Raphidomonadales; ラフィドモナス目
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1-4; Gonyostomum depressa, 5-6; Vacuolaria sp.,
細胞表面には細胞壁や鱗などはないが、硬い ペリクル(pellicle)をもつため 細胞の形は変形しにくい。 pellicle下には、 突出体(extrusomes)として mucocystsの他に トリコシスト(毛胞;trichocysts) に由来すると思われる構造(変形した紡錘状毛胞)があるが、 その機能はわかっていない。
細胞前端腹側の溝から2本の不等長の鞭毛が伸びる。前方へ向かう鞭毛は2列の マスチゴネマ。 片方は裸で、長く細胞後端部へ伸びるが、ほとんど運動性はない。 各鞭毛の kinetosomesは kinetidsを介して核とつながっている。
核の先端部周囲にゴルジ体由来の円盤がある。バクオラリア(Vacuolaria)ではゴルジ体が 収縮胞(contractile vacuole)の 機能をになっている。
葉緑体は細胞内に多数あり、クロロフィル a, c, β-カロチンを含む。二重膜と核と結合していない 小胞体槽からなる被膜。三重のチラコイド。帯状ラメラ(girdle lamella)。 眼点は認められない。貯蔵物質は油滴とクリソラミナリン(?)。
淡水性と海水性がいる。有性生殖も知られている。
Metakaryota上門
クロミスタ門 Chromista
不等毛 (植物) 亜門 Heterokonta Luther, 1899
ラフィドモナス綱 Raphidomonadea Heywood & Leedale, 1983
(Hausmann & Hülsmann「Protozoology」2nd ed.)
ラフィド藻門 Raphidophyta
(「Handbook of Protoctista」)
不等毛植物門 Heterokontophyta
ラフィド藻綱(緑色鞭毛藻綱) Raphidophyceae (Chloromonadophyceae)
(「生物学辞典」)
有毛根足虫門(肉質鞭毛虫門) Sarcomastigophora Honigberg & Balamuth, 1963
鞭毛虫亜門 Mastigophora Diesing, 1866
植物性鞭毛虫綱 Phytomastigophorea Calkins, 1909
ラフィドモナス目 Raphidomonadida Heywood & Leedale, 1983
(クロロモナス Chloromonadida Klebs, 1892)
(「An Illustrated Guide to the Protozoa」;「生物学辞典」)
クロロモナス目 Chloromonadida Klebs, 1892
(「原生動物図鑑」;「原生動物学入門」)
Images
Culture collection
Subdivisions
ラフィドモナス目 Raphidomonadida (Raphidomonadales) |
シャトネラ属 Chattonella |
antiqua |
ウミイトカクシ属 Fibrocapsa |
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ゴニオストマム属 Gonyostomum |
semen | |
アカシオモ属 Heterosigma |
akashiwo | |
スベリコガネモ属 Olisthodiscus |
luteus | |
Thaumatomastix | ||
バクオラリア属 Vacuolaria |
virescens | |
Merotricha |
References