上松町
寝覚の床
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上松町を流れる木曽川の景勝地(標高 約760m)。 川の両岸に方状節理を起こした花崗岩の岩盤,巨岩が続く。 箱型の岩盤の上に大小の甌穴がある。 上流にダムができる以前は現在よりも水位があり流れも急だったそうだが, 岩盤と川底の段差がかなりあるので,それなりに長期間侵食作用が働いて河床が下がったはずである。
問題は,現在,岩盤上にある甌穴や大小の水たまりがいつ頃から流水で洗い流されないようになったか, あるいは,現在も増水時には木曽川の水で洗われているかである。 左岸の岩盤の中央にある浦島堂の周辺は他より一段高く,辺には木々が育っている。 ここはあきらかに長年月洪水に洗われることはなかったはずである。 これより一段下がった位置にある甌穴や水たまりがダムができる以前から増水の影響を受けていないのか, あるいは,水位が高かった時期には木曽川の水で洗われていたかによって,そこに生息する原生生物叢の多様性が変わるはずだ。 (現在,調査中)
観察された原生生物名一覧(現在 74 種)

採集日:2012.05.20 ウオッちず で位置確認
入口〜寝覚の床
12:22 - 12:32
寝覚の床
Part I
12:32 - 12:46
寝覚の床
Part II
12:46 - 12:59
寝覚の床
Part III
13:00 - 13:21

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