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2011.07.10, Part IV

牛留池〜口笛の小径を下る

牛留池(松本市),11:56-11:59
展望所を立ち去ろうとしたところ,柵の手摺に ヤマキマダラヒカゲNeope niphonica,タテハチョウ科 ジャノメチョウ亜科)が止まった。 この蝶は,今年はすでに2ケ所( 2011.06.19 観音沼森林公園2011.07.02 志賀高原 ひょうたん池) で撮影している。 この乗鞍高原でもたくさんの個体が飛び回っていた。
ゆっくりカメラを近付けると逃げずにいたので,途中(8枚目)からマクロ撮影モードに切り替えた。 かなり接近して撮影することができた。

牛留池,展望所を出て木道の無い周回路を進む(松本市),11:59

牛留池,途中にある変わった形の木,雪の影響だろう(松本市),12:00

右は口笛の小径への分岐,ここはまず左へ(松本市),12:00

牛留池,岸辺に近付ける唯一の場所へ(松本市),12:00
沼の周囲はこれまでになくぬかるんでいた。前回もぬかるんでいたが,それ以上にぬかるんでいた(ように思う)。 岸辺に近付くのが大変。

牛留池,なんとか池端に近付いた(松本市),12:02
前回(下段)は,近くにルリイトトンボEnallagma boreale circulatum) がたくさんいた。既述したように,今回も展望所には何匹かいたが,ここでは遭遇しなかった。


前回の様子(2010.08.04,11:56撮影)。

牛留池,池端からパノラマ撮影(松本市),12:02

牛留池(松本市),12:03
実をつけたミツガシワMenyanthes trifoliata)の近くで 採集(牛留池)。 これまで通り,たくさんの原生生物がいた。 とくに,今回も大型のホシガタモ( Staurastrum longispinum), が観察されたことが注目に値する。 この種は,これまでのところ,ここでは必ず観察されるが(2005,2006,2007,2010),他ではまったく観察されていない。 牛留池を特徴づける種といえる。
観察された生物: カリキモナス(Calycimonas physaloides), カラエリヒゲムシ(Salpingoeca), 小型鞭毛虫数種, フセツボカムリ( Centropyxis aculeataC. aerophila), ディフルギア( Difflugia bacillariarumD. oblonga), 巨大なPontigulasia?, ミクロトラクス(Microthorax), キルトロフォシス(Cyrtolophosis), Chlorobotrys イカダモ(Scenedesmus), エレモスフェラ(Eremosphaera viridis), オーキスチス(Oocystis), コエノクロリス(Coenochloris), ボツリオコッカス(Botryococcus braunii), サヤミドロ2種(Oedogonium), ゲミネルラ(Geminella), ミクロスポラ(Microspora), ブルボケーテ(Bulbochaete), ヒザオリ2種(Mougeotia), カメガシラモ(Tetmemorus laevis), ウネリマクラ(Docidium undulatum), ミカヅキモ( Closterium abruptumC. baillyanumC. intermediumC. rostratumClosterium sp.), ツヅミモ( Cosmarium moniliformeC. oblongumCosmarium sp.), ホシガタモ( Staurastrum brachiatumS. longispinum), イボマタモ( Euastrum humerosum), トゲツヅミモ(Xanthidium armatum), タテブエモ(Penium sp.), ハタヒモ(Netrium digitus), フタボシモ(Cylindrocystis), ダルマオトシ(Hyalotheca dissiliens), SphaerozosmaSpondylosium sp. ウシケノリ(Bangia)?, クロオコッカス( Chroococcus pallidusC. turgidus), シネココッカス(Synechococcus), ユレモ(Oscillatoria), HapalosiphonAchromatium oxaliferum ケンミジンコ, イタチムシ, ワムシ, クマムシ,

遊歩道へ戻った(松本市),12:05
これから口笛の小径を下って「あざみ池」へ向かうが,人気が少ないので,用心して熊避けの鈴を装着した。

口笛の小径へ入る,ここからは下り(松本市),12:05

口笛の小径を下る(松本市),12:06-12:07
1枚目:途中には木道もわずかにあるが, 2枚目:大半は普通の山道。このようにぬかるんでいる場所もあった。

あざみ池へ,坂を上がる(松本市),12:08
2枚目:前回の様子(2010.08.04,12:07撮影)。 3枚目:4年前の様子(2007.11.4,12:02撮影)。

坂の上にある分岐(松本市),12:09
1〜3枚目:パノラマ撮影。 1枚目:左へ行くと牛留池を経由せずに休暇村へ戻る。 3枚目:休憩所の先に一の瀬園地・あざみ池へ降りていく道がある。 こちらへ進む。


前回の様子(2010.08.04,12:08撮影)。 今回とほぼ同時刻。

あざみ池へ,やや急な坂を下る(松本市),12:09

あざみ池へ,やや急な坂を下る(松本市),12:11
画像ではわかりにくいが,結構急な坂だ。

あざみ池へ(松本市),12:12
これはシロニガナIxeris dentata var. albida), もしくは,シロバナニガナIxeris dentata var. albiflora)? 花弁が6枚,・・・。

Part V: 口笛の小径を下る
2011.07.10, 12:13 - 12:28