MENU | 原生生物界 | アルベオラータ | 繊毛虫 | 貧膜口綱 | 周毛亜綱 | ツリガネムシ目

ズータムニウム科 Zoothamniidae

| ズータムニウム属 | イントランスティルム属 | クラスペドミオスキストン属 |

line
null1
Contributors of these images
1; ,

綱:口部装置がある場合は、body cilia とは明瞭に区別される。 1つのparoral dikinetidと多数の polykinetidsによって構成される。 口部構造は腹側の oral cavity内、あるいは infundibulum内にある。 body ciliaは monokinetids で前方に向かう overlapping kinetodesmal fibrilsと divergent postciliary ribbons、radial transverse ribbonsが付属する。 caudal ciliaがあるのが普通。
生活環は複雑。あるグループは、餌の量によってmicrostomeと macrostome の2つの状態をとる。 cystを形成し tomontと呼ばれる状態になり、その中で細胞分裂して tomites となることもある。 脱シストすると therontとなり、やがて trophontとなる。

亜綱:細胞は3部分からなる。 1)口部域(oral); peristome は明瞭で、周囲に dikinetid fileとoral polykinetid がある。 polykinetidは細胞口(cytostome)があるoral cavity( infundibulum)から出ている。 2)aboral;suction-disc(scopula) を形成するkinetosomes、もしくは、固着性の種では stalkを分泌する。 3)telotroch band;mobile speciesでは常に繊毛があるが、固着性の種では mobileな時期にのみある。口部域は伸縮することもできる。いくつかの種ではロリカを形成する。
目:亜綱と同じ。

科:成熟trophontは固着性。細胞体は短い。C字型の大核。大半はロリカをもたない。 stalkには収縮性がある群体全体が一度に収縮する。 単独の場合,stalkの基部には収縮性がない。 (=群体の場合、zooidはstalkのmyonemeの一部を共有する)

Zoothamnium属
stalk全体が収縮する。myonemeはstalk全体にある。
Intranstylum属
stalkの基部は収縮しない。myonemeはstalkの上部のみにある。ロリカは形成しない。
Craspedomyoschiston属
stalkの基部は収縮しない。myonemeはstalkの上部のみにある。収縮性の上部stalkの位置に 円盤状のロリカを形成する。

LINKS
Images
Vorticella In: Microvision Image Gallery - Electron Microscopy at www.pbrc.hawaii.edu

Subdivisions
ズータムニウム属
 Zoothamnium
arbuscula, simplex
イントランスティルム属
 Intranstylum
aselli, oviforme
クラスペドミオスキストン属
 Craspedomyoschiston

 (formerly Mysochiston)
sphaeromae

References

  1. Corliss, J.O., 1979, The Ciliated Protozoa - Characterization, Classification and Guide to the Literature, 2nd, Pergamon Press.

  2. Hausmann & Hülsmann, 1996, Protozoology, Thieme Medical Pub.
  3. 岩波・生物学辞典・第4版, 岩波書店, 1996.
  4. Margulis, L., Corliss, J.O., Melkonian, M. and Chapman, D.J. (eds.) , 1991, Handbook of Protoctista. Jones and Bartlett, Boston.
  5. ハウスマン著・扇元訳, 1989, 原生動物学入門, 弘学出版.
  6. Margulis & Schwartz, 1988, Five Kingdoms; An illustrated guide to the phyla of life on earth, Second edition, Freeman and Company.
  7. Lee, J.J., Hutner, S.H. & Bovee, E.C. (eds.), 1985, An Illustrated Guide to the Protozoa., Society of Protozoologists.
  8. 猪木正三監修, 1981, 原生動物図鑑, 講談社サイエンティフィク.
  9. Kudo, R.R., 1966, Protozoology 5th ed., Charles C Thomas Publisher.

Copyright 原生生物情報サーバ