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レイオトロカ目 Mobilida

遊泳類 : Kahl, 1933
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Trichodina1 Trichodina2
scale 50 μm scale 100 μm scale 150 μm; x 400
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1-2; Trichodina sp.,

綱:口部装置がある場合は、body cilia とは明瞭に区別される。 1つのparoral dikinetidと多数の polykinetidsによって構成される。 口部構造は腹側の oral cavity内、あるいは infundibulum内にある。
body ciliaは monokinetids で前方に向かう overlapping kinetodesmal fibrilsと divergent postciliary ribbons、radial transverse ribbonsが付属する。 caudal ciliaがあるのが普通。
生活環は複雑。あるグループは、餌の量によってmicrostomeと macrostome の2つの状態をとる。 cystを形成し tomontと呼ばれる状態になり、その中で細胞分裂して tomites となることもある。 脱シストすると therontとなり、やがて trophontとなる。

亜綱:細胞は3部分からなる。 1)口部域(oral); peristome は明瞭で、 周囲に dikinetid fileと oral polykinetidがある。 polykinetidは 細胞口(cytostome) があるoral cavity(infundibulum)から出ている。 2)aboral;suction-disc (scopula) を形成する。 kinetosomes、 もしくは、固着性の種では stalkを分泌する。 3)telotroch band;mobile speciesでは常に繊毛があるが、 固着性の種ではmobileな時期にのみある。
口部域は伸縮することもできる。いくつかの種では ロリカを形成する。

口部の窪みの奥から繊毛が伸びる。 peristomal fieldに並ぶ。 それ以外には細胞体に繊毛はない。 一部,aboral girdleとして繊毛があるものがいる。

目: trophontが遊泳する種のグループ。 scopula (holdfast-disc)には リング状に繊毛が配列。trochal bandには常に繊毛がある。 多くは他の生物に寄生(共生)する。

トリコディナ科
 Trichodinidae
Denticles of holdfast complexがあり hocksとspinesがついている。
ウロセラリア科
 Urceolariidae
Denticlesは単純でスムーズ。口部の直径とaboral diam.がほぼ同じ。
大核は長い。cortical ringはない。
レイオトロカ科
 Leiotrochidae
Denticlesは単純でスムーズ。口部の直径とaboral diam.がほぼ同じ。
大核は bulbousでH形。cortical ringを持つ
ポリシクラ科
 Polycyclidae
Denticlesは単純でスムーズ。口部の直径よりも aboral diam.が大きい。
2 trochal bands; 大核は長く, thick-noded。
トリコディノプシス科
 Trichodinopsidae
Denticlesは単純でスムーズ。口部の直径よりも aboral diam.が大きい。
1 trochal band; 核は comact型。円盤状

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Subdivisions
トリコディナ科
 Trichodinidae科
Trichodina pediculus, urinicola, mutabilis
Vauchomia nephritica
ウロセラリア科
 Urceolariidae科
Urceolaria korschelti, elongata
レイオトロカ科
 Leiotrochidae
レイオトロカ属
 Leiotrocha
patellae
ポリシクラ科
 Polycyclidae科
Polycycla synaptae
トリコディノプシス科
 Trichodinopsidae科
Trichodinopsis paradoxa

References

  1. Kahl, A., 1933, Ciliata libera et ectocommensalia., In: Grimpe, G. & Wagler, E., eds., Die Tierwelt der Nord- und Ostsee, Lief. 23 (Teil II, c3), Leipzig, pp. 29-146.

  2. Corliss, J.O., 1979, The Ciliated Protozoa - Characterization, Classification and Guide to the Literature, 2nd, Pergamon Press.

  3. Hausmann & Hülsmann, 1996, Protozoology, Thieme Medical Pub.
  4. 岩波・生物学辞典・第4版, 岩波書店, 1996.
  5. Margulis, L., Corliss, J.O., Melkonian, M. and Chapman, D.J. (eds.) , 1991, Handbook of Protoctista. Jones and Bartlett, Boston.
  6. ハウスマン著・扇元訳, 1989, 原生動物学入門, 弘学出版.
  7. Margulis & Schwartz, 1988, Five Kingdoms; An illustrated guide to the phyla of life on earth, Second edition, Freeman and Company.
  8. Lee, J.J., Hutner, S.H. & Bovee, E.C. (eds.), 1985, An Illustrated Guide to the Protozoa., Society of Protozoologists.
  9. 猪木正三監修, 1981, 原生動物図鑑, 講談社サイエンティフィク.
  10. Kudo, R.R., 1966, Protozoology 5th ed., Charles C Thomas Publisher.


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