MENU | 原生生物界 | アルベオラータ | 繊毛虫 | 貧膜口綱 | 膜口亜綱 | アンキスツルム目 | フィラスタ亜目

シュードコニレンバス科 Pseudocohnilembidae

Evans and Thompson, 1964
| シュードコニレンバス属 (Pseudocohnilembus) |

line
Pseudocohnilembus1 Pseudocohnilembus2
scale 50 μm scale 100 μm scale 150 μm; x 400
Contributors of these images
1-2; Pseudocohnilembus sp.,

Pseudocohnilembus 綱:口部装置がある場合は、body cilia とは明瞭に区別される。 1つのparoral dikinetidと多数の polykinetidsによって構成される。 口部構造は腹側の oral cavity内、あるいは infundibulum内にある。
body ciliaは monokinetids で前方に向かう overlapping kinetodesmal fibrilsと divergent postciliary ribbons、radial transverse ribbonsが付属する。 caudal ciliaがあるのが普通。
生活環は複雑。あるグループは、餌の量によってmicrostomeと macrostome の2つの状態をとる。 cystを形成し tomontと呼ばれる状態になり、その中で細胞分裂して tomites となることもある。 脱シストすると therontとなり、やがて trophontとなる。
亜綱:細胞全体に繊毛がある。 通常,右側に paroral dikinetidが,左側に oral polykinetidsが 1-3列ある。

目:右側のoral dikinetidは a, b & c segmentsからなる。細胞体は dikinetids。 stomatogenesisは通常,口部域すぐ後の c segmentか scuticovestigeの kinetosomesから始まる。
Body ciliaの dikinetids 部分は細胞体の半分以上を占める。 共生をするものにはThigmotactic field?を作るものもある。 oral kinetidsの右側は、a, b, c segmentsによって構成されている。 多くは海産か汽水性。自由生活種の他に寄生性(もしくは共生)のものもいる。
stomatogenesisは通常,口部域すぐ後の c segmentか scuticovestigeの kinetosomesから始まる。

亜目:Paroral dikinetids は、他の口部構造よりも短い。 また、paroral dikinetidsからribbed wallが発達することはない。

科:Oral polykinetidsの並ぶ方向は,細胞体の長軸方向とほぼ同じ。
Oral polykinetiesは2列のみ。
これらとparoral dikinetidは明瞭な膜状構造を呈する。

LINKS

Subdivisions
シュードコニレンバス科
 Pseudocohnilembidae
シュードコニレンバス属
 Pseudocohnilembus
hargasi, longisetus, marinus

References

  1. Corliss, J.O., 1979, The Ciliated Protozoa - Characterization, Classification and Guide to the Literature, 2nd, Pergamon Press.

  2. Hausmann & Hülsmann, 1996, Protozoology, Thieme Medical Pub.
  3. 岩波・生物学辞典・第4版, 岩波書店, 1996.
  4. Margulis, L., Corliss, J.O., Melkonian, M. and Chapman, D.J. (eds.) , 1991, Handbook of Protoctista. Jones and Bartlett, Boston.
  5. ハウスマン著・扇元訳, 1989, 原生動物学入門, 弘学出版.
  6. Margulis & Schwartz, 1988, Five Kingdoms; An illustrated guide to the phyla of life on earth, Second edition, Freeman and Company.
  7. Lee, J.J., Hutner, S.H. & Bovee, E.C. (eds.), 1985, An Illustrated Guide to the Protozoa., Society of Protozoologists.
  8. 猪木正三監修, 1981, 原生動物図鑑, 講談社サイエンティフィク.
  9. Kudo, R.R., 1966, Protozoology 5th ed., Charles C Thomas Publisher.

Copyright 原生生物情報サーバ