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2007.06.17, Part IV

四十八池湿原(1)

四十八池湿原へ(山ノ内町),11:28-11:29
1枚目:志賀山のビューポイントとしての案内板がある場所。 2枚目:その案内板の脇から志賀山方向を撮影。 この時期になると木々の葉が生い茂って山の裾野ははっきり見えなくなる。

四十八池湿原へ(山ノ内町),11:29
1枚目:再び,沢に架かる橋を渡る。 2枚目:ここにも残雪があったが,量はさきほどの場所に比べると少なめ。後数日で溶けてなくなるだろう。。。

四十八池湿原へ(山ノ内町),11:30
また橋を渡る。前方から来る人が写っているが,今日は休日のためまずまずの人出(注)。

注:既述したように,09:10発の長野からの急行バスに乗車していたのは私一人だった。 公共交通機関でここを訪れる人はわずかだが,皆,自家用車か観光バスでやってくるようだ。

四十八池湿原へ(山ノ内町),11:31
ここは前回(2006.10.3)も撮影した木の根元。 前回スギゴケの仲間に覆われていたが,同じコケがまだ残っていた。だいぶひからびているが,,。

四十八池湿原へ(山ノ内町),11:32-11:33
ここが前々回(2006.6.1), 残雪で覆われて斜面になっていた場所。靴先で雪を突いて足場を作りつつ,滑り落ちないように 手の指を雪の中に突き刺しながら通った。

四十八池湿原へ(山ノ内町),11:34

四十八池湿原へ(山ノ内町),11:37

四十八池湿原へ(山ノ内町),11:38
1枚目:前方に湿原が見えてきた。いくつもの池塘とその先に木道が見える。

四十八池湿原に到着(山ノ内町),11:39
2枚目:前方に四阿が見えてきた。 3枚目:四阿が近付くと,四阿とその周辺は大勢の訪問客で溢れていた。 まもなく昼になるため,皆ここで昼食をとる準備をしているところだった。

四十八池湿原(標高 1890m,山ノ内町),11:40
人の間を通り木道入口近くで湿原方向をパノラマ撮影。 画面には二人だけ写ってしまったが,この後ろには大勢の人が座って休んでいた。

四十八池湿原(山ノ内町),11:40
木道に入る前に再度撮影。

四十八池湿原(山ノ内町),11:41
前々回(2006.6.1)に比べると,さすがに ミズバショウLysichitum camtschatcense)が育っていたが, 数はそれほど多くない。花も小振りのものが多く,整った形のものが少ない。 2枚目:コバイケイソウVeratrum stamineum)。これもそれほど多くない。

四十八池湿原(山ノ内町),11:41-11:42
1枚目:木道の周囲にある池塘というか水たまり。 この辺は全体にゆるい水の流れがあるようで,これまでのサンプリング結果では原生生物はあまりいない。 2枚目:今回はどうだろうか,と思いつつ採集(四十八池湿原ー1)
観察された生物: 繊毛虫の一種, マルロモナス(Mallomonas), 珪藻各種, ケンミジンコ, ワムシ,

四十八池湿原(山ノ内町),11:42
ここでも採集(四十八池湿原ー2)
観察された生物: 珪藻各種, Coenochloris?, ミクロスポラ(Microspora), イボマタモ( Euastrum cuneatum), ダルマオトシ(Hyalotheca),

四十八池湿原(山ノ内町),11:44-11:45
1枚目:大きな水たまりを過ぎてから, 2枚目:木道脇の小さな浅い水たまりで採集(四十八池湿原ー3)
観察された生物: 珪藻各種, ハタヒモ(Netrium digitus), フタボシモ(Cylindrocystis),

四十八池湿原(山ノ内町),11:46
さらに少し先で採集(四十八池湿原ー4)。 丸太の柱の周囲にわずかだが藻塊らしきものが見える。これは分解しかかったカワモヅクだった。 ここでカワモヅクを見たのは始めて(?)。
観察された生物: 渦鞭毛虫の一種, ディフルギア( Difflugia oblonga), ユーグリファ(Euglypha tuberculata?), トリネマ(Trinema), 共生藻を持つキルトロフォシス(Cyrtolophosis), サヤツナギ(Dinobryon sertularia), 珪藻各種, サヤミドロ(Oedogonium), ゲミネルラ(Geminella), ミクロスポラ(Microspora), ヒザオリ(Mougeotia), カメガシラモ(Tetmemorus granulatus), ミカヅキモ( Closterium abruptumC. pronum), ツヅミモ( Cosmarium globosum), ホシガタモ( Staurastrum brachiatumS. hystrixS. polymorphumS. simonyiStaurastrum sp.2種), イボマタモ( Euastrum crassumE. humerosum or E. affine ?), トゲツヅミモ(Xanthidium armatum), ハタヒモ(Netrium digitusN. oblongum), フタボシモ(Cylindrocystis brebissonii), メソテニウム(Mesotaenium macrococcum), Bambusina, カワモヅク(Batrachospermum), クロオコッカス(Chroococcus turgidus), Hapalosiphon, ワムシ, ケンミジンコ,
観察された生物(06/21): ツリガネムシ(Vorticella) アルスロデスムス( Arthrodesmus extensus),

四十八池湿原(山ノ内町),11:46-11:48
1枚目:画面左端に木道の終点にある休憩所が見えてきた。 2枚目:その近く,潅木地帯が迫っている場所で採集(四十八池湿原ー5)。しかし水が少なくヘドロ状。 3枚目:すぐ先に多少水の多いところがあったので,その場所から水を吸い取って加えた。
1枚目: 前回(2006.10.9), この辺から先の木道は片側のみ改修が終わっていた。今回は画面のように,すでに両側とも改修が済んでいた。
観察された生物: ディフルギア( Difflugia bacillariarumD. oblongaDifflugia sp.), 共生藻を持つプラチオフリア(Platyophrya similis), 珪藻各種, ミクロスポラ(Microspora), ヒザオリ3種(Mougeotia), ハタヒモ(Netrium digitus), フタボシモ(Cylindrocystis brebissonii),

Part V: 四十八池湿原(2)〜渋池〜ひょうたん池
2007.06.17, 11:49 - 12:33