寝覚の床,左岸の床岩から対岸(右岸)を少しだけ望遠撮影(上松町),13:00
1枚目:屏風岩。残念ピンぼけ。最上部の奥に水際に草の生えた大きな水たまりがある。
あそこで採集したかった(注)。
2枚目:硯岩と釜岩の上にある甌穴群。
注:浦島堂の先,さらに上流へ行くと,川幅が狭くなっていて木曽川を渡れるらしい。
実際,対岸に観光客がいる写真がネット上にある。
今回は,浦島堂までで引き返してしまったので,次回訪れる際は,本当に渡れるか確かめてみたい。
さらに望遠にして個々の水たまり/甌穴を撮影(上松町),13:00
1枚目:屏風岩の上部にある水たまり。
右隣の水たまり,硯岩の上部(上松町),13:00
1枚目:上から落ちてきた水が流れた跡がある。雨が降るとあそこは水路になるのだろう。
となると原生生物は期待できない。
2枚目:その右。こちらは水路等とつながっていないようだ。ただし,水深が浅い。
雨が降らないと干上がってしまう可能性がある。もっとも厳美渓ではあのような場所にもたくさんの原生生物がいた。
確かめてみたい。
硯岩と釜岩の境界付近にある大きな甌穴2つ(上松町),13:00-13:01
1枚目:こちらには水が溜っているが,垂直に落ち込んでいる。こういう場所だと原生生物は期待できない。
2枚目:こちらには水が見えない。下方に多少は残っているだろうが,,。
既述した様に,甌穴の中に大きな岩がある。
段差のある場所に水がたまっていた(上松町),13:01-13:02
2枚目:これを採集(寝覚の床-06)。
観察された生物:
渦鞭毛虫の一種,
小型鞭毛虫数種,
アカントキスチス(Acanthocystis turfacea),
ポンフォリクソフリス(Pompholyxophrys sp.),
ユーグリファ(
Euglypha ciliata?,
Euglypha sp.),
トリネマ(Trinema enchelys),
ディプロフリス(Diplophrys sp.),
キルトロフォシス(Cyrtolophosis),
珪藻各種,
ゲミネルラ(Geminella)多数,
サヤミドロ(Oedogonium),
コウガイチリモ(
Pleurotaenium trabecula),
ミカヅキモ(C. idiosporum),
ホシガタモ(
Staurastrum alternans,
S. brebissonii,
S. lunatum,
S. punctulatum,
S. submonticulosum ?),
ケズネモ(Gonatozygon brebissonii),
浦島堂の手前に大きな岩があった(上松町),13:03
ここしか浦島堂へ到達するルートがないようだ。岩に4つ(縦に3つ,その右脇に1つ)の足場が穿ってある。
ただし,横幅が狭いので,同じ場所に両足を置くことができない(=梯子を登るようにはいかない)。
右脇にある1つは足運びが楽になるように,右足を置く場所として後で追加されたものだろう。
しかし,1つしかない(奥行きもないので足場としてはあまり役立たない)のでその先に上がるのが難しい。
結局,両手両足を使ってよじ登った。
浦島堂の前にある平坦な岩場へ上がる(上松町),13:03-13:04
2枚目:浦島堂の左側。こちらから先(上流)へ進めるか確認しかなったが,もしかすると先まで行けて,
そこに対岸へ渡れる場所があるのかも知れない。
右上にある浦島堂,屋根の上にブルーシートが架かっている(上松町),13:04
再度,浦島堂の左側を撮影(上松町),13:04
よく見ると,先まで進めそうだ。次回訪れた際は,この先まで行ってみよう。
寝覚の床,浦島堂(上松町),13:05
2枚目:堂の中を望遠撮影。「浦島大明神」の名前が見える。
浦島堂の右側,大きな岩がごろごろしている(上松町),13:06
浦島堂前から対岸をパノラマ撮影(上松町),13:07
1枚目:屏風岩(奥)と硯岩(手前)。屏風岩の上には広い水たまりが,硯岩の丈夫にはいくつかの甌穴がある。
2枚目:硯岩(左)と釜岩(右)。
3枚目:前方に対岸から川に突き出している場所がある。あそこが「マナ板岩」らしい。
こうして見ると,対岸に渡れたとしても,マナ板岩付近を通過するのは大変そうだ。危険かも。
さきほども撮影したが屏風岩と硯岩の上にある水たまり/甌穴を望遠撮影(上松町),13:07-13:08
寝覚の床,戻ろうと浦島堂前の岩を降りる(上松町),13:09
岩の隙間から生えたニガナ(Ixeris dentata)が開花中だった。
Part VII: | 寝覚の床〜寝覚の床美術公園〜車道へ上がる 2012.05.20, 13:12 - 13:37 |