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2009.08.17, Part II

前山湿原〜渋池〜志賀山・四十八池&大沼分岐

前山湿原へ(山ノ内町),10:58
1〜3枚目:リフト乗り場から少し降りたところで進行方向をパノラマ撮影。 1枚目:進行方向。 2枚目:右から来るのは前述したゲレンデを上がってくる遊歩道。

前山湿原へ(山ノ内町),11:00
1,2枚目:遊歩道の合流点で再度,パノラマ撮影。 前山湿原を横断する形で遊歩道が伸びているが,湿原内に入る木道はない。外から眺めるだけ。

前山湿原(標高 1796m,山ノ内町),11:01
いつ来てもここはこのように湿原から溢れた水が遊歩道を湿らせている。

前山湿原,いつもの場所で採集(山ノ内町),11:02
1枚目:上記のように湿原内に入ることはできないが,遊歩道沿いにごくごく小さな水たまりがある。 2枚目:そこで採集(前山湿原)
観察された生物: フセツボカムリ( Centropyxis, ディフルギア( Difflugia bacilliferaD. oblonga), プロロドン(Prorodon sp.), ロクソケファルス(Loxocephalus sp.), 棘毛類繊毛虫, 小型繊毛虫数種, 珪藻各種, エレモスフェラ(Eremosphaera sp.), ミクロスポラ(Microspora), イボマタモ( Euastrum cuneatum), タテブエモ(Penium polymorphum), ワムシ,

前山湿原(山ノ内町),11:02-11:04
道路際に咲く イワショウブTofieldia japonica)と 開花途中のヤマハハコAnaphalis margaritacea var. angustior)。

前山湿原から渋池へ(山ノ内町),11:04
前山湿原を出て渋池に到達する途中にあるわずかな茂みにこのような道標がある。 「象山の森 森林浴コース」。この「象山」は幕末に生きた佐久間象山(松代藩)に由来する名称のようだが詳細は不明。

渋池(標高 1800m,山ノ内町),11:04-11:06
1,2枚目:横手山をバックに渋池を西端からパノラマ撮影。 3枚目:先端の湿地で採集(渋池-1)。 最近は雨が多いせいかだいぶ水がある。
観察された生物: 珪藻各種, ミクロスポラ(Microspora), イボマタモ( Euastrum humerosum), ハタヒモ(Netrium digitus), ワムシ,

渋池,少し進んで採集(山ノ内町),11:06-11:07
1枚目:「渋池」の看板のある所まで移動。 2枚目:ここも道端に十分な水があった。 水面に覆いかぶさるように育っているのはヤチカワスゲ()? 3枚目:ここでも採集(渋池-2)
観察された生物: ディフルギア( Difflugia sp.), ツリガネムシ(Vorticella sp.), ボツリオコッカス( Botryococcus sudetica), ゲミネルラ(Geminella), ミクロスポラ(Microspora), ヒザオリ(Mougeotia), ツヅミモ( Cosmarium globosumC. quadrifariumCosmarium sp.), イボマタモ( Euastrum humerosum), 未同定の糸状藻類, クロオコッカス(Chroococcus turgidus), ソコミジンコ, ワムシ, ケンミジンコ,

渋池(山ノ内町),11:08
1〜3枚目:渋池のビューポイントでパノラマ撮影。 以下に過去に撮影した画像を並べてみた。


2008.07.20,11:06撮影。

2007.6.17,11:12撮影。

2006.10.9,11:11-11:14撮影。

2006.6.1,11:23撮影。

渋池(山ノ内町),11:09
ビューポイントの池端で採集(渋池-3)
観察された生物: クリプトモナス(Cryptomonas), ナベカムリ(Arcella sp.), 共生藻を持つLesquereusia or other genus ?, サヤミドロ(Oedogonium), ミカヅキモ(Closterium idiosporum),

四十八池湿原へ(山ノ内町),11:11
渋池を離れた後は,四十八池湿原へ向けてしばらく遊歩道を歩く。 昨年も書いたが, 前山湿原の標高は1796m,これから訪れる四十八池湿原は標高1880m。 よって標高差はわずか 84m。全体に平坦な道が多いが,所々にやや傾斜のある場所がある。

四十八池湿原へ,登山道に大きな砂利が(山ノ内町),11:14-11:19
ほどなく道の一面に大きめの砂利が敷き詰めれた場所が現れた(この状態が四十八池湿原まで続いていた)。 昨年までは普通の土の道だったところだ。 最初は何故?と不思議に思ったが, リフト乗り場にあった案内に,四十八池で工事中のため,この道を重機が通ると書いてあったのを思い出した。 パワーショベルや小型トラックなどが通るために道を車用に整備しなおしたのだろう。
しかし,・・・,工事が終ったあとはどうするのだろう? 土の道に比べてぬかるまないので,その分は歩きやすくなったといえるが, このままだと自然の中を歩くという雰囲気がだいぶ薄れてしまうように危惧するのだが。 訪問客が多い「観光地」の宿命か・・・。
1枚目:従来木製の橋があった場所には,厚い鉄板が敷かれていた。 2枚目:熊避けの鐘。 3枚目:このような砂利道が続いた。 砂利の粒が大きいので,普通の靴でこの上を歩くのはややきついかも知れない。 私の靴は,先日厚底のものに買い替えたばかりなので,ゴロゴロした砂利道でも難なく通ることができた。

四十八池湿原へ,登山道に色々手が加えられていた(山ノ内町),11:21-11:22
1〜3枚目:こんな場所もあった。砂利が拡散しないようにする工夫だろう。 これと似たものをかつて 出雲大社の参道で見たことがある。 4枚目:砂利の上に藁が敷かれた場所もあちこちにあった。 こうしてあると砂利がゴロゴロしないので,より歩きやすい。


2006.9.22,10:07撮影。

志賀山・四十八池&大沼分岐を右へ(山ノ内町),11:23
渋池からここまで12分(11:11-11:23)。 ついでながら,過去に撮影した画像を下段に並べてみた。 渋池からこの分岐までは,最近は10ないし11分で到達しているのがわかる。 今回は1分ほど若干余計に時間がかかった。 これは,既述したように,今回は風邪が完治していないため若干体力が落ちていたのと, 風邪がぶり返さないように控えめに歩いたのも影響していると思われる。


2008.7.20,11:17撮影。 この時は10分(11:07-11:17)かかった。

2007.6.17,11:24撮影。 この時は11分(11:13-11:24)かかった。

2006.10.9,11:25撮影。 この時は11分(11:14-11:25)かかった。

2006.6.1,11:41撮影。 この時は16分(11:26-11:41)かかった。
この時だけかなり時間がかかっているが,これは当然ながら雪のため。

Part III: 志賀山・四十八池&大沼分岐〜四十八池湿原
2009.08.17, 11:25 - 11:45