名古屋駅〜高蔵寺駅〜山口駅〜屋戸橋屋戸橋〜海上の森(〜屋戸川砂防堰堤〜湿地〜三角点近く〜四ツ沢〜篠田砂防池〜北海上川沿い〜海上砂防池西端〜北海上川沿い〜四ツ沢〜海上川沿い〜海上の里〜海上砂防池〜海上の里〜物見山コースの途中まで〜四ツ沢〜海上の森入口駐車場)〜海上の森近くの名称不明の池〜屋戸橋〜山口駅〜高蔵寺駅〜名古屋駅 (09:51 - 17:13)
Part I: | 名古屋駅〜高蔵寺駅〜山口駅〜屋戸橋(名古屋市/瀬戸市) 2013.05.12, 09:51 - 11:02 |
Part II: | 屋戸橋〜海上の森(〜屋戸川砂防堰堤)(瀬戸市) 2013.05.12, 11:03 - 11:18 |
Part III: | 海上の森(屋戸川砂防堰堤〜湿地)(瀬戸市) 2013.05.12, 11:18 - 11:30 ヤチカワズスゲ? |
Part IV: | 海上の森(湿地〜三角点へ)(瀬戸市) 2013.05.12, 11:32 - 11:45 |
Part V: | 海上の森(三角点近く?〜四ツ沢)(瀬戸市) 2013.05.12, 11:46 - 11:59 |
Part VI: | 海上の森(四ツ沢〜海上川沿いを少し進んで引き返す〜篠田砂防池へ)(瀬戸市) 2013.05.12, 12:00 - 12:11 モチツツジ?, ツクバネウツギ,?? |
Part VII: | 海上の森(篠田砂防池へ)(瀬戸市) 2013.05.12, 12:12 - 12:23 アオキ?, ハナニガナ,??,ツバキ |
Part VIII: | 海上の森(篠田砂防池)(瀬戸市) 2013.05.12, 12:24 - 12:37 ?? |
Part IX: | 海上の森(篠田砂防池〜北海上川沿いを東へ)(瀬戸市) 2013.05.12, 12:37 - 13:05 ヒイラギ |
Part X: | 海上の森(北海上川沿い〜海上砂防池西端)(瀬戸市) 2013.05.12, 13:05 - 13:23 アオキ, ヒロハテンナンショウ,ヤマヤブソテツ? |
Part XI: | 海上の森(北海上川沿い〜四ツ沢〜海上川沿い〜海上の里)(瀬戸市) 2013.05.12, 13:24 - 13:43 |
Part XII: | 海上の森(海上の里〜海上砂防池)(瀬戸市) 2013.05.12, 13:44 - 13:56 |
Part XIII: | 海上の森(海上砂防池〜海上の里〜物見山コース)(瀬戸市) 2013.05.12, 13:58 - 14:16 |
Part XIV: | 海上の森(物見山コースの途中で引き返す〜四ツ沢〜海上の森入口駐車場〜)(瀬戸市) 2013.05.12, 14:17 - 14:46 タニウツギ |
Part XV: | 海上の森近くの名称不明の池へ(瀬戸市) 2013.05.12, 14:46 - 15:01 ツルニチニチソウ, ヒツジグサ |
Part XVI: | 海上の森近くの名称不明の池〜屋戸橋〜山口駅〜高蔵寺駅〜名古屋駅(瀬戸市/名古屋市) 2013.05.12, 15:01 - 17:13 ゴウソ, カヤツリグサ? |
追加: | 採集したサンプルの観察(千代田区) 2013.05.13-05.16 |
先日(2013.04.27),
久しぶりに豊橋市にある
葦毛湿原を訪れたが,
その際,いつも通り葦毛湿原の最新情報はないかと色々調べた。
その中のとあるHPに葦毛湿原が「湧水湿原」であるとの記述があった(たしかにその通り)。
それに附随して東海地方には高地にみられるような湿原は少ないが,葦毛湿原のような湧水湿地・湿原が多いという記述もあった。
調べてみるとたしかにそうらしい。
ただし,その一部は自然保護のため非公開,ないしは,特定の公開日以外は立入禁止になっている。 いつでも訪問が可能な場所の中から,アクセスが容易で,原生生物の採集地として有望そうな場所に思えたのが 今回訪れた「海上の森」(かいしょのもり,瀬戸市)だった。 「海上の森」は,2005年に開催された愛知万博(別称:愛・地球博,正式名称:2005年日本国際博覧会)の際, 最初に万博会場の候補地に上がった場所として知られている(1990.2)。 しかし,その後,オオタカの生息が確認された(1999.5)ことなどからここを会場にするのは自然破壊であるとの批判を受け 候補地から外された(2000.9)。 オオタカの生息もさることながら,ここにはたくさんの池・湿地があるらしい。 そこで,今回はそれらを目指して訪れてみた。 駅から歩いてわずか30分弱で到達できる,というのもここを選んだ理由だ。 車で訪れる場合は,北奥にある駐車場まで行かなければならないが,有望な採集ポイントである「湿地」には西側の入口から わずか10分余で到達することができた。 他にもあちこちに池がある。今回は時間に十分な余裕があったので,縦横にはり巡らされた遊歩道を歩いて いくつかを訪れることができた。 ただし,そのほとんどは砂防ダム(池)なので,本来であれば原生生物は少ないはずだ。 あまり期待せずに採集してみたが,意外にもそれらの池にもたくさんの原生生物がいた。 4日間観察を続けたが,4日目になっても新しく観察できた種がいた。 時間の関係で4日目で観察を止めたが,まだまだたくさんいそうだ。 ここも今後繰り返して訪問する必要がある。 また,種数はまだそれほど多くないが,観察された原生生物の中には今回始めて観察できた種もいくつかいた。 その意味でもここを再訪する意義は大きい。近いうちにまた訪れたい。 さらに,ここにある湿地や池は,標高100〜200mの範囲にあり,葦毛湿原(標高 約60〜70m)よりはやや高いものの, 高地にある雪田湿原(標高1000m以上)とくらべると,平地に近い場所にある。 にも関わらず生息していた原生生物の多くは高地にある湿原のそれとほぼ同じだった。 これまで平地ではほとんど見られなかった有殻アメーバのグループ(ネベラ)もいた。 とくに驚いたのは,平地にたくさんの種類が生息するクロロコックム類(いわゆるクロレラの仲間, クンショウモ,イカダモなど)がまったく観察されなかったことだ。 近くには住宅地が迫り,ほぼ平地といってもよいような場所なのだがクロロコックム類がいないのは 予想外だった。今のところ原因不明。 |