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2013.05.12, Part IX

海上の森(篠田砂防池〜北海上川沿いを東へ)

篠田砂防池(瀬戸市),12:37
踏跡を辿って池の南東へ。 前方に丸太が置いてあるが,その周囲が非常にぬかるんでいる。丸太の上に足を置いて先に進む。 不安定なので危うく転倒しそうになった。

篠田砂防池(瀬戸市),12:38
少し進んだところで,池の南東側をパノラマ撮影。

篠田砂防池(瀬戸市),12:39
赤茶色の水垢があった。期待して 採集(海上の森,篠田砂防池-02)。 翌日の観察では,期待したほど原生生物はいなかった。
観察された生物: クリプトモナス(Cryptomonas sp.), レポキンクリス(Lepocinclis ovum), トラケロモナス(Trachelomonas cylindrica), 小型鞭毛虫数種, ミクロトラクス(Microthorax simulans), ツリガネムシ(Vorticella), カンパネルラ(Campanella), 小型繊毛虫数種, 珪藻各種, ミクロスポラ(Microspora), ツヅミモ( Cosmarium pandriforme), ケンミジンコ, センチュウ,

篠田砂防池(瀬戸市),12:39-12:40
少し戻って,青々した草の近くで 採集(海上の森,篠田砂防池-03)。 ここにも水垢があった。これまでの経験だと葦原にはあまり原生生物がいないのだが, 意外にもたくさんの原生生物がいた。
その上,孵化直後のドジョウの稚魚までいた。
観察された生物: 渦鞭毛虫の一種, クリプトモナス(Cryptomonas rostratiformis), スポンゴモナス(Spongomonas intestinum), リピドデンドロン(Rhipidodendron), 小型鞭毛虫数種, ポンフォリクソフリス(Pompholyxophrys sp.), ナベカムリ(Arcella sp.), ディフルギア( Difflugia sp.), アミカムリ(Nebela sp.), トリネマ(Trinema sp.), アスピディスカ(Aspidisca costata), バラディナ(Balladyna), ウロトリカ(Urotricha platystoma), レンバディオン( Lembadion bullinumL. lucens), フロントニア(Frontonia depressa), キネトキルム(Cinetochilum margaritaceum), 小型繊毛虫数種, 珪藻各種, クロロモナス(Chloromonas), サヤミドロ2種(Oedogonium), ゲミネルラ(Geminella ellipsoidea), ヒザオリモドキ(Mougeotiopsis), ヒザオリ(Mougeotia), アオミドロ(Spirogyra), ホシミドロ(Zygnema), ハタヒモ(Netrium digitus v. lamellosum), フタボシモ(Cylindrocystis), ワムシ, ケンミジンコ,

篠田砂防池(瀬戸市),12:40
戻る途中で池の北西方向をパノラマ撮影。

篠田砂防池(瀬戸市),12:41
上と同じ位置で,再度,池の南東方向をパノラマ撮影。

左の丸太に足を置いてぬかるみを越える(瀬戸市),12:41

T字路まで戻り,ここを右折(瀬戸市),12:42
1,2枚目:パノラマ撮影。 1枚目:こちらが篠田砂防池沿いを最初に歩いた方向。 2枚目:やってきた道。

元来た道を引き返す(瀬戸市),12:44-12:45
1枚目:ここまで採集したサンプル。 採集するたびに何度もザックを開け閉めするのは面倒なので,最近は一定量たまるまで左ポケットに入れている。 今日はかなり気温が高いが,汗をぬぐうために水にぬらしたタオルを一緒に入れてあるので,かなりひんやりしている。 暑さ対策だ。 2枚目:たまったサンプリングチューブをザックに入れたので, 例によって,ザックに山口駅の自販機で購入したミネラルウォーターをかけた。

元来た道を引き返す(瀬戸市),12:45-12:46
ヒイラギOsmanthus heterophyllus,モクセイ科 モクセイ属)の若葉を撮影。

元来た道を引き返す(瀬戸市),12:46
iPad mini で現在地を確認。

「篠田砂防池」の道標があるT字路まで戻った(瀬戸市),12:48-12:49
1枚目:ここを右折。 2枚目:iPad mini で現在地を確認。 国土地理院の地図だとこの辺には遊歩道は描かれていない。
3枚目:これはこの後(14:42),海上の森入口駐車場で撮影した「海上の森 案内図」。 左は南にある「海上砂防池(通称:大正池)」へ向うルートのようだ(注)。 篠田砂防池へ近付く途中で撮影した「ハチ注意」と書かれた標柱(12:25,前頁)に, 手書きで「←峠,大正池」と書かれていた意味がわかった。
この案内図がもう少しあちこちに設置してあれば,歩きやすくなるのだが・・・。

注:この案内図には,この先で北海上川沿いを遡上して海上砂防池へ至るルートが描かれていない。 しかし,事前に入手したルートマップには,それが描いてあるので,この後,北海上川沿いを歩いて海上砂防池へ向った,のだが・・・。 この案内図にルートが描かれていない理由がその後分かった(後述)。

元来た道を引き返す(瀬戸市),12:53
ツバキの花がたくさん落ちていた場所まで戻った。

樹林帯の中を歩く(瀬戸市),12:55
2枚目:足下はスギの枯れ葉で厚く覆われている。フカフカして歩きやすい。

三叉路まで戻った(瀬戸市),13:02
1,2枚目:パノラマ撮影。 1枚目:こちらが北海上川沿いの道。この先に海上砂防池があるはず。 2枚目:こちらが四ツ沢へ戻る道。 向い側にある道標には「篠田砂防池」と「四ツ沢」と書かれた道標しかない。 この意味がこの時はまだわからなかった。

北海上川沿いを東へ(瀬戸市),13:03
少し進んだところで,iPad mini で現在地を確認。 現在の道はこの国土地理院の地図にもしっかり描いてある。

北海上川沿いを東へ(瀬戸市),13:03

北海上川沿いを東へ(瀬戸市),13:04
前方で樹林帯の中へ入る。 2枚目:空はよく晴れている。

北海上川沿いを東へ,樹林帯を抜けた(瀬戸市),13:05

Part X: 海上の森(北海上川沿い〜海上砂防池西端)
2013.05.12, 13:05 - 13:23