綱/亜綱:多くは大形の細胞で、収縮性に富むものが多い。なかには細胞質内に色素を含むものがいる。 独特の周口小膜域 (adoral zone of membranelle, AZM)をもつが、 繊毛は細胞全体に一様にある。 大核は卵円形か数珠状のものが多い。寄生性・自由生活両方のタイプがある。
Somatic kinetidsは mono- or dikinetidsで, つぶれた形の細胞の両サイドに互いに近接して並んでいる。 口部左側のpolykinetidsは先端部で丸く並ばない。 例外は StentorとLicnophora。 細胞はとがった形をしている。
目: Dikinetids のうち通常は前方のものだけから 繊毛が発達する。 口部左側の polykinetids はよく発達し,移動や捕食のために利用される。 細胞体の繊毛(body cilia)は口部域まで侵入する。 suture がない。
Alveolar membrane system はあまり発達していない。 多くの種は収縮性がある。 cytopyge がある。 収縮胞は、collecting canals と大きな collecting vacuole からなる。
細胞は左右方向につぶれていない(例外:Blepharismidae)。 共生するものはまれ。
一部は色素を含む。亜目:海洋性。 ロリカをもち植物や無脊椎動物に付着。
Oral polykinetidsは大きく発達して羽状。細胞全体に繊毛がある。
フォリクリナ科
Folliculinidae亜目と同じ。 Magnifolliculina属 大核は1個で卵形。 ロリカは底に平行に形成される。 フォリクリナ属
Folliculina大核は1個で卵形。 ロリカは途中から45度上に折れ曲がる。 chamberはない。 Parafolliculina属 大核は1個で卵形。 ロリカには出口と奥のchamberの間にリング状にふくらんだ部分がある。 Metafolliculina属 大核は数珠状。 ロリカは途中から90度上に折れ曲がる。
細胞の「首」の部分にはラセン状構造がある。Pebrilla属 大核は数珠状。 ロリカには横方向に溝があり2つの chamberに分かれる。
繊毛虫門 Ciliophora Doflein, 1901
ポストキリオデスマトフォラ亜門 Postciliodesmatophora Gerassimova & Seravin, 1976
旋毛綱 Spirotrichea Butschli, 1889
異毛亜綱 Heterotrichia Stein, 1859
ラッパムシ目 Heterotrichida
(「An Illustrated Guide to the Protozoa」;「生物学辞典」)
繊毛虫門 Ciliophora Doflein, 1901
多膜綱 Polyhymenophorea Jankowski, 1967
旋毛亜綱 Spirotrichia Butschli, 1889
異毛目 Heterotrichida Stein, 1859
異毛亜目 Heterotrichina Stein, 1859
Subdivisions
フォリクリナ科 Folliculinidae |
マグニフォリクリナ属 Magnifolliculina |
binalata |
フォリクリナ属 Folliculina |
aculeata | |
パラフォリクリナ属 Parafolliculina |
mirabile | |
メタフォリクリナ属 Metafolliculina |
producta, gunneri, limnoria | |
ペブリラ属 Pebrilla |
paguri |
References