifera), スポンゴモナス(Spongomonas intestinum), ポンフォリクソフリス(Pompholyxophrys sp.), スファエラストルム(Sphaerastrum), 小型太陽虫, コロトネベラ(Korotnevella), コクリオポディウム(Cochliopodium vestitum), ナベカムリ( Arcella gibbosaA. megastomaArcella sp.), フセツボカムリ( Centropyxis aculeataC. ecornis), ディフルギア( Difflugia claviformisDifflugia sp.), グロミア(Gromia ? 殻の表面に顆粒がある,初観察), ユーグリファ( Euglypha acanthophoraE. tuberculata), ラッパムシ(Stentor roeseli), トラケリウス(Trachelius subtilis), ロクソフィルム( Loxophyllum helusL. kahli), コレプス(Coleps hirtus), バラディナ(Balladyna), シュードコニレンバス(Pseudocohnilembus), キネトキルム(Cinetochilum margaritaceum), Tetraplektron sp. もしくは近い仲間,初観察, 珪藻各種, フタヅノクンショウモ(Pediastrum duplex), イカダモ( S. ecornis var. disciformisS. ovalternusS. quadricauda), キルクネリエラ(Kirchneriella contorta), ミクロスポラ(Microspora), サヤミドロ(Oedogonium), ミカヅキモ( Closterium acerosumC. dianae), アルスロデスムス( Arthrodesmus convergens), ツヅミモ( Cosmarium sp.2), ホシガタモ( Staurastrum vestitum), Onychonema laeve ? 細胞の丸みがより強い, ネンジュモ(Anabaena), Achromatium oxaliferum, ワムシ, ミジンコ, カイミジンコ,

白樺方面入口南側の沼(北塩原村),11:44
黄色い ウマノアシガタRanunculus japonicus,キンポウゲ科 キンポウゲ属) の花が目立った。数は多くないが。

白樺方面へ向う道路を西へ(北塩原村),11:45

白樺方面へ向う道路を西へ(北塩原村),11:46
1,2枚目:前回の採集ポイントへ着いた。 周囲からは モリアオガエルRhacophorus arboreus,アオガエル科 アオガエル属)? の声がしていた。 3枚目:iPad mini で現在地を確認。 既述したが,この少し先に北へ向う道が地図には描いてある。 しかし,前回もそうだったが,現在はそれらしい場所はまったく見当たらない(注)。

注:これも既述したが,1974-1978年に撮影された航空写真には写っている。 しかし,より新しい写真(Google mapなど)では道らしいものはまったく写っていない。

2012年07月の様子(2012.07.16,11:39撮影)。

白樺方面へ向う道路脇の沼(北塩原村),11:47
前回(2012.07.16)は道路から沼までがぬかんるんでいた。 そのため,若干手間取ったが,今回はぬかるんでいないため,スムーズに水際に近付くことができた。

白樺方面へ向う道路脇の沼(北塩原村),11:47
1〜3枚目:さらに近付いてパノラマ撮影。

白樺方面へ向う道路脇の沼(北塩原村),11:47-11:48
1枚目:水際の様子。 2枚目:ここで 採集(白樺方面へ向う道路脇の沼-01)。 ここも結構いた。
観察された生物: キストディニウム(Cystodinium), 渦鞭毛虫の一種, トラケロモナス( Trachelomonas granulosaT. pusillaT. volvocina), カリキモナス(Calycimonas physaloides), スポンゴモナス(Spongomonas intestinum), 小型鞭毛虫数種, アカントキスチス(Acanthocystis penardi), ポンフォリクソフリス(Pompholyxophrys sp.), アメーバ・プロテウス(Amoeba proteus), コロトネベラ(Korotnevella), ナベカムリ( Arcella gibbosaA. megastomaA. vulgarisArcella sp.), フセツボカムリ( Centropyxis sp.), ディフルギア( Difflugia claviformisD. oblongaDifflugia sp.), ククルビテレラ(Cucurbitella sp.), Lesquereusia 瘤状の突起数個あり, ユーグリファ( Euglypha acanthophoraE. tuberculata), トリネマ(Trinema sp.), ブレファリスマ(Blepharisma sp.)か近縁種, パラコンディロストマ(Paracondylostoma setigerum), コレプス( Coleps heteroacanthusC. hirtus), ハルテリア(Halteria), ウロスティラ(Urostyla), キネトキルム(Cinetochilum margaritaceum), ラブドスティラ(Rhabdostyla), シヌラ(Synura), マルロモナス(Mallomonas sp.), サヤツナギ(Dinobryon sertularia), 珪藻各種, パンドリナ(Pandorina), ユードリナ(Eudorina), ヒザオリ2種(Mougeotia), コウガイチリモ( Pleurotaenium trabecula), ミカヅキモ( Closterium abruptum), C. moniliferumC. rostratum), Achromatium oxaliferum, ワムシ, ミジンコ, ケンミジンコ, イタチムシ,

白樺方面へ向う道路をさらに西へ(北塩原村),11:51
前回は徒歩だったせいもあり,この辺でUターンしたが,今回は自転車なのでこのまま先へ進んでみることにした。

白樺方面へ向う道路をさらに西へ(北塩原村),11:52
1,2枚目:少し進むと,今度は道路の左(南)側に小さな沼というか,水たまりがあった。 3枚目:iPad mini で現在地を確認。ここは地図には描かれていない。 航空写真だと奥の方に池というか大きな沼がありそうに見える場所だ。 しかし,道路際にこのような沼があるようには見えなかった。 周囲にある木々の葉で被われてしまうためだろう。

白樺方面へ向う道路脇の沼-その2-(北塩原村),11:52
1,2枚目:パノラマ撮影。 水深はかなり浅いようだ。また,奥は葦原で,道路際は工事で運ばれた土砂で覆われていた。 水底には白い泥がたまっている。これだと原生生物はあまり期待できない。

白樺方面へ向う道路脇の沼-その2-(北塩原村),11:53
やや心配になりつつ,ここで 採集(白樺方面へ向う道路脇の沼-02)。 やはり少なめだが,予想したよりは多かった。
観察された生物: クリプトモナス(Cryptomonas sp.), ミドリムシ(Euglena sp.), レポキンクリス(Lepocinclis salina), トラケロモナス(Trachelomonas pulcherrima), ペラネマ(Peranema), 小型鞭毛虫数種, ナベカムリ( Arcella sp.), ディフルギア( Difflugia claviformis), Difflugia sp.), プロロドン(Prorodon sp.), コレプス( Coleps heteroacanthusC. hirtus), フロントニア(Frontonia), デキシオトリカ(Dexiotricha sp.), シュードコニレンバス(Pseudocohnilembus), 棘毛類繊毛虫, 未同定の繊毛虫, 小型繊毛虫数種, シヌラ(Synura), ドゥセリエラ(Ducelliera sp.)?, ヒザオリ(Mougeotia), ケンミジンコ,

Part V: 白樺橋へ向う道路沿いの池沼
2013.06.09, 11:55 - 12:08